技術というのは、あるものの上に別のものが覆いかぶさっていて、マトリョーシカのようにあけてもあけても別の人形が出てくるような特性があったりします。
で、その奥へ奥へと突き進むと、最初の問題からだいぶかけ離れたところに着地したりして。
アプリケーションのバグが出た → ミドルウェアの設定のせいだった → OSの設定を変えないといけない・・・
みたいに多岐にわたって領域を横断する羽目になるのですが、それはそれで楽しいものだったりもします。
ただ、そのときはその問題を解決するために(アプリケーションのバグを修正するために)掘り進めていったから軽く流してみたんだけど、よくよく見るといろんな技術的な要素があって「興味をそそられるなぁ~」とか、とりあえず設定してうまくいったけど調べてみると実はあの設定ってセキュリティ的にまずいじゃん、見たいなことになったり。
で、そうなった場合にその領域にもう少し深く踏み込んでみるんですが、こういうことを繰り返していると、あれも調べなきゃとか、これはどうなってるんだろうと疑問に思ったりと時間がいくらあっても足らないよ、という状況に陥ります。
あと、例えば昔にある言語でプログラミングした経験があるけど、1年も触らなかったら忘れてたり。
そして、それを思い出すためにまた調べてみたり。
おまけにバージョンがあがって仕様が変わってたり、いろんな要素が追加されたりとか・・・。
そういう環境で、あれも調べなきゃ、これも使ってみたい、というようなエンジニアも多いのではないでしょうか。
興味の対象がどんどんと拡大していくことは悪いことではないと思います。
ただ、どこかで踏ん切りをつけないとキリがなくって、その裁量に悩まされたりします。
エンジニアとして、こんな中途半端な知識だけではダメだという想いが出てくるわけです。
特にネット上ですごい人を見るとなおさらそれがあせりに変わってきたり。
自分の中では、多方面で高い成果を上げることは難しいと感じているので、ある程度分野を絞ってそれなりの知識を身につけておこうと思っています。
通信簿のオール5というのは、まず無理(特に教科書があるわけでもなく、しかも領域も幅広すぎる)なので、ある分野で「4」ぐらいを目指し、他のところで経験した分野では最低でも「3」ぐらいの知識を持っておこうかなぁとそう感じています。
エンジニアには「はじめからやり直したい症候群 」というものがあるらしいです。
同じように、あれも調べなきゃ(調べたい)症候群というものもあるような気がしました。
なんか、こういうことに情熱を向けられなくなったらエンジニアとして飯も食っていけなくなるのかなぁと。
それは、俺のやる仕事じゃないよ症候群よりは全然ましな症状かと思ったりはしますが。