技術好きじゃないエンジニアっているの?と思われる人もいるかもしれませんが、実際には好きなエンジニアよりそうではないエンジニアの方が多いような気がします。
嫌いと言うわけではないのでしょうが、格段に興味を引く対象ではなくこれも仕事だからと割り切ってエンジニア職を全うしているような人たちです。
エンジニアと言うとなんとなくPC好きでネットにのめりこんでいるようなイメージが付きまといますが、そうでもない人も沢山いるわけです。
会社でPCを使っているから家に帰ったらPCは起動させないと言うような人は、実際に私の周りにもいたりします。
PCの主用途であるネットに関連する技術を持っているから・・・というところからか、どうしても技術好きな人たちをイメージしすぎてしまうのでしょうかね。
ただ、これはどの職種でもそれを好きでやっていると言う人のほうが少ないでしょうから、エンジニアもまた例外ではありません。
そういう技術にあまり興味を持っていないエンジニアのネットとの付き合い方は基本的には、一般の人のそれと大差がありません。
技術好きなエンジニアのネットとの接し方は、技術的な要素に偏ってそれを見ていたりします。
仕事に使えそうなサービス、サービスそのものと同様にその裏の動作原理を探ろうとしたりします。
画面を見るより、HTMLのソースを見たりするほうが先だったり。
技術を活かす場は仕事が中心になりますから、それとの関連性を常に意識していたりします。
単なるワーカホリックなのかもしれません。
そうでは無いエンジニアは、非エンジニア職の人のネットの付き合い方と同じく、純粋に自分の生活でその情報やサービスが役立つかどうかで興味を持っています。
技術を活かそうとするわけありませんから、特にその中にあるものに興味があるわけではありません。
ネットでの創造者たるエンジニアでも、ネットの世界では一消費者として利用している人が多いわけです。
経済産業省の「平成18年特定サービス作業実態調査 」によると、ソフトウェア業に従事している従業員は約56万人いるそうです。
これ全てがエンジニアと言うわけでは無いでしょうが、相当数の人が日々何らかの技術的な要素を持つ業務に取り組んでいる事になります。
そういう人の中には、技術が好きで好きでこの業界に入ってきた人もいれば、大学で学んだ事を活かせる場としてこの業界以外に無かったと言う人もいるでしょう。
興味を持って入ってみたはいいけど、デスマーチに疲れて技術に関わる事が億劫に(問題は技術ではありませんが)思っている人もいますし、ビジネスロジックの構築と言うルーチン業務にそれ以上の技術的な面で興味がもてなくなったという人もいるでしょう。
結局エンジニアのイメージが一人歩きしているだけなのですが、日常的に仕事のことを考えている人はエンジニア以外の職種についている人の中にもいますし、特別な仕事をしているにもかかわらず仕事を離れればそれに
まったく興味を示さない人もいます。
言い換えればこれは、「仕事が好きなエンジニア」と「仕事が好きではないエンジニア」という分類にいきつくのだと思います。
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