先日の台風19号では佐渡島でも大きな被害が出ました。心よりお見舞い申し上げます。
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(前回までの記事はこちら→その1、その2、その3、その4、その5、その6)
思いのほか佐渡奉行所が見どころ満載で、ずいぶん長居してしまいました。
船の出港時刻が近づいてますが、もう一箇所、必ず寄らなければならない場所があります。
佐渡と言えばここ。
「佐渡金山跡」にやってきました!
観光用に2種類の坑道が公開されています。
【Bコース】宗太夫坑(江戸時代の手掘り坑道) 所要時間 30分
【Cコース】道遊坑(明治以降に掘られた坑道) 所要時間 40分
両方見てる時間はないので、断腸の思いでCコース(道遊坑)を選択しました。
時間があればAコース(2坑道セット)にしたかった…。
チケット売り場の横の入口をくぐると、すぐに、坑道への入口が2手に分かれています。
右正面がBコース(宗太夫坑)です。僕はCコース(道遊坑)なので左へ進みます。
中に入ると一気に温度が下がります。坑道内は約10℃だそうです。
涼しいというより、寒い!(※)
真夏でも厚めの上着を着て行った方がよいでしょう。
一年を通して涼しく温度変化が少ないので、坑道の一部は、酒類熟成所として現在も活用されています。日本酒・焼酎・ワインなどを熟成しているようです。
ちなみに僕の知る限り、佐渡島にブルワリーはまだありません。
ここで「佐渡金山ラガー」を醸造したいなぁ…(^^)
さらに深く進んでいくと、天井が高くなり、トロッコのレールが伸びるトンネルに出ます。
さらに大きな地下空間に出ました。
ここは、あの奇妙な山の割れ目「道遊の割戸」の真下なのです。
割れ目は江戸時代の露天掘りで出来たものですが、明治時代にこの坑道ができて更に採掘が進み、ついには上から光が射したそうです。
現在は光は見えませんが、採掘の規模の大きさに圧倒されます。
かつてトロッコが行き交ったトンネルを進み、出口へ向かいます。
ようやく出口に着きました。
トンネルの先には、採掘機械や資料の展示館があります。
この資料館では、昭和25年(1950年)に製作された貴重なニュース映画を見ることができます。
前々回の記事で訪れた北沢浮遊選鉱場の在りし日の姿も映像に収められています。
世界有数の金の産地として、活気に溢れていたころの様子が見れます。
かなり貴重な映像だと思うので、ここに来たら絶対見てください!
帰り際に振り返ると、道遊の割戸が正面に見えました。
何度見ても奇妙な形です。