ザウバーC24とウィリアムズFW27のノーズ比較
ザウバーC24とウィリアムズFW27のノーズコーンを比較。
両方ともに2005年のマシンです。
ザウバーの方がウィリアムズに比べて太めですね。
モノコック側の端部の幅はレギュレーションで定められているのでしょうから、両方ともに同じですが、
FW27は先端に向かってより細くなっています。
ザウバーはこのころのフェラーリのコピーマシンでしたから、フェラーリのノーズも太め。
側面から見ると形状の違いがよりはっきりします。
ザウバーは底面がほぼ直線状である一方、ウィリアムズは湾曲しています。
すなわち、ノーズ底面の空力に対する考え方がかなり違うのでしょうね。
底面。
モノコックとの連結部分。
かなり違います。
ザウバーは左右に2本太めのピンが設けられ、下側細めのピンが1本設けられています。
一方、ウィリアムズは4隅に太めのピンが設けられています。
また、端面については、ザウバーが比較的複雑ですが、ウィリアムズは略真四角でありよりシンプルな形状ですね。
これは、ザウバーの端面の拡大です。
アルミハニカム構造が見えています。
すなわち、アルミハニカムをカーボンで挟み込んで整形しているようです。
こちらはウィリアムズ。
ザウバーのようにアルミハニカム構造は見えません。全てカーボンで制作しているのでしょうか?
それとも、アルミハニカム構造を用いているものの、露わにならないようにケアしているのでしょうか?
何れにしても、ノーズの製造に関しても、ザウバー(フェラーリ?)とウィリアムズとでは見た目以上に違いがありそうですね。
Williams FW27 nose cone
ウィリアムズ FW27 ノーズコーン
2005年トルコGP ドライバーはマーク・ウェーバー
F1のパーツは、マシンが特定できても、それがどのグランプリで使用されたのか、
使用されたのであれば決勝なのか予選なのか、ドライバーは誰なのか?
これがハッキリと分かるものは少ないです。
しかし、このノーズコーンは、上記のようにどのグランプリで誰がドライブしたものかハッキリしています。
その理由は、先端の破損が決勝中のクラッシュによるものだからです。
クラッシュ痕があると、そこから使用グランプリ等が分かります。
そして、これはシューマッハのフェラーリF2005とクラッシュしたものです。
このリンク先の 画像からもそうであることが分かります。
そう、おそらく皆さん、このノーズを国際映像で見ていた可能性があります。
そう思うと、ちょっと嬉しいパーツですね。
裏側です。
ウィングステーも失われています。
ウィングステーの接続部分です。
これからも分かるように、ノーズコーンとウィングステーは接着剤も使用して接合されていたようですね。
このようにクラッシュパーツは、日頃お目に係れない、各パーツの内部構造も分かったりします。
ノーズコーンの内側です。
#14は、何を示しているのかな?ちょうどトルコGPが第14戦ですが、それか?
3.085kgは重量?そんなに軽かったかな?今度測ってみますか。
壊れた先端部分からの眺め。
あまり面白くありませんね。
電源ジャンプケーブルの効果
ホームコースの距離が長くなったので、電源ジャンプケーブルで中間区間と電源近辺を接続。
自分で走らせたところ、中間区間の加速が良くなった気がしました。
そこで、電源ジャンプケーブルの効果を検証しました。
カレラのデジタルコースでは、オートでスロットカーを走らせることができます。
まあ、オートといっても、一定のスピードを維持させるだけですが。
オートで走らせ、電源ジャンプケーブルの有無でラップタイムに差が出れば、その効果がありということ。
その結果は以下の通り。
電源ジャンプケーブル無しの場合、10周平均が14.816秒 最速14.556秒 最遅14.995秒
電源ジャンプケーブル有りの場合、10周平均が14.190秒 最速14.062秒 最遅14.190秒
電源ジャンプケーブル有りのラップタイムが明らかに速いことが分かりました。
平均タイムは約4%速く、最速と最遅との差も電源ジャンプケーブル有りの方が小さいです。
最速と最遅との差が小さいということは、スロットカーに供給される電力がより安定しているということで、
これは良い効果ですね。





























