続編。

インドで恋人と暮らしていたマット・デイモン、

工作によって殺人者に仕立てられ、暗殺者の手が…

てことで、CIAと暗殺者と戦うことに。

で、このCIAと暗殺者とか、ストーリーがちょっと複雑です、

少なくとも登場人物がわかってないと結構きびしいかもしれないんで、

前作「ボーン・アイデンティティー 」を見てから見たほうがいいです。

前作と同じ登場人物も結構出てるし話のポイントになったりしてるんで。


このシリーズ、カーチェイスが結構見せ所になってるもたいです。

今回も黄色いタクシーでドイツの街を走り回ります。

結構激しいです。

で、このシリーズ、そういえばそこまで銃に頼ってないかもしれません。

他のハリウッドのアクション映画のようにものすごい派手な銃撃戦があって

ばたばたと人が倒れていくってのは少ないかもしれないです。

どうやら、よりリアルな暗殺者ってのをイメージしてるようです。

カーチェイスでもリアルさが出ているのかは分かりませんが、

舞台がヨーロッパというのもあり道が細かったりして

ハリウッドのだだっ広い道路でのカーチェイスとは一味違うところがよいです。


路面電車とか使ったり、

電車に乗って降りて船に飛び移って橋に登ってまた電車に乗たりとか、

車に乗ってる時はちゃんとその土地の地図を見てたりとか、

電車の時刻表確認してたりとか、結構細かくて面白いです。

地図を一見して道覚えてるっぽいのがすごいです…


映画で、主人公の指紋を爆弾に残しておいたりとか、

夫を殺し妻も自殺したように見せかけておくとかやってました。

なんかCIAとか、ほんとにそういうことやってそうですよね。

世の中に出てないこととか、事故とかになってることとか、

実はアメリカが糸を引いていたんじゃないか…とか思ってしまいますね。

「CIA、アメリカ合衆国大統領直属の諜報機関。

アメリカ合衆国の国策遂行のために、情報収集・対外工作を行う機関。」

(ウィキペディアより)

うーん、恐いですね…


★★★☆☆


ヨーロッパってのがいいです。

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identityって、日本語ではいまいちぴんとこない言葉ですが

まあ、本人であること、自己、といった感じでしょうか。

この映画の主人公は記憶喪失になってしまい自分が何者なのか

名前すらも分からない状態です。identityの喪失です。

記憶はなくても体はいろいろ覚えていて、

戦い方とか逃げ方とか…自分はいったい何者なのか…って思うわけです。


唯一の手がかりである銀行の口座。

パスポートを見つけ自分の名前、家の場所が分かりほっとする主人公、

が、なんとパスポートがたくさん…いろんな国のパスポート

しかもすべてに自分の写真、違う名前のやつもある…

それを見つけたシーン面白いです。

余計に自分が何者のなのか分からなくなってしまうんです。


そういえば、以前ピアノマンなんて人もワイドショーのネタになってました。

記憶喪失でピアノを弾く事だけが手がかり、といったかんじ。

結局あれどうなったんでしょうか…

もし自分が記憶喪失になったら、とりあえず家中をあさりまくるでしょうね。

でも今は携帯一つあれば何とかなりそうですね。

携帯もなくて見知らぬ地で気付いたとしたら、どうするんですかね。


さて、まあこの映画、よくあるような話ではあります。

特にストーリー的に衝撃を受けるようなところもなく…

終盤に記憶も戻り全貌が見えてくるのですが、

もう少し内面というか、記憶喪失になった原因のようなものを描いて欲しかった。

アメリカ政府が莫大なお金を掛けて作った暗殺者が

暗殺に失敗したわけですから、それなりの理由が欲しいです。

未公開シーンで

心理学者が暗殺者養成について疑問を投げかけるシーンがありましたが

そういうのを見たかったかな、と思います。


DVDで見ると、未公開シーンとか別のエンディングとか見れますが、

やっぱ完成バージョンが一番いいですね。

心理学者のシーンも、それだけ挿入しただけでは何の意味もないし

大幅に映画の視点を変えないといけないんだと思います。

別エンディングは微妙です…


赤と黒のMINIでのカーチェイスシーンが面白かったです。

ちっちゃい車で細い道やら階段やら逆走やら、けっこうすごいです。

ルパンの車みたいです。


ちなみにヒロインは「ラン・ローラ・ラン 」の主人公です。


★★☆☆☆


CIAて何やってんですかね…

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日本には無い陪審員制度。

もし日本で陪審員制度があったら、という話。


無作為に集められた12人の陪審員たち。

被告は有罪か無罪かについて話し合うわけです。


陪審員制度ってのは、ある意味とても恐い制度で、

陪審員の考え方によって殺人者も無罪になってしまうわけです。

この映画でも、半ば冗談で、

被告が若くてかわいい女性だから無罪って判断した人もいました。

被告が有罪になろうと無罪になろうと関係ないと豪語する人、

かたくなに有罪と主張し続ける人、その反対の人、

有罪か無罪かよりも、議論を楽しみたい人、

実に様々なキャラクターが登場して、

「ああ、こんな人いるいる」って思えるような人ばかりで面白い。


会議室に閉じj込められ、

実際に事件を目撃したわけではないし、

どうしても自分の感情を移入してしまったり、話合いは平行線。

それでも、お互いに言い争う中で事件を分析していく様子が面白い。

進行役の、

「以前被告を有罪にし、極刑が下されたことが忘れられない、

気持ちいいものではない。」

という話は重みがありました。

罪を犯した人にはそれを償う責任がありますが、その人もまた人間。

その人にも家族があり、生きる権利があるわけです。

人が人を裁いていいのかってことです。


それを考えると、なかなか有罪にできないかもしれません。

日本人には陪審員制度は向いていないのかもしれません。

この映画のタイトルも、優しい日本人、ですから。

日本人は、人によってではなく、法によって裁かれたほうがいいんです。

法っていう明確な基準があったほうがいい。

アメリカみたいに、

陪審員の思い一つで殺人者が無罪になったらたまりません…


★★★☆☆


2009年までに日本でも裁判員制度が始まるらいい…

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アカデミー賞作品賞受賞しました。
人生は高速で流れ、僕たちはお互いに衝突しあう…


実に多様な人種が暮らしているアメリカ、映画の舞台はロサンゼルス。
人種はみな住み分けていて、お互い自動車事故でしか出会わない…


アメリカの映画を観ていると、差別的なジョークなんかもよく出てくるし、
そのことはストーリーの中でスルーされることもよくあるし、
それは、もうアメリカでは人種差別なんてジョークぐらいにしか残ってない
と言っているような気もします。
でもこの映画を観ると、そんなことはなくて、いくらきれいごとを言っても
人種に対する偏見は絶対誰にでもあるものなんだと分からされます。
人種というのが大きなテーマだけど、

この映画で異なる人種同士の衝突は実は人種に対してだけではなくて、

知らない人に対する衝突なんだということが本当のテーマだとも思う。


それはこの映画ではロサンゼルスの車社会、
みんな車で移動しているから家と会社の往復で他人と接することがない、
日本でも同じようなことは言えるかもしれない。
他人と干渉されない世界でも、

人は他人に外見や第一印象で決め付けられることを極端に嫌う、
それでいて自分は他人を簡単に決め付けてしまう。
そんな矛盾だらけの人間…。


この映画では様々な地位、人種の人によって描かれるわけです。
実にいろんな人が出てくるわけですが、みんなが差別的な発言しまくり、
こんなにも徹底してるというか、ストレートなのは観たことがないん…
それでも、それがすごくむかついたりとか、ひどすぎる、ということはない、
それは人それぞれがしっかりと描かれているからだと思う。
それは二人の白人の警察官の話ですごく良く分かる。
他の人に見せる一面だけじゃないこと。

「誰も傷つけたくなかった。僕は正しい人間だと信じていたんだ。」
正義と弱さと…


様々な弱さをこれでもかってくらい見つめ、

それでそれぞれ何かを感じて変わっていこうとする姿、

また多分これまで通りなんだろうという姿、

人には良いところも悪いところもあって、良い悪いではなくて…

衝突して初めて分かることもある…


鍵職人のストリーと、

いろいろな話が見事に絡み合っていくストーリーがとてもきれい。


★★★★★


ライアン・フィリップがいい…

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アフリカのシンドラーと呼ばれた人の話。

ルワンダの大量虐殺から1200人の命を救った話。


同じところに住み、同じ言葉を喋り、同じ宗教を信じ、人種間結婚も普通、

歴史的、民族的には完全に異なる民族ととらえることはできない。

なのに内紛や大量虐殺にまで発展してしまったのはなぜなのか。

この映画の主人公の勤めるホテルはベルギー系のホテルであり、

その社長は主人公を助けようと努力しているように描かれている。

実際そうだったんだと思う。

でも、ルワンダの民族を分裂させた原因を作ったのはベルギーらしい。

それまでなかった民族のIDまで作り、一方を優遇する差別的政策、

そして国連の圧力により手のひらを返しもう一方の民族を支持。

そんな映画みたいなことが本当に起こっていたなんて…

しかも1950年代という比較的最近まで。


この映画を見ていて、以前「ノーマンズ・ランド 」を見た時と同じように

国連平和維持軍って何のためにあるのか、と思いました。

介入はできない、銃も撃てない…

維持軍の兵士?たちはルワンダの人々を助けようと必死なのに、

どこか他の国にいる上層部がそれを許さないわけで…

結局ルールを守る維持軍にも犠牲者が出てしまうし。


この映画の言葉はとても重く、

維持軍の大佐やシャーナリストが、

正しいことができずに「恥ずかしい」と自分を責めるとこは印象的。


この主人公、ほんとにすごい人。

こんな状況では普通は自分さえ助かればそれでいいはず、

主人公もその葛藤はあったけど、責任と強さが1200人を救ったわけです。

誰もができることではない…


ところでこの主人公役、候補にデンゼル・ワシントン、ウィル・スミス、

ウェズリー・スナイプスなどがいたらしい。

ウィル・スミスとウェズリー・スナイプスはないな…

デンゼル・ワシントンも、ちょっとかっこよすぎるかな…

やっぱ、ドン・チードルがベストだったと思う。


とにかく、すごい映画、日本から遠く離れたアフリカで起こっていること、

テレビのニュースで流れるようなことの本当のこと。

映画の中で、「世界中のニュースを見た人は「恐いね」で終わってしまう」

というのは本当。映画はもう少し強く考えることができる。

エンディングの歌が泣ける、たくさん泣ける。


★★★★★


アメリカもイギリスもフランスもアフリカも…

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オーストラリアの原住民アボリジニー。

混血の少女たちは、政府の政策によって強制的に母親と引き離され

白人社会に適応するための教育を受けさせられることに。

一緒に捕らえられたモーリーとデイジーとグレーシーは施設を逃げ出し

母親のいる故郷へと歩き始める…


アボリジニーの血が薄まっていくと、親子3代でその面影はなくなる

と写真を使って白人に説明する政府の人間。

まるで犬の血統を説明しているかのよう…

白人の社会に適応させることがアボリジニーにとって良いことと

勝手に決め付けアボリジニー達の意見は無視、

という白人の考え方はとても傲慢です。

意識的にではなく、

原住民保護と言っているくらい本気でそう思ってるのが恐いです。


この話は実話であり、主人公の少女たちも実在です。

映画では母親のもとに戻ったところで終わりましたが、

その後結婚しても再び捕らえられまた逃げ出し、また娘が捕らえられ…

このようなことが1970年まで続いていたという…

僕が生まれる少し前までこんなことが行われていたんですね。

現在でもアボリジニーはアイデンティティの喪失に苦しんでいます。

現在は、本当の意味での保護を行っているのかもしれませんが、

一度失ってしまったものは取り戻すのは難しいです。


映画はオーストラリアの過酷な自然の中を幼い少女たちが歩き続けます。

1500マイルは2400kmです、稚内から那覇までの距離です。

食べ物もろくになかったはずで、出会う人は三人を捕まえようとする中、

9週間もかけて母親の元にたどり着いたのは本当に奇跡に近い。

アボリジニーの追跡者の男、

とても複雑な表情をしていたように思えましたが何を思っていたんでしょう。

映画の原題でもあるウサギよけフェンス、

そのフェンスは何と何を隔てているんでしょうか…


★★★★☆


強いです、少女たち

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監督は「PERFECT BLUE」「千年女優」の今敏。

日本アニメを背負う監督の1人です。


さて、アニメというと、最近流行のアキバ系などに代表されるように

オタクというイメージが着いて離れません…

確かに、2Dの美少女キャラクターメインのアニメなどは、

そこに何を求めているのか分からず、オタクと言わざるを得ません…


ディズニーやジブリはアニメ映画として一般に広く受け入れられています。

この今敏などを代表とするアニメ映画は

いわゆるジャパニメーションと呼ばれているもので、

オタクアニメとは一線を記すものだと思っています。

ディズニーやジブリに比べると、

内容がSF的で大衆受けしにくいため

オタクアニメと同じように見られているのではないかと思います。

ま、でもやっぱ内容マニアックですからね、

でも映画として観て内容的にも面白いものもたくさんあります。


で、映像の緻密さ、リアルさを追求してきた日本アニメ。

その点ではジブリは違いますね。

この「東京ゴッドファーザーズ」は、そんなリアルさから脱却した映画です。

目や口の大きさが極端に変わったり、瞬間的に顔が真っ赤になったり、

死んだと思った人が実は生きてて起き上がったりというベタな演出も。

でも背景はいたって緻密、これはほんとすごくきれいです。

あと通勤電車の風景とか面白いです。みんな必死で携帯かまってます。


で、すごいのは、登場人物の性格がとても豊かということ。

実写では、もちろん人間なので嫌でも個性が出るわけですが、

アニメにしてこの作りこみはすごいと思います。

よく考えれば無さそうな話ですが、あってもおかしくないような話。

テーマは家族だと思います。

観終わって、ほのぼのした気分になれます。面白いと思います。


★★★☆☆


年末に観たいです…

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監督はジャン・ピエール・ジュネ。「アメリ」の監督です。


前回溶鉱炉に飛び込んだリプリー。

が、エイリアンを復活させるためクローン技術によりリプリーを再生。

クローンなんで厳密にはリプリーではないですが…

エイリアンシリーズの面白さに、エイリアンのしつこさというのがありますが

実はもっとしつこいのはエイリアンを利用しようとする人間たち…

これまでは軍事企業でしたが、今回は軍、懲りないですね…


今回、エイリアンがさらなる進化を遂げます。

まず、進化かどうかは知りませんが、かなり知能が高くなった。

そしてめっちゃ泳ぎます。多分あの尻尾がかなり強いんです。

映画の中でエイリアンの泳ぐ姿が一番いいかもしれないです…


で、エイリアンシリーズ最大の進化、

クローン技術によってか、クウィーンによってか、

リプリーを宿主にしたことにより人間の遺伝子を受け継いでしまいます。

その遺伝子により、クウィーンが子宮をもってしまいます。

もう宿主を必要としないわけです、それは大変です、勝手に増えます。

ですが、人間を宿主にし、胸を突き破って産まれるというのが

エイリアンシリーズの最大のインパクトだったような気もします。

さらに、宿主を必要としないなら、人間を襲う必要が無くなるのでは…

ということは、進化の順序として、感情が生まれ文明が生まれるんでしょう。

てことは、もはや完全なる殺戮生物ではありえなくなります…


で、クウィーン・エイリアン、ニューボーン・エイリアンを産みます。

かなり人間に近づいた姿です、

骸骨がターミネーターの骨格のようで、目もあるし

リプリーに対して愛くるしい表情を見せたりもします。白いし。

エイリアンっぽくなくなってしまいました…

エイリアン1、2と同じように宇宙に吸い出されて終わり。


エイリアンの進化としては、かなり大きなものがあり内容はすごいです。

でも、全然恐くないんです…

ただのモンスター映画になってしまったようです…


エイリアンが人間の遺伝子を受けたように、

リプリーもエイリアンの遺伝子を受けました、

きっと続編ではリプリーがエイリアンになります。


★★☆☆☆


エイリアン遂に地球上陸…?

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デヴィッド・フィンチャーの映画初監督作品。


またしても1人生き残ったリプリー。

そして今回は初っ端から衝撃です、なんともしぶとい事に、

リプリー達の乗った宇宙船にはエイリアン・エッグが…

で、なんと冷凍睡眠中のリプリーに寄生してしまうという…

つまりリプリーの胸の中にエイリアンが宿った訳です。

いきなりそんな状況で始まるとは、

デヴィッド・フィンチャーのセンスがうごめきます…


で、今回のエイリアン、犬を宿主にしました。

ということで、犬のようなドッグ・エイリアンが登場します。

チーターなど野生動物のような動きです。今回は一匹です。


で、リプリーの中のエイリアンはどうなるんだ、

という思いを抱きながら映画が進んでいくのですが、

今回は、前作までのような恐さが薄れたような気がします。

エイリアンの恐さっていういのは、気持ち悪い恐さというか、

いるんだかいないんだか分からない(エイリアン2ではめっちゃいますが)

得体の知れない恐さのような気がします。

今回も、背後にゆら~と現れたりという定番のものもあるのですが、

全体的にはなんかちょっと違うんです…

エイリアンをおびき寄せるというやり方も、どこか浅はかというか、

前作までとの雰囲気とかなり違ってしまったような気がします。


というか、エイリアンに溶けた鉛をかけるんですけど、

鉛の沸点は327℃くらいらしいです。

とりあえずエイリアンは327℃には耐えれるようです、すごいです…


他の登場人物とか設定とかも、なんか他の映画のようになってしまって、

エイリアン特有のものが薄れた気がしました。

オープニングとかの映像は、

デヴィッド・フィンチャーっぽっさが出てて良かったです。


★★★☆☆


今回は完結か…?と思いました。

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原題は「ALIENS」

エイリアンがたくさんってことです。

監督はジェームス・キャメロン、続編が上手。


57年の冷凍睡眠から目覚め生還を果たしたリプリー。

ところが、前回の舞台惑星LV426には現在数十家族が住んでいて、

そしてその惑星からの交信が途絶えてしまった…

で、リプリーは軍隊と一緒にエイリアンを絶滅させるため惑星へ。

普通ならもう二度とエイリアンのいる惑星になんて行きません。

リプリーも絶対に行かないと言っていたけれど

エイリアンの恐怖から逃れられない自分に打ち勝つためか…

これは実際に戦争へ行った兵士などに起こる現象らしいです。


今回もなかなか現れないエイリアン、それがまた緊張感を高めるわけです。

1時間以上経ったところで初めて画面に映るエイリアンは、

エイリアン細胞によってコーティングされた壁からゆっくりと動き出します。

かなり不気味です、恐いです…。

そしてたくさんいます。


今回のエイリアンは、二足歩行というよりは、四足歩行に近いです。

トカゲみたいにすばやく動きます、

(あの黒い光沢といい数といい、ゴキブリっぽくもあります…)

こっちのほうがエイリアンぽいというか、イメージ通りかもしれないですね。


そして、今回の目玉、クウィーンエイリアンの登場。

エイリアンの卵の巣で気配を感じたリプリーが振り返ると…でかい。

エイリアンという生命体の全体像が見えてきたような感じです。

イメージ的には、蜂とか蟻でしょうか。

クウィーンが卵を産みまくり、ウォーリアーエイリアンが働くという組織。

種を絶やさないため宿主が必要だから人を襲うのですね。


リプリーがクウィーンに対し、「子どもにさわるな!」と叫びます、

これちょっと面白くて、

クウィーンも自分の卵をリプリーに焼かれるわけです、

クウィーンはそのとき悲痛な叫び声をあげるわけです。

エイリアンシリーズにおける

エイリアンの母性のようなものが初めて出たとこでした。

リプリーとエイリアンの因縁というか関係を作ったような気がします。


助かったと思ってもまだいるエイリアン…

このしつこさがエイリアンの面白いとこですかね。

クウィーンも宇宙へ放り出されて終わり。


★★★★☆


今回は3人とアンドロイド1人助かりました。

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