デヴィッド・フィンチャーの映画初監督作品。
またしても1人生き残ったリプリー。
そして今回は初っ端から衝撃です、なんともしぶとい事に、
リプリー達の乗った宇宙船にはエイリアン・エッグが…
で、なんと冷凍睡眠中のリプリーに寄生してしまうという…
つまりリプリーの胸の中にエイリアンが宿った訳です。
いきなりそんな状況で始まるとは、
デヴィッド・フィンチャーのセンスがうごめきます…
で、今回のエイリアン、犬を宿主にしました。
ということで、犬のようなドッグ・エイリアンが登場します。
チーターなど野生動物のような動きです。今回は一匹です。
で、リプリーの中のエイリアンはどうなるんだ、
という思いを抱きながら映画が進んでいくのですが、
今回は、前作までのような恐さが薄れたような気がします。
エイリアンの恐さっていういのは、気持ち悪い恐さというか、
いるんだかいないんだか分からない(エイリアン2ではめっちゃいますが)
得体の知れない恐さのような気がします。
今回も、背後にゆら~と現れたりという定番のものもあるのですが、
全体的にはなんかちょっと違うんです…
エイリアンをおびき寄せるというやり方も、どこか浅はかというか、
前作までとの雰囲気とかなり違ってしまったような気がします。
というか、エイリアンに溶けた鉛をかけるんですけど、
鉛の沸点は327℃くらいらしいです。
とりあえずエイリアンは327℃には耐えれるようです、すごいです…
他の登場人物とか設定とかも、なんか他の映画のようになってしまって、
エイリアン特有のものが薄れた気がしました。
オープニングとかの映像は、
デヴィッド・フィンチャーっぽっさが出てて良かったです。
★★★☆☆
今回は完結か…?と思いました。