清瀬市議会議員  石川秀樹のブログ -3ページ目

選挙の告示日

選挙が始まりました。

大学生たちがポスターを貼ってくれました。彼女たちにとっても初めての投票だそうです。少しでも政治に関心を持っていただき、社会を進めていく一票を投じてくれたらと願います。

完全無所属

私は政党に所属していませんし、労働組合や業界団体から支援を受けることもありません。自分の自由な発言を確保したいので「完全無所属」を貫いています。

選挙前の政治活動では無所属の人間は名前を掲示することができないので「完全無所属」のぼりを立てています。今朝の駅での演説では、のぼりを見つめる人が多かったので、お、反応良いなと、ほくそ笑んでいたのですが…。こういうアクシデントもたまにあります(笑)

高齢化が及ぼす影響

清瀬市は多摩26市で3位の高齢化率です。そのなかでも75歳以上の後期高齢者の増加は、要介護者の増加を意味します。

清瀬の高齢化率が高い要因としては、高齢者の割合の高い公営住宅の比率が23.3%(都内1位)であることが挙げられます。私は昭和48年(46年前)に台田団地に転入してきましたが、その頃はどこの家庭にも子どもがいて、小中学校を毎年のように開校するなど、当時の主要な行政課題は人口増加に伴うものでした。いまは団地から私たちの世代が抜け、高齢化した親の世代が残されたために団地の高齢化率は50%を超えています。

介護の費用はもちろんのこと、経済的には消費の落ち込みから旭が丘団地内のスーパーは出店と退店を繰り返しています。バスの本数が減る、幼稚園の園児が減る、学校の児童生徒数が減る等々、街の衰退につながっていきます。

市税収入と扶助費(福祉サービスに費やされる費用)を比較したグラフでは年々扶助費が膨らみ続け、市税収入に迫り、H27年度以降では逆転しています。福祉の充実は歓迎するべきことですが、問題はその財源をどうやって確保するのかが清瀬市の課題です。(グラフの出典は「清瀬市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画」「清瀬市人口ビジョン」から引用)

 

 

 

選挙で太る人、やせる人

私はこの20年間ほとんど体重が変わらず、63kg前後をキープしています。

しかし選挙のときだけは1~2kg増えます。

朝の街頭演説は6時半から始めるので、出発前に写真の[演説前朝食]を立ったまま食べ、帰宅してから通常の量の[演説後朝食]を食べると1日4食のカロリーになることが原因と思われます。

 

大雑把にカロリー計算してみると、ポタージュスープ 71kcal、バナナ80kcal程度、バランスパワー95kcal、ビタロークは不明ですが類似品同様70kcal程度か。

合計すると316kcalなので、軽めの朝食並みですね。

 

独身時代は朝の演説後にジョナサンでモーニングセットを食べることもあったのですが、当時お得だった300円程度のセットがなくなってしまい外食は控えています。

カロリーよりも出費のほうが気になるので、早めに底値のときに買いだめしておきます。

クノールのポタージュスープ…8袋入り198円のときに買いだめするので1袋あたり27円

バナナ…マルエツの「くだもの日和」6本158円が好きなので1本あたり28円

バランスパワー…カロリーメイトより安価なのでサンドラッグで6袋入り148円のときLINEpayの20%引きで買いだめしたので1袋27円

ビタローク3000…サンドラッグの栄養ドリンクで、10本入り498円を会員クーポンで100円引き、さらにLINEpayの20%引きで1本あたり実質34円

計116円(税込)なのでファミレスのモーニングよりはるかに安価で済みます。

選挙はストレスがたまるので間食も多めになることが太る原因かもしれません。なかには選挙でげっそりやせる人もいますが、運動量が増えることよりもやはりストレスのほうが原因かと思います。

いずれにせよ約半年間の過剰なストレスと生活リズムの乱れのため、私の場合は選挙後1~2か月間は体調不良が続き、体重は元にもどる、というパターンです。

清瀬はなぜ財政が厳しいのか

・財政力指数最下位(0.68:2017年度)

・高齢化率3位(27.65%:2017年)

・公営住宅率1位(都営・UR・公社)(23.3%:2013年)

 

これらの指標は、いずれも多摩26市のなかでの清瀬市のランキングです。

清瀬はなぜ財政が苦しいのか。それは街の成り立ちに関係があります。昭和6年に結核の療養所が誘致されてから、清瀬の南口には最盛期で15の結核病院と約5千人の結核患者が入院治療していました。結核が治る病気になってからは、結核の病院から一般病院へと転換され、さらには福祉施設への転換も進んだため、住民数あたりの医療・福祉施設数は全国トップクラスとなりました。いっぽうでこうした医療施設からは固定資産税がほとんど入ってきません。

また、清瀬の北口に広がる広大な農地は清瀬の自然のシンボルでもありますが、農地のほとんどを占める生産緑地は1㎡あたり1円の固定資産税しか入りません。

病院街も農地も清瀬のシンボルなので大切にしたいものですが、財政面だけを考えると税が入ってこない土地といえます。財政力の弱い自治体には国から地方交付税が交付されますが、100%補填されるわけではないので、どうしても都内の他の自治体に比べると財政の弱さが目立ってしまいます。

 

 

もうひとつ、昭和40年代に市の周縁部を中心に、都営・公団(UR)・公社住宅が建設されたことで、清瀬市の公営住宅率は都内で1位になっています。

モダンな団地生活は当時のサラリーマンにとって憧れの対象で、団地に当選するのは宝くじ並みの確率であったと言います。旭が丘団地も私が住む台田団地も、当時はどこの家にも子どもがいて、大きな団地ができるたびに学校が建設されました。

清瀬で育った是枝裕和監督の『海よりもまだ深く』は旭が丘団地が舞台ですが、今では子ども世代が抜け、高齢の親世代が残されたために、団地の高齢化率は50%を超えています。当然、介護関連の福祉サービス費は膨張しますし、残された小規模小学校の維持管理費はあまり減りません。

税収を簡単に上げる方法はありません。地道に行革を進め、歳出を抑える改革が必要です。いまも市の正規職員が担っている空き缶の収集業務などを民間委託することで浮いた費用を、福祉や教育に回すことが必要です。