ここ最近、にわかに高まっている『サマータイム導入』議論。
森氏、サマータイム再度要望 首相「内閣としても検討」(2018.8.7 ヤフーニュース・朝日新聞デジタルより)
(記事より)東京五輪・パラリンピック期間中の暑さ対策としてサマータイム(夏時間)を導入することについて、安倍晋三首相は7日午前、政府・与党で検討を進める考えを示した。
大会組織委員会の森喜朗会長、遠藤利明副会長が首相と会談し、記者団の取材に明らかにした。
遠藤氏によると、首相は「内閣としても検討する。まずは(自民)党で先行してやってほしい」と発言したという。
というわけで、少なくとも暑さ対策?として、サマータイム導入が現実味を帯びてきたということでしょうか。
この話題を受けて、羽鳥慎一モーニングショーで、特集が。
まずは、街の声(新橋駅前で)。
(賛成派)女性「いいと思う!旦那さんも早く帰ってきて(日の高いうちに)家庭の時間を持てる。」
(反対派)男性「ボク今5時に起きているんですけど、3時に起きなきゃならないの?」
街の声は、時間を有効活用できると、7割が導入に賛成でした。
(テレビ朝日系列 羽鳥慎一モーニングショー 2018.8.14 パネルのコーナーを参考に)。
羽鳥アナ「(タイトル)猛暑対策で「サマータイム」導入検討”心筋梗塞”リスク大?健康への影響は?」
羽鳥アナ「サマータイムの是非はいろいろありますが、今日は健康面に限ってサマータイムを検証して参ります。」
そもそもサマータイムとは?
正式にはデイライトセービングタイム(時計を進めることで、昼間の時間を有効に使う)。
1~2時間時計を早く進めることで明るい時間を長く使える→電力の消費が減るという試算も。
(番組では、玉川徹さんを初め、この辺りからざわざわと(笑))。
ブログ担当も、その電力消費が減らせるという前提に疑念を抱かざるを得ませんが、また後程。
サマータイムは、午前7時に起きている人は午前5時に起きることに、そして午後10時に寝る人は午後8時に寝ることに。
サマータイム、そのルーツは?
最初に思いついたのは、アメリカ建国の父の一人、政治家であるベンジャミン・フランクリン
(百ドル札の人)。
パリでフランス大使をしていたフランクリンは、たまたま朝6時に目を覚ましたところ、陽が昇っていて驚いた。
元々、欧米では、お昼前に起きる習慣がありませんでした。
そこでひらめいたのが、日の出とともに起床し、暗くなったら寝ることにすれば、高価なロウソクを使う時間を減らすことができる!ということでした。
フランクリンは、フランスの雑誌にそのアイディアを投稿したのですが、文章が冗談めいていたからか、本気にはされませんでした。
他方、サマータイムを本気で考えていた人がいました。
イギリスの建築家ウィリアム・ウィレットは、サマータイムの父と呼ばれています。
朝早く乗馬中、こんな明るいのに寝ているのはもったいない!光に長時間触れるから健康にも良い!
1907年4~9月に時計を80分進める法案を国会議員らに配布しましたが、否決されました。
なるほど~、元々は『昼は昼らしく活用しよう』『明るいうちに寝ているのはどうしたものか』という発想が発端でした。
ローソクの節約を画策していたんですね(笑)。
初めてサマータイムを導入したのは、ドイツとイギリスでした。
ドイツとイギリスを皮切りに、次々とサマータイム導入に舵を切ったのでした。
理由は、第一次世界大戦で、石炭の節約が目的でした。
羽鳥アナ「元々は戦時、石炭節約がルーツでしたが、サマータイム導入においては、健康面についてはまったく触れられていませんでした。」
(コメンテーターの)青木理さん「元々、五輪のマラソンが発端で、7時スタートでは暑いから、サマータイムを導入して、涼しいうちに…と考えていたわけですけど、それだったら、5時にスタートすればいいって話ですよね。」
まったく、おっしゃる通り!!
もし導入となれば、テスト期間も含めて、来年と再来年のみの導入というわけで、いくら五輪のためとはいえ、それだけのために…。
で、本題はここから。
羽鳥アナ「今日は、身体、健康面の話から、サマータイムについて考えてみます。」
本題前ですが、まちのでんきやブログ、今日のところはこの辺で(紙面の都合で)。
結論を申し上げると、特集の最初から、薄々感じていたのですが、サマータイム導入には、番組内では大ブーイングでした。
サマータイム導入の是非を語るというよりは、議論が盛り上がり始めているが、いかにしてそれを阻止するか、阻止するための機運を盛り上げるための意図的な特集といっても良いくらいでした。
参考まで、ブログ担当は、サマータイム導入は、反対です。
それは、時計合わせの煩雑さ、その一点をもって!です(笑)。
冗談抜きで、システム変更が大変でしょう、こうもIT化した現代経済システムにおいては。
問題は、サマータイム導入で誰が得をするかということですが…そのお話も含めて、続きはまた明日に。
(まちのでんきやポロシャツ)
ユニフォーム、ノボリ、ご用命は石川商組まで(ユニフォーム、カラーは各種)。
まちのでんきやアゲイン!