地区協代表青年部会議
その日は、全国都道府県の青年部会長のうち、ブロックごとの代表者が東京に集結した会議でした。
(全国家電会館 東京都文京区湯島)
北陸からは、当石川の上島青年部会長(仮名)が北陸代表として参加しました。
(上島部会長からの画像と報告をもとにブログ更新しました)。
(2018.2.20)
ここが全国のまちのでんきやさんのメッカともいうべき、全国家電会館です。
以前は、石川からも歴代(青年部)役員らがここを訪れ、全国の精鋭らとディスカッションしたり、石川の活動をPRしたりしています。
全国電機商業組合連合会の他、東京商組や家電ニュースもこちらの建物内に。
(歴代理事長/会長らの写真が)
上島さん曰く、ホントはここへくるべきは、電器店としての力量も発信力もある富山の黒田さんが適任だが、『まちのでんきやプロジェクト』の宣伝をしたいとのことで、協議の上、北陸代表に就任されたとのことで。
その富山、石川両県とも、新年度には新組合サイト(ホームページ)が公開予定です。
(全国電機商業組合連合会 峯田会長の挨拶)
峯田会長「私が好きな言葉に、元アメリカ大統領ケネディー氏の…」
国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。
峯田会長「組合が組合店のためになにをしてくれるのかではなく、組合店が組合のためになにができるか…。」
(2階C会議室 全国電商連 地区協青年部代表者会議)
峯田会長のおっしゃる通りです。
これまでさまざまな組合の会合に参加しましたが、その浅い経験からしても、
「組合のメリットっていったいなんなんだ?」
という声があちこちから聞こえてきます。
(石川青年部会 2017年11月定例会)
組合メリットが伝わってこないなら、自分たちで創り上げればいい!
チーム石川はそんなコンセプトでこの6年、多くのものを創ってきました。
各ブロックごとの自己紹介が行われた後、これからの活動計画について協議しました。
(とある地区の活動状況とりまとめ)
『活動できていない』『活動なし』『活動費なし』などなどの文言が目立ちます。
あぁ、志の高い所もあれば、そもそも活動実態がない、発足もしていないという所も。
ただ、会議での声を拾うと、それは必ずしも志が低いからだけではないようでした。
まだエンジンがかからないのなら、これからエンジンをかければ済むことですが、問題は、
『志が高いため確信犯的に始動しない』要素があることでした。
それは、上島さんも(この会議で)触れましたし、他県代表者からもお話がありました。
とある地区代表者「たとえばP~~社のP~~会は、独自のワールドが確立しているからこそ、P~~くて、青年部の会合なんて…って声もあるんです。」
後でプチ懇親会でも話に出るのですが、隠れた組合問題ではないでしょうか。
もう少し『アノ』勢力の人たちが、組合のために「よしやろう!」って、力を貸してくれたら、ガラッと変わるのになぁとの声も。
(活動状況報告)
石川県、ビッシリ記入しました(笑)。
上島さん「2015年の全国青年部研修で、グループディスカッションがあったんですけど(当時は若村部会長(仮名)が参加)、その中にこんな意見があったんです。」
(青年部活動の課題 2015年全国青年部研修より)
(各県の意見として課題)メンバーがそろわない
〇〇会のつながり →(があるから)青年部(なんか)いらない
石川の上島さん「石川は、そのどこかの県から出た『青年部なんかいらない』って意見にカチンときて、それは違うだろうって気持ちがバネになっているってところはあるかもしれません。」
上島さん「それはたとえればこうです。メジャーリーガーが、国際野球大会なんかバカバカしくて出てられないよ、自分ところのベースボール機構こそが最強のワールドなんだからって言ってるのと同じです。」
(うわ、上島さん、こんなごたいそうな場でそんなことを)。
上島さん「その影響もあって、女子ソフトボールは、北京五輪で金メダルを獲得したのに、次回ロンドン五輪からは正式種目から外れ、舞台すら失い、その影響で予算を減らされ、人気も下降しました。一部の人たちが自分たちのワールドのことしか考えないために、裾野が狭くなっては、かえって先細りすることになるんじゃないですか?」
これをでんきやに置き換えれば、街の電器店そのものの先細りに直結すると。
石川で掲げた『まちのでんきやブランド化』構想が、言い出しっぺの石川のメンバーさえ忘れかけていたことなのに、丹羽全国青年部会長初め、青年部トップの人たちは、ずっと大事に温めてくれていました。
(正確には、当たり前すぎて、あえてタイトルとして掲げなくなったということか)。
(検討テーマ まちのでんきやのブランド化について)
このまとめファイル、名古屋の青年部会で議論されたということなんでしょうね。
代表者会議の前に、名古屋で再確認されたということでしょう。
丹羽全国青年部会長「私が解釈するに、まちのでんきやブランド化とは、いわゆる高級ファッションブランドのことではないと思ってるんですけど、上島さん、説明できますか?」
上島さん「確かに高級ブランドのブランドではありません。ただ、以前はまだしも家電量販店か街の電器店かって選択肢があったため、聞かれれば、街の電器店の良さを説明するなど、なすすべがありました。」
ところが、今は家電量販店かインターネット通販かの選択肢に絞られ、かかわりのある上得意様(親世代)はともかく、その子世代は知っているが利用しない、さらにその下の孫世代ともなると、そもそも街の電器店という概念すらない。
選択肢がないときた日には、初めからお話にならない。
そこで、まず『知ってもらうこと』、基本から地道に積み上げることがまちのでんきやのブランド化であるとのお話に。
上島さん「石川で今、まちのでんきやプロジェクトが進行中なんですけど…」
でんきやがでんきやの看板を下ろし、
地域高齢者サポーターの看板を掲げ、
オールでんきやで活路を拓く一大プロジェクト、
いわば、親孝行応援プロジェクト、
それがまちのでんきやプロジェクトです。
香川の松浦さん(仮名)「どういうふうにPRするかというのは課題ですよね。」
京都の鎌本さん(仮名)「でんきやがでんきやの看板を下ろすというのは共感できますね。でんきやもしているぐらいの訴え方でちょうどいいんじゃないですか?」
上島さん「まちのでんきやブランド化実現のための有効策は、当面、まちのでんきやを伝えることです。ただし、でんきやは特になにか目新しいことをするわけではないんです。日頃の業務をホームページを通じて魅せるんです。」
まちのでんきやプロジェクトの浸透は、サイトの本格始動も含めて、もう少し時間がかかりそうです。
その後、今後の活動について、行動指針がまとめられました。
①各単組で青年部総会を毎年実施する
②地区ごとの代表者会議を実施する
③地区ごとのサミットを実施する(関東なら関東で青年部会員が全員一同に会すること)
④各都道府県の部会長会議を実施する
以上
そして、青年部としてのなにか旗印はないかとのことから、石川の上島さんがノボリの宣伝、プレゼンを。
熊本の石黒さん(仮名)「これ、全国青年部のシンボルみたいに展開させませんか?」
ありがたいお言葉です。
詳細は、さらに協議の上、今後展開予定です。
ところで、上島さん、そのネクタイ、アレですね(笑)。
(解決策は案外、まちのでんきやさんかもしれない・まちのでんきやネクタイ)
ノボリをそのままネクタイに(笑)。
峯田会長、参加メンバーらにも相当インパクトがあったようです。
これまでに通算5回、青年部総会を開催している石川にとっては、『総会を実施する』といわれても、当たり前すぎて、朝起きたら、顔を洗って、歯を磨きましょうといわれているのに等しいのですが(笑)。
それは、まだ発足もしていない、あるいは会が存在していても休眠状態、会費徴収のしくみもない単組があるため、その対象県に対しての目標設定でした。
総会をするということは、つまり、収支計画、報告、事業計画、報告をいやでもしなければなりませんし、当然会費徴収という発想も生まれます。
会費を集めるなら、中身ある活動について、いやでも論じ合う必然性が生じるというわけです。
(2年前の全国青年部サミットから、ぐらつくことなく、メイン看板に)
まちのでんきやのブランド化、これこそが全国の青年部、ひいてはデンキ商業組合の共通取り組みテーマではないでしょうか。
山形県の朝田さん(仮名)は、現在、ご子息が他県へ電器店研修で修業中、まもなく自店に合流されるとのこと。
(会議終了後、一部メンバーで御徒町の居酒屋さんへ)
群馬の神田さん(仮名)は、高所作業車の資格取得など、家電屋は資格取得に対する認識をもう少し深めるのがよいのではないか、ついては、青年部ではその辺の深掘りも有効策ではないかとも。
また、長期保証制度を組合オリジナルで運営しているという広島の碇本さん(仮名)のお話も印象的でした。
へぇ~セルフサービスで前金か…立ち飲み席もあったりと、庶民感覚でリーズナブルに。
こういうのもいいですね。
ちょい飲みには最適。
(カンパ~イ!!)
むろん、自腹です(笑)。
今度はまた全国青年部会長会議ですね。
お互いの発展と再会を誓い合い、解散しました。
全国代表者の皆様、お疲れ様でした。
『まちのでんきやブランド化』構想、メインテーマの継続維持にて。
まちのでんきやはトータル家電ライフサポーターにして、地域の高齢者サポーターです。
(まちのでんきやユニフォーム・ご用命は各都道府県商組経由にて石川商組へ)。
まちのでんきやアゲイン!