某電器店の創業70周年式典、社長あいさつにて。
社長「我が社は創業70周年を迎えました。平均年商は5000万円、創業以来35億の売上を…。」
「35億?!」
どこかで聞いたような(笑)。
(物語はフィクションであり、35億が言いたかっただけです(笑))。
2017年の流行語大賞、予想通り『35億』が入っていましたね。
ブログ担当、毎年流行語大賞、興味深く観察しています。
ただ、一つ、ノミネート語の中に、『一線を越えていない』が入っていないのはなぜでしょう(残念)。
30のノミネート語の中で、聞いたこともイメージもできないのが六つありました(汗)。
ところで、『インスタ映え』。
これは概念も意味もよくわかりますが、この言葉、SNSであるインスタグラムの良い宣伝になっているようで、実は、『インスタ映え』ということで、皮肉なことに逆効果になっているということはないでしょうか。
ブログ担当、そこまでインスタというなら、登録だけでもしておこうとIDを取得しました。
すると、私とわかったフェイスブックの友達ばかりか、見ず知らずの人からもフォローを受けました。
まだなに一つ投稿していないのにです(笑)。
少しツイッターに近いでしょうか。
『写真投稿サイトといえばインスタ』というならわかりますが、『インスタ映え』とまでいわれると、ブログ担当のように出不精者にはますます敷居が高くなってしまいます(笑)。
でんきやくんだりが、タコ足配線の画像をさもメッセージ性強く投稿したところで、「なにこれ」っていわれるのがオチのような気がして、余計躊躇してしまいます。
インスタ友達が、外国でキレイな景色をバックに煌びやかな投稿をしている横で、タコ足配線て、なんだそんなちんけなのって(笑)。
若者は、インスタの画像を撮影する目的で旅行したり、観光地もインスタ映えする画像を名物にしたりと、インスタ映え競争が激化すればするほど、遠い存在になる気がしてなりません。
個人的な話でスミマセン(笑)。
『人生100年時代』とは、100歳まで生きることを想定した社会づくりという意味合いであることはわかりますが、それが流行語にまでなるとは…。
先日、お得意様の細田さん(仮名)宅に修理で出向いたのですが、細田さんは70歳代後半女性で、ご主人には先立たれています。
ところが、そのご主人のお母様がご存命で、なんと!105歳なのです。
少し耳は遠いようですが、それ以外はお元気ですし、電話をすれば、応対もされます。
窓口になるのは、専ら細田さんの(近所に住まわれる)娘さんです。
考えてみると、家族構成によっては、一人が二世代の介護や面倒見をしなくてはならないような、そんな時代が到来しても不思議ではありません。
少子高齢化になればなるほど、それは顕著になり、だからこそ、まちのでんきやさんの出番は皮肉なことにこれから重要になってくるのかもしれません。
『睡眠負債』。
ブログ担当、睡眠の量は足りているかもしれませんが(笑)、いかんせん睡眠の質は最悪です(汗)。
夜中、何回起きることか。
鼻がつまりやすく、気が付くと口で息をしてしまいます。
すると、喉が痛くなるので、本能的に呼吸状態をチェックするかのように目が覚めるのです。
したがって、負債ともいわれるように、いずれツケが回ってくるのではないかと心配しています。
いずれは病気になるでしょうから、100%そのせいだと落ち込むことでしょう(笑)。
言葉を提示されることで、そのことについて深く考えさせられる。
そういう意味で、言葉の持つ力は大きいということがよくわかります。
『忖度』。
ブログ担当の小学生の長男が、「お父さん、忖度って、どういう意味かどうしてもわからんげん」と。
誕生日になにが欲しいか聞くと、「広辞苑」というほど、珍しい少年ですが(笑)、その広辞苑を見ても、では具体的にどういうときに使うのかと…。
無理に使わなくても(笑)。
ブログ担当「そうだな、使い方がふさわしいかどうかわからないけど、たとえばお父さんがスーツを着たなら、お母さんはなにを考える?」
長男「う~ん、ネクタイがいるんじゃないか?とか?」
ブログ担当「そうそう、そんな感じ。あと、靴もな。」
ブログ担当もこれを機会に調べてみたのですが、忖度という言葉は、斟酌(しんしゃく)とセットで覚えるといいと知り、それを長男にも伝えました。
忖度は、相手の心を慮ることで、斟酌は慮るだけでなく、さらに便宜を計らうことだそうで。
ところが、阿吽の呼吸で便宜を計らうことまでをセットで忖度という意味合いが、政治や上下関係の中で、微妙なニュアンスで使われるところから、皮肉な意味が込められていると解説すると、長男、混乱していました(笑)。
それはまあいいでしょう、そんな良い意味でいう所の機微まで小学生で理解できたら、かえって怖いです(笑)。
なので、忖度は、スーツにはネクタイや靴と気を回らせることで、斟酌は黙って用意までしてあげることという意味合いで理解していれば、それでじゅうぶん(笑)。
余談ですが、長男、小学生の授業で、知っている四字熟語を書きなさいという設問があったらしく…。
普通は小学生ですから、一生懸命とか、交通安全とか、いかにも小学生らしい答えを書くのでしょうが、ブログ担当の長男、なんと!
指名されて、黒板に『魑魅魍魎(ちみもうりょう)』と書いて、児童はもちろん、先生まで唖然とさせたそうで(笑)。
言葉としては知っていても、漢字で書けるでしょうか(汗)。
お前が魑魅魍魎だ!(笑)。
ちなみに意味は、化け物、妖怪変化だそうで。
なんの話でしたか(笑)。
忖度について、まちのでんきやブログで書いたことがありました。
忖度(そんたく)も 斟酌(しんしゃく)もする でんきやさん ~話題のキーワード『忖度』より~(2017.4.3のブログより)
自分が書いたのにあらためてなるほどなぁ~と思ったのは(自分で言うか!)、忖度は、外国語にはどうにもこうにも訳しにくいらしいです。
強いて言うなら、『行間を読む』みたいな意味合いがあるそうですが、これが日本人独特らしく、だからこそ端的な熟語があるということでしょうか。
ブログ記事を読んでもらえばわかるのですが、この行間を読むという特質という点では、まちのでんきやという職種、人種は、得意中の得意としていることです。
まちのでんきやイコールザ・忖度といってもいいほど。
冗談ではなく、なぜそこまでするかというサービスに徹しないことには、価格差があるのに埋め合わせができないのです。
冗談ではなく、外国に『まちのでんきや』のようなビジネス形態があるものかどうか、調べられないか、本気で考えています。
もしあるとすれば、それはそれで調べてみたい。
もしないとすれば、日本固有の文化、風習であり、だとすれば、世界ナントカ遺産に登録できるのではないかと、冗談ではなく目論んでいます。
その話を会社で何度かぶちまけるごとに笑いものにされるのですが、ガリレオは処刑台で、それでも地球は回っていると言いました。
なんの話でしたか(笑)。
新語流行語でしたね。
最後に。
小池百合子東京都知事発の『アウフヘーベン』。
これは豊洲・築地問題で議論されていた時、意見の違う者同士が諤々のバトルをするのを受けて、小池さんが放った言葉ですが…。
とあるサイトで解説をしています。
矛盾・対立する2つの概念を、その状態を保ちながら、より高い次元段階で統合、発展させることを指す、弁証法の哲学用語(ドイツ語)だそうで。
わかりやすいたとえをするなら、
焼きそばだ!という人と、いや!パンだ!という人がいたとしたら、ならば焼きそばパンという手があるではないかという手法だそうで。
小池さん曰く、『アウフヘーベンはアウフヘーベン』。
また『わからなかったら、調べようと努力していいじゃないですか』とも。
ブログ担当も、このアウフヘーベンは考えました。
ちょうど、長男が忖度で悩んだように。
小池さんが言いたい本質の一つは、必ずしも意見の対立は相反するばかりではなく、実はつながっている、対立のための対立は得策ではないとういことではないでしょうか。
ブログ担当なりに用法を考えるとすれば、
家電は価格だ!
という人と、
家電はアフターサービスだ!
という議論がぶつかったとすると(今どきは圧倒的多数が価格でしょうが)、
そうじゃないんです、アフターサービスもトータルパッケージで考えるなら、その家電とそのサービスがセット品と考えれば、価格でも安いし、サービスも良いという結論に導くことがアウフヘーベンではないのかと(違っていたら指摘してください(笑))。
そして、アウフヘーベンを説明するのに好都合なのが、まちのでんきやというわけで。
なんという解説と手前味噌な論法(笑)。
家電とサービスがセットであれば安いということを説明するのには大変な説得と説明が必要ですが、いやというほどそれを理解してくれた人がお得意様になってくれるように、身をもってまちのでんきやとしての振る舞いに努め、また、SNSやブログで情報発信が必要であるということでしょうか。
小池さんが言い放った『アウフヘーベンはアウフヘーベン』のように、まちのでんきやも説明せずとも『まちのでんきやはまちのでんきや』で通じる域に到達するまで。
ノミネートされた流行語から、そんなことを考えました。
まちのでんきやは空前絶後のサービスで、お得意様ファーストに努めます。
まちのでんきやはトータル家電ライフをサポートします。
(まちのでんきやユニフォーム・ご用命は各都道府県商組経由にて石川商組へ)。
ここ最近の注文(北国、東北、関西の商組様より・ありがとうございます)。
(まちのでんきやノボリも)。
まちのでんきやアゲイン!