イノベーション まちのでんきや プロジェクト ~これから始まるまちのでんきやプロジェクト~ | まちのでんきやブログ ~目指せトータル家電ライフの極み!!~

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家電製品には、それらをとりまくさまざまな事柄が存在します。私たち、まちのでんきやは家電製品を単体ではなくトータルで捉え、お客様に安心、安全をお届けしています。

 

 石川商組(石川県電器商業組合)発、『まちのでんきやプロジェクト』

 

 今年に入って、ついに動き出しました。

 

 コアミッションの一つともいえる、『まちのでんきやプロジェクト』とは…。

 

 (以下、イールアップ・ラボ中村さんが制作した勉強会資料を参考に)。

 

 

 (2017.3.16 まちのでんきやプロジェクト説明会)

 

 プロジェクトが必要と考えたのは、多くのまちのでんきやさん、組合店が抱える問題からでした。

 

 それは…。

 

 町の電器店のお得意様は、大半が65歳以上の高齢者…。

 

 

 

 高齢夫婦世帯か、高齢単身世帯(町の電器店のメイン顧客層で、同居率は低い)。

 

 今日明日、どうということはありませんが、今後年月を重ねれば…。

 

 町の電器店のお得意様、いわゆる親世代

 

 その親世代以下の世代とは。

 

 

 

 (子世代・40~50代の量販店、インターネット世代・インターネットのヘビーユーザ層で、町の電器店の利用はご無沙汰か、まったくないか)。

 

 

 

  (孫世代・20~30代の量販・ネット世代・まちのでんきやの利用は愚か、存在、概念すら知らない世代)。

 

 今日明日はともかく、さらに年月を経ると、本来顧客層になるべき子世代の顧客化が進んでいない現状が。

 

 町の電器店はますます家電流通における蚊帳の外に。

 

 まちのでんきやプロジェクトで取り組むべき喫緊の課題、それは『次世代層の取り込み』

 

 ところが多くの電器店で、次世代層の取り込みに苦戦しています(それは子世代層との接点がないため)。

 

 

 

 子世代は、インターネットのヘビーユーザであり、なにか調べものをするときはまずパソコンやスマホで情報収集する世代層です。

 

 お店サイドは、ネット対策をしていることが基本のはずですが、現状、確固たるホームページを開設している電器店はごく稀です。

 

 一部、SNSやブログを駆使するお店はありますが、成果は限定的です。

 

 なぜなら、子世代は、インターネットで『電器店』というキーワードでは検索せず、もはや家電は安い所で買うという行動パターンが根付いているからです。

 

 

 

 電器店が家電の購入を!とネットで訴えても、そもそも注目されないのです。

 

 そこで戦略をガラリと変えようというわけです。

 

 まず、現在の顧客層である親世代にとっての家電とは、『くらしの支え』であり、故障やトラブルは、生活困難に直結し、速やかにサポートの手を差し伸べることができるまちのでんきやさんを、ありがたい存在であると熟知している存在であるということを、再認識します。

 

 一方、その子世代層は、家電は単なる家電でしかなく、故障やトラブルは一時の不便でしかありません。

 

 そして、自身が高齢者になったときは、故障すればまた買い替え、長期保証もあり、高齢者向けのサービスも充実しているであろうと、心配もしていません。

 

 この先、町の電器店にお世話になるであろうとは、まるっきり考えていません。

 

 

 そんな子世代層に、町の電器店が、家電の提供者でございます!といってアプローチしても無意味です。

 

 そこで発想を変え、『お買い上げいただく物』を変えます。

 

 子世代層の当面の弱点は、離れて暮らす親(世代)です。

 

 自分のものは量販店やネットで購入し、家電ライフは成立しますが、離れて暮らす親が不憫でなりません。

 

 ただし、お買い上げいただくのは、家電ではなく、「まちのでんきや」という存在そのものです。

 

 

 

 インターネット上での子世代へのアプローチを変えるのです。

 

 これまでは各お店の努力で、家電とサービスを提供していましたが、

 

 これからはまちのでんきやが一体となって、くらしのサポート全般を提供します。

 

 ここがポイントです。

 

 各お店の努力ではなく、組合と組合店が一体となって、まちのでんきやぐるみで地域高齢者支援の担い手になるのです。

 

 子世代層から見れば、まちのでんきやさんが、「親孝行のパートナー」となるのです。

 

 高齢者世代層当人は、くらしに不安がいっぱいで、子世代層は、離れて暮らす親の健康面や日々の暮らしのあれこれが心配という背景が…。

 

 高齢者の不便、子世代層の不安解消のために、どうしても救いの手が必要ですが、行政の力だけでは限界があります。

 

 そこで、御用聞きのノウハウを備えた、地域のまちのでんきやさんが、その一端を担うという考え方です。

 

 

 (解決策は案外、まちのでんきやさんかもしれない)。

 

 あ、そうか、まちのでんきやさんという手があるのか…と、子世代層の意識改革を促す、それがこのプロジェクトの取り掛かりです。

 

 日々、地域の電器店は、お得意様である高齢者世代から、ちょっと使い方がわからない、テレビが映らないといっては呼ばれ、サポートの上、ただ同然で帰ってくることの繰り返しです。

 

 ところが、いかにそれが親世代や電器店が苦労していることを、子世代層には知られていません。

 

 そこで、インターネットを通じて、その現状を知ってもらうことから始めるのです。

 

 つまり、まちのでんきやプロジェクトの本質は、当面はサービス提供者は高齢者世代層ということで、変りはありませんが、実はインターネットを通じて、ネットユーザである子世代層に広く知ってもらうことが最大の目的です。

 

 今日明日、子世代層がにわかに町の電器店を家電流通の選択肢としてチョイスし出すことは望めませんが、まず知ってもらうこと、それがこのプロジェクトの要諦です。

 

 そのために、まずまちのでんきやがどんな存在であるか、それを知ってもうためのノウハウ、それが組合と組合店が一体となったホームページのリニューアルというわけです。

 

 

 

 現在、ホームページを開設しているお店は少数で、それも放置しがちというケースが多いのが現状です。

 

 ネットユーザである子世代にとって、ホームページのないお店は、顔のない店、この世に存在しないも同然です。

 

 ただ、お店が自力でホームページを開設することは現実には困難です。

 

 そこで、まず電器商業組合が従来の組合紹介ページという意味合いでしかないホームページをリニューアルし、『子世代取り込みに特化した組合ホームページ』に刷新します(別名『親孝行応援サイト』)。

 

 

 

 組合が軸となり、まちのでんきやさんが、親孝行のパートナーとなることなど、そもそもまちのでんきやさんとは…を知ってもらい、さらにそこからマップを頼りに近くのでんきやさんを紹介する送客支援を実施します。

 

 困りごとなどで検索すると、組合のホームページがヒットし、では具体的にサポートしてくれるお店はどこなのか、手がかりを得る、『使えるサイト』を目指します。

 

 これまでの『知る人ぞ知る』でんきやから、子世代にも支持され、利用されるでんきやに変身するのです。

 

 町の電器店の真の復権は、『大手量販店やネット通販との販売競争に勝つこと』ではなく、

 

 

 

 まちのでんきやが再び「地域になくてはならないお店」として、消費者に認知され、利用してもらうことです。

 

 そのためには、組合と組合店が一体となり、組織力で子世代層をターゲットに、インターネット上での情報発信に努め、安心感を与えることが不可欠です。

 

 ネットにはネットで!

 

 

 

 それがまちのでんきやプロジェクトです。

 

 (以上、イールアップ・ラボ中村さんが制作された勉強会資料を参考に)。

 

 さて、具体的には…。

 

 イールアップ・ラボさんがプロデュースし、組合のホームページを大リニューアルします。

 

 イメージとしては、イールアップ・ラボさんが手掛ける石川県瓦工事協同組合を参考に紹介します。

 

 

 

 石川県瓦工事協同組合のホームページ

 

 これが組合のホームページ?と思うほど、キレイなサイトです。

 

 見れば、読み物がたくさんリンクされており、中には、瓦屋根の利点と魅力というページも。

 

 そもそも論として、最近の新築住宅は、コロニアルや金属屋根の住宅が増えて、瓦屋根のお宅が減少していることに触れ、瓦屋根はロシアでもその魅力に注目されていることも紹介し、瓦の良さを切々と説いています。

 

 

 耐熱や防音に優れていることなど、永遠綴っていますから、「へぇ~」とあらためて感心します。

 

 そして、ここがポイントなのですが、これらの読み物は、後で紹介するお店のホームページの共通読み物にもなっているのです。

 

 つまり、瓦組合に加盟している瓦屋さんにとって、瓦の良さという読み物は共通だからです。

 

 共通の読み物には、たとえば、悪徳業者にご用心というページも。

 

 

 

 昨今の悪徳業者の手口や、相談窓口などを紹介し、その点、組合加盟店であれば、安心してご利用いただけるという具合に、案内を促しているのです。

 

 読み進めていくと、あるいは、組合サイトの右上付近に、石川県の地図が記され、では具体的に、どこに相談すると、解決してくれるのか、道先案内をしてくれるしくみになっています。

 

 たとえば、金沢市N町のとある瓦屋さんのサイトをクリックすると、その瓦屋さんのホームページが表れます。

 

 えぇ?!これが中小の一瓦屋さんのホームページ?

 

 イールアップ・ラボさんが手掛ける石川県板金工業組合に加盟しているとある板金屋さんに聞いてみたことがあるのですが、よく言われるのが、「お前のとこのホームページ、どうなってるんだ?誰が作ったんだ?」だそうで、知人からその素晴らしさを褒められるそうです。

 

 とある板金屋さんのホームページ(お話をうかがった会社ではありません)。

 

 瓦屋さんでもそうなのですが、ページの右側に、たとえば、なぜ組合加盟店が良いのかも解説があります。

 

 

 

 なるほど、そういうわけで…。

 

 それに、組合が加盟店として認めているのですから、安心感があります。 

 

 実際、新規のお客様から「ホームページを見たんですが…」との問い合わせも増えているそうで。

 

 ブログ担当も、もし組合と自店のホームページが完成したら、毎月配布している自店チラシにホームページにリンクできるようにQRコードを掲載するなどして、さらにお店の様子を詳しく見てもらいたいと考えています。

 

 文字でしか告知できなかったフェアの情報なども、画像と解説、いずれは動画でも閲覧できるようにすれば、どんなにか素晴らしいことでしょう。

 

 自店でメンテナンスすることは、わずかの画像とあいさつ文更新だけで、読み物などはたくさんのページとして、組合共通部分があるので、放置したままでもじゅうぶん立派なサイトが維持できるというわけです(放っておいてもスクスク育つサボテンのように)。

 

 これを自店の自力で、ホームページを制作するとしたら、制作費、維持費に、いったいどれだけの労力とコストが必要になるでしょうか。

 

 その点、まちのでんきやならまちのでんきや共通の読み物を利用することと、組合が一丸となる組織力、それがイールアップ・ラボさんが目指すところのうなぎ上りプロジェクトといわれる所以です。

 

 その主旨は、イールアップ・ラボさんのホームページを読み進めると、よく理解ができます。

 

 

 

 そして、このプロジェクトが、たんなる小ぎれいなホームページを制作するだけのミッションではなく、ホームページをベースにした、組合一丸で手掛ける戦略とがパッケージのプロジェクトだということです。

 

 今、石川県電器商業組合は、プロジェクトを進めることを決定し、本格的に企画の段階に入りました。

 

 チームを組んで、話し合いし、近日次のステップの勉強会を予定しています。

 

 

 

 ①組合がホームページリニューアルし、

 

 ②傘下の組合店がホームページ新設し、

 

 ③組合の組合店ページからは、組合店のコミュニティも完成し、そこで組合活動ができるしくみが構築され、

 

 ④組合と組合店による『まちのでんきや』総ぐるみのイノベーション実現が可能となる、

 

 それがまちのでんきやプロジェクトです。

 

 そして、さらにいうなら、

 

 

 

 まちのでんきやがこのプロジェクトで、現状打破を目指すように、まちの瓦屋さんがそうするように、板金屋さんがそうするように、車屋さん(福井県自動車整備商工組合)がそうするように、まちの〇〇〇屋さんといわれるような中小零細企業や組合に、すべて応用が効くプロジェクトモデルにもなり得る話なのです。

 

 当面は、親孝行のパートナーとして、利用されるだけでよいとはいうものの、さらにその次のステップではやはり、次世代の親世代となるべく、現子世代の取り込みが最終ゴールです。

 

 (イールアップ・ラボの回し者ではありません(笑))。

 

 いえ、大げさではなく、まちのでんきやのみならず、日本中のまちのナントカ屋さんが結束すればするほど、ひいては『日本の中小企業未だ健在!』をPRができる、願ってもないチャンスやヒントにもなるという発想です。

 

 さらにはそれが中小企業同士の互助の精神にもつながると信じ。

 

 石川商組(石川県電器商業組合)では、制作から完成、その後の成果発表に至るまで、できる限りオープンにし、紹介していく予定です。

 

 

 

 その後、11月21日に運用編説明会を開催。

 

 体系的にまちのでんきやプロジェクトとは?についてまとめました。

 

 

 

 他県のデンキ商組さん、中小企業組合の皆さん、関心のある方は、ぜひチームまちのでんきや石川にご連絡ください。

 

 情報をお届けします。

 

 まちのでんきやはトータル家電ライフをサポートします。 

 

 

 (まちのでんきやユニフォーム・ご用命は各都道府県商組経由にて石川商組へ)。

 

 (カラーは20数種類あります)。

 

 

 (まちのでんきやノボリも)。