2016年10月6日(木)
全国青年部サミットが開催され、前半、各都道府県の青年部活動画像が紹介され、北原会長のあいさつ、大畠衆議院議員の祝辞、メーカーさんのあいさつの後、グループ討議に移りました。
グループ討議
参加340人の青年部員が、27のグループにわかれ、テーマは、「まちのでんきやブランド化」。
まちのでんきやのブランド化を確立するために
①まちのでんきやの現状と10年後の「あるべき姿」。
②今後の青年部活動と家電小売業界の発展に必要なことは?
③仕入れ手法の変化とWEBへの対応策について
ところが、グループ討議が始まっても、ブログ担当が配置された、グループ15…しばらく沈黙が続いたんです。
どうでしょう、3分ぐらい?
なにを話せばいいんだろう~。
まちのでんきやのブランド化って、なんだろう。
まちのでんきやがブランドになって、どうするんだろう。
ブランドって、シャネルとかプラダのブランドのこと?そりゃ無理でしょう。
中には、そんなふうに思っていた人がいるかもしれません。
8月のこと。
富山の設立総会で、個人的に、ある青年部員さんに、取材してみました。
「今日、なんのために集まって、これからなにが始まるかわかりますか?」
「いえ、よくわかっていません。来いっていわれたから、来たんですけど…。」
それがもっとも正直な本心かもしれません。
中には、すでに「まちのでんきやブランド化」!おぉ!それでいこう!と賛同してくれている人もいますが、おそらく会場の3分の2の人は、ピンときていないかもしれません。
それにしても、すごい熱気。
グループ15は、いつまで経っても沈黙でしたが、他のグループは、少しずつ活発に議論が始まっているようでした。
自己紹介であったり、でんきやさんの現状を議論し合ったり。
27のグループでディスカッション後は、代表者による発表がひかえていました。
そのうちの6グループの代表者が、所属するグループの意見をまとめて、発表するというスタイルで、事前に発表者は決まっていました。
チーム15は、発表グループではなかったので、気楽にいこうよ…
そんなふうに思っていたかどうかはわかりませんが(笑)。
ただし、発表内容は、あとから集約して、まとめるとの話。
もちろん、いい加減にやり過ごすことはできません。
各グループ、あらかじめ司会進行役と、書記の係が決まっていました。
グループ15、ようやく司会進行役が声を発しました。
「〇✕△…。」
ガヤガヤガヤ…この迫力と議論のぶつかり合い?
一つのテーブルを6人で囲み、二つのテーブルで計12人が、グループ15でした。
ブログ担当は、向かって左の一番隅に座っていたので、司会進行役が座っていた右側のテーブルから発せられる声が、まったく聞こえませんでした。
物理的に不可能でした、これで建設的な議論を進めるのは。
そこで、ブログ担当、やおらと立ち上がり、司会役に近寄り、提案をしました。
「スミマセン、こちらでせっかく声を上げてもらっても、こちら側のテーブルまで声が届きません。なので、さらにグループを二つにわけませんか。」
司会者「あ、そうですね。」
あっさりと了承されたので、そうすることに(笑)。
テーブル一つなら、声は届く。
これで不本意ながらも、一応議論らしい議論が、この6人だけでもできる。
ブログ担当は、甚だ勝手ながら、そう確信しました。
そして、すでに司会進行役は、自然と自分が買って出よう!と心に誓っていました。
同じテーブルの他5人、それぞれ、長野、千葉、青森、埼玉、鳥取の青年部の皆さん、その節は、勝手に仕切ってスミマセンでした。
お詫び申し上げます。
その上で、こう切り出しました。
「石川の町野電次郎です。よろしくお願いします。」
ということにしておきましょう(笑)。
6人の自己紹介の後、こう切り出しました。
町野「この『まちのでんきやブランド化』という話は、恐らく(とはいったものの、そう確信している)、石川から誕生した発想なんです。」
「へぇ~そうなんですか。」
ブログ担当というより、石川青年部会として、万一プレゼンの要請を受けたら、恥ずかしくない程度に答えは用意しておこう。
昨年は、実際そういう機会がありました(2015.11.26)
事前になかった予定、スケジュールの中に、急きょ活動についてプレゼンの機会を与えられたということがありました。
どういう成り行きでそうなったのかは、未だに謎です(笑)。
そういうこともあろうかと、石川青年部会は、白状しますが、二つの切り口から用意していました。
いえ、用意していたというより、日頃、熱心に活動していれば、なんらかの形で表現することは、自然な成り行きじゃないか!そんな自負?がありました。
偉そうでスミマセン。
なにも、都道府県対抗でなにかを競い合っているわけではありません。
共通のテーマは、まちのでんきやがいかに繁栄するか、また良き時代のように栄華を極めることですから、賛同者、同調者を探ろうと模索することは、不自然でもなんでもありません。
そして、どうせなら、たとえ出番がなくても、整理だけはしておこう…と。
石川の鶴田さん(画面左)のグループより
鶴田さん、書記さんの隣りだったんですか。
ならば、声がよく聞こえていたことでしょう。
画像の反対隅っこの人たち、てんでに議論をしているようにも見えますが(笑)。
(登場人物はすべて仮名です)。
で、グループ15。
町野電次郎「この『まちのでんきやブランド化』ってのは、どういうことかっていうと、なにもシャネルとかプラダの意味でのブランドという、そんなごたいそうなものではないんです。」
去年のこんなエピソードから。
石川青年部最年長の坂本さんも議論に参加
同じグループには、複数の都道府県のメンバーが重ならないように配慮されていました。
町野電次郎「去年の全国青年部研修で、こんな意見が出たんです。」
それは、昨年の全国青年部研修(2015.11.25~26全国家電会館) で、青年部の課題と対策について論じ合うというグループ討議があり、その中で、どこかの県代表が、恐らく地元から拾い上げてきた声として、こんな意見を。
青年部の活動として、課題を洗い出す。
「メンバーがそろわない」
その下です。
「〇〇会のつながり(があるから) → 青年部いらない?」
周囲のメンバーは、特に声を発することはありませんでしたが、なるほど…と思って聞いてくれていたでしょうか。
町野電次郎「○○会って、固有名詞出したら、マズイんですけど、もし〇〇会の人がいたら、ゴメンナサイ。」
「匿名会(仮名)って、ご存知ですか?」
長野の坂下さん「あぁ、私、匿名会に入ってます。」
えぇーーー!!そうなんですか?
(ちょっとやりにくいかな(笑))。
青森の南さん「私もです。」
隣りの鳥取、渡瀬さんと合わせて、3人が挙手されました。
わーーーー!!
な、な、なんと!6人中、3人が匿名会だということがわかり、びっくり仰天!
でも、匿名会の悪口を言うわけではありませんので、だったとしても、どうということはありません。
悪口どころか、知る人ぞ知る、匿名会は、家電メーカーのA社の次世代〇✕養成所、研修施設出身者で、詳しくは存じ上げませんが…
要は、優秀な電器店の集まりで有名なのです。
で、話を戻し、それを前提の上で、進めました。
町野「匿名会があるから、青年部はいらないって話が出ていたようなんですけど、それって、違うんじゃないの?って話です。」
つまり、匿名会のような優秀な勉強会、集団があって、電器店として立派にビジネスを展開する組織というかチームに所属しているのだから、これ以上、青年部かなにか知らないが、なにをすることがあるのかという意見らしいのですが、それは違うでしょうと。
町野電次郎「私は、去年のその研修には参加してないんですけど、立場上、参加メンバーに取材して、画像を見せてもらって、その文字を見たとき、悔しかったんです。」
青年部の研修で、青年部はいらないって、どういうこと?
町野電次郎「ところで、話はいったん飛びます。」
町野電次郎「今年、リオ五輪がありましたよね。レスリング、感動しませんでしたか。」
(うんうん)。
折しも、10月6日の全国青年部サミットの翌日、東京で選手団の大パレードが。
愛知や奈良のメンバーが、画像を提供してくださいました。
おぉ~~!!レスリングの伊調選手と川井選手!!
金メダルのお二人ではありませんか!!
よくこんな写真を!!
奈良の犬山さん、ありがとうございました。
いい笑顔、そしてキラリと輝く金メダル。
川井選手は、地元石川出身で、石川県民あげて、祝福しています。
町野電次郎「そんな華々しかったレスリングですが、実は、3年前、2013年には、五輪の中核競技から除外され、2020年の東京五輪の正式種目ではなくなってしまうかもしれないという危機にあったんです。」
青年部研修でそんなお話を永遠(スミマセン)。
町野「当時、IOC副会長は、レスリングは見ていてつまらない、迫力に欠け…魅せ方をあらためなければならない、と警告したんです。」
柔道の松本選手、金メダルはなりませんでしたが、見事銅メダル。
やはり、地元石川のスターです。
町野電次郎「そこでお尻に火が付いたレスリングは、ルール改正し、魅せ方を工夫し、その後、五輪種目除外は逃れたんです。」
つまり、外国の選手、ライバルを倒すことと同時に、レスリングそのものが五輪の種目として留まるというもう一つの戦いにもトライしなければならないという話なのです。
華々しいパレード
五輪の種目でなくなってしまっては、女子ソフトボールのように、活動予算や活動日数が減らされ、脚光を浴びる場面がなくなっては、明日のソフトボールを背負って立つ選手も育たず、悪循環に陥ってしまう…。
端っこでもいいから、メジャーな輪の中にいなければ、明日はないという話。
町野電次郎「そこで話を戻して、まちのでんきやはどうでしょう。今、家電を買うといえば、家電量販店かインターネット通販で、まちのでんきやは蚊帳の外です。」
町野電次郎「お得意様との当面の関係性から、今日明日、どうということはないが、いずれはだんだんとますます蚊帳の外、選択肢から消滅していくでしょう。」
町野電次郎「まちのでんきやの日常業務は、五輪にたとえると、敵を倒すことで、商組の活動というのは、まちのでんきや自体が、まちのでんきやここにあり!を訴えるための活動なんです。」
町野電次郎「だから、匿名会があるから青年部は要らないというのは、ナショナルトレーニングセンターがあるから、(レスリングならレスリングそのものの)ロビー活動は必要ない!っていってるのと同じことなんです。意味不明じゃありませんか!」
町野電次郎「で、我々若手青年部というのは、敵をも倒す(日頃の営業活動)と同時に、まちのでんきやそのものの宣伝活動もできる、そのための時間とエネルギーを、親会の人たちよりたくさん与えられている。だから、両方を追究ができる、とりわけ、そもそも論のところで、まちのでんきやという存在を忘れた人には、もう一度思い出してもらおう、そもそもまちのでんきやという概念のない人には、知ってもらおう!それが『まちのでんきやブランド化』ということなんです。」
…と、大演説というほどでもありませんが、そう独演させていただきました(汗)。
グループ15の左半分チームさん、生意気なことを言ってスミマセンでした。
が、あの匿名会が6人中、3人もいるチーム15-2班のメンバーは、見たところ、良い反応のようでした(ひいき目かもしれませんが(笑))。
埼玉の中川さん「そうですね、確かに我々がやっていることは、お得意様にはかゆい所に手が届きすぎるほど届いているようですけど、そうでない人は、まるで知らん顔と言えるかもしれませんよね。」
と、一人が語り出すと、次々火が付いたように、議論が白熱し出しました。
というわけで、シリーズ全国青年部サミット、その4は、こんなところでしょうか。
アメブロの4万文字の制限が迫っているようです(汗)。
明日は、議論の続きと、全体発表を(の予定)。
グループディスカッション、お疲れ様でした。
石川青年部会は活動を通じて、まちのでんきやブランド化を目指します。
『まちのでんきや』はトータル家電ライフをサポートします。
『まちのでんきや』アゲイン!!
『まちのでんきやエレジー』! (『まちのでんきや』テーマ曲・YouTubeにて)
ランキングに参加しています。