消費者庁のホームページ をのぞく機会があり、ふと眺めていたら、こんなファイルが。
-平成27年度リコール対象製品に関する重大製品事故について-
ファイルによれば、平成27年中に事業者から報告を受けた重大製品事故のうち、リコール対象製品に関する報告が100件あったということで。
対象品を使用し続けると、事故を起こす恐れがあり、危険であると警告しています。
以下に例を挙げます。
平成27年度に報告されたリコール対象の重大製品事故のうち、件数の多い上位5位。
もっとも、多いのは、ノートパソコン用のバッテリーパックです。
そして、当然といえばいえるのでしょうが、上位はほとんど電化製品であるということが一目でわかります。
同ファイルでは、続けて、個別の商品について、メーカー名も表示し、紹介しています(ここでは省略)。
消費者の皆様へ!
リコール対象製品を使い続けると、事故を引き起こす恐れがあり、大変危険です。
対象製品をお持ちでないか確認し、お持ちの方は、直ちに使用を中止し、事業者に連絡しましょう(同ファイルより引用)。
また、同ファイルの4ページ目以降は、個別の具体例について列挙しています(メーカー名、型名、製造期間、対象個数など)。
対象機種と確認方法も。
あるメーカーのリコール情報サイトによれば、バッテリーパックが発火し、火災に至る恐れがありますとの情報が。
使用中にとか、どんな時にという具体的な例には触れていません。
とにかく使用を控え、関係部署に連絡をとだけ。
ノートパソコンのバッテリーパックがリコール対象品だなんて…。
そんな情報、エンドユーザーがいったいどうやって知り得るんだろうか…疑問。
同ファイルの7ページには、電気ストーブのリコール情報が。
画像はイメージですが、こんな形でした。
強弱切換スイッチにしようされている部品が不良で、ダイオードが異常発熱、火災に至る恐れが。
某日本のメーカーが輸入したという電気ストーブでした。
そういえば、以前、リモコン式のハロゲンヒーターが、操作もしないのにひとりでにスイッチオンされ、トラブルに至ったというケースもありました。
それは、海外製のそれで、日本の家電品のリモコンの赤外線周波数と同じ周波数であったため、反応したという事例でした。
電気ストーブが勝手に動き出すなんて、とんでもない!
これは特殊なケースとしても、さらにファイルでは、ごくごく身近なスマートフォンの充電器のような品のリコール情報も。
ブログ担当、こんなパーツが好きで、興味大ありですし、よく買いにも行きますが、買った本人はもとより、売ったお店サイドも果たして、いつ誰にどんな商品を売ったかなど、管理しきれるものではないでしょう。
管理といえば、電器店では、メーカーから度々、リコール情報について、ファクシミリで情報が送られてきます。
先日も、石油ストーブの情報が。
石油ストーブの給油タンクによる不具合
長期間使用による給油口の変形が要因で、給油口がロックされたと使用者が誤認し、半ロック状態になる事象が発生し、給油中、タンクから灯油がこぼれ、火災に至るというケース。
ブログ担当が属する系列メーカーとは違うメーカーですが、それでもふだん取引があるため、この手の情報は頻繁に送られます。
「これは販売していないだろうなぁ~。」と、半ば安心しつつ、ねんのためと、ポスレジ端末にて検索をかけてみました。
するとどうでしょう!
一軒あった!!
ただし、それは、ブログ担当の店から販売したものではなく、たまたま情報として収集していたケースで、20年近く前の石油ストーブでした。
お得意様の中田さん(仮名)に電話すると、
「あぁ~、ストーブか!あれは、もう何年も前に処分したわ。(リコール情報に)あら、ホントか、なんともなかったよ。そうけ、わざわざあんやとね。」
とのことで、今は使われていないことを確認しました。
そこまでするのが『まちのでんきや』です!!
それが現実に世間の耳目を集めることになったできごとがありました。
それは、2013年3月のこと。
その日は石川青年部会(石川県電器商業組合青年部)の定例会の日でした。
組合会館に着くと、いきなり長川専務理事(仮名)が、ここへ電話するようにと、一枚のメモを。
渡されたのは、朝日新聞記者さんの連絡先でした。
朝日新聞?!
なんでまた…。
その頃はもうブログ更新していましたから、もしかして活動がめざましいから、取材依頼なのかな…と。
自分で言うか(笑)。
案の定、考え過ぎでした(笑)。
取材内容は、家電製品のリコール対象品が出た時の、お得意様に対する周知の状況についてでした。
(2013年3月10日 朝日新聞朝刊 23面より)
生活面に、掲載された記事は、前年の加湿器による老人施設火災死亡事故発生を受けて、リコール製品の周知方法について、各電器店はどのように徹底しているかというもの。
冒頭は、大型家電量販店のそれについて書かれ、それに続けて、全国のまちのできやの取り組みについて。
全国の町々にある小さな電器店は…という書き出しで。
全国の『まちのでんきや』は無数にあれど、その代表紹介という形で、な、なんと!石川青年部会(当時金沢支部)が紹介されたのです。
情報がメーカーから届けば、速やかにお得意様に案内すること、お得意様とは顔見知りが多いため、通知漏れは起きにくいことが書かれています。
目に入れば、他店購入品でも対応を呼びかける。
店と客の顔を突き合わせた身近な関係が、くらしの安全を支えている。
やっぱり一家に一人、『まちのでんきや』は要るなぁ~。
自分で言うか(笑)。
事故を受けて、記者がネットに手がかりをもとめていたら、当ブログがヒットしたというわけです。
これだけ多くの電化製品、便利な製品が次々と発売している以上、リコール製品を発生させないということは不可能です。
肝心なのは、いかにして、情報収集し、万一我が家に危険な製品が仲間入りしてしまったとしても、いち早く改修するなど、対策することではないでしょうか。
そして、さらに肝心なことは、ひとたび製品をお買い上げいただいた以上、お店に過失がないとしても、そして、何年、何十年経過しても、ご購入いただいたお得意様へ周知徹底することではないでしょうか。
『まちのでんきや』は、リコール情報は速やかにお得意様にお伝えします。
『まちのでんきや』は家電とインフラ、安全安心をセットで届け、末永く、快適な家電ライフを営めるよう、トータル家電ライフをサポートします。
『まちのでんきや』アゲイン!!
『まちのでんきやエレジー』!
(『まちのでんきや』テーマ曲・YouTubeにて)
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