今回のコラムでは、投資初心者の方に

オススメしている「長期投資」の

具体例をお話しします。


まず、「長期投資」とは何かを、

製薬や医療などの会社から成る

メディカル業界を例に、ご説明します。



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「長期投資」とは何でしょうか?


  長期投資とは?


長期投資とは、株や投資信託などの金融商品を、少しずつ買いながら、すぐ売らずに長期間持ち続けることです。

投資初心者には、安全で最適な方法です。
何より長期間保有する訳ですから、
景気の浮き沈みの影響をあまり受けません。

てすから、世の中で必要とされる会社に投資すべきでしょう。直ぐに芽が出なくても、本当に必要とされる会社なら、きっといつかは成長します。

また、特に配当金がたくさん出る会社は、
狙い目です。

そこで、当ブログでは、
長期投資に向いた業界や銘柄を紹介しています。

別のコラムでは、
の会社について書きました。
関心がある方は、あわせてお読み下さい。


  長期投資に向くメディカル業界の会社


今回は、メディカル業界
(あるいはヘルスケア業界)です。 
 

 

 

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私は、FPの相談を受けながら、老人ホームで介護士を助ける介護助手の仕事をしています。

 


ですから、日常的に看護師さんや

お医者さんとも、仕事をしたり、

お話しします。

そんな経験から、

高齢化社会の問題解決を

使命とするメディカル業界

の会社

を、自分なりに考えてみたいと思います。


投資信託、不動産、株式といった

資産形成のための投資において、

認知症は難しい問題となっています。


認知症になれば、

理解力や判断力が失われます。

 

ポートフォリオの変更(売却や新規購入)が、

物理的、法的に難しくなるためです。

そこで、今回は、認知症治療薬

の会社をみてみましょう。


  認知症治療薬のバイオジェン社


日本のエーザイと提携している

米国東海岸マサチューセッツ州の

バイオジェン社(Nasdaq、BIIB)

です。


バイオジェンは、アルツハイマー病など

認知症の治療薬「レカネマブ

を開発しています。

レカネマブは、2023年7月7日

にアメリカの政府機関FDAの承認を受けました。日本でも、2023年9月に承認されました。


バイオジェン(NASDAQ BIIB)

株価 224.94ドル (2024/6/02時点)

PER 28.11

配当利回り 0 (配当金なし)


 注)

PERは、株価÷1株あたりの純利益で算出されます。その株の株価が利益に対して割高か割安かを表します。

配当利回りは、年間配当金÷株価で算出します。


 

この会社は、これまで配当金を出して

居ません。その意味では、

長期投資銘柄の条件を満たしていません。

PERの28.11は、米国公開企業の平均的なPERの23に比べると、やや割高です。1年前の2023年6月は13でした。まだまだ成長性はあると思います。

  認知症の進行を遅らせる薬、レカネマブ



しかし、日本でも

高齢者の6人に1人が認知症

を患う現状があります。

 

認知症になると、介護者の言うことがなかなか伝わりません。

 

徘徊や不潔行為などで、周囲を巻き込みます。

レカネマブは、そのような認知症患者の

症状の進行を遅らせることができます。

人生100年間時代で寿命が伸びれば、

認知症の状態にある期間も伸びます。
 
この社会的な意義を考えると、個人的には、

長期投資に向いているのではないか?

と思います。



  メディカル業界で高配当の会社



参考までに、他の高配当の製薬会社を見てみましょう。

アムジェン(NASDAQ AMGN)

株価 227.11ドル (2023/6/23時点)

PER 15.43

配当利回り 3.8%


・PER=株価÷1株あたりの純利益

配当利回り=年間配当金÷株価

 

 
アムジェンは、バイオジェンと同じ

生化学、バイオ分野の製薬企業です。

ガンや腎臓病治療の米国企業です。

PERは、米国企業平均の23からみると割安です。


配当利回りは3.8%

4%に近ければ、高配当と言って良いと思います。 


その後2024年6月には、株価は305.85ドル、PERは43.70、配当利回りは2.94%となりました。


割安感は少しなくなりましたが、高配当は続いており、まだまだ長期保有は可能と思います。


このように高配当の会社もありますが、

創薬は半導体と同様、経営に研究開発が占める割合が大きくなります。

 

認知症治療のような新しい分野は、

無配当もやむを得ないのではないか

と思います。



(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)


【関連記事】
次回の記事は、

コチラ↓をお読み下さい。

ギリアドサイエンシズ、長期投資おすすめ銘柄その4  

 

 

 

過去の記事は、
コチラ↓をお読み下さい。
投資信託実践編その1、効率的市場の考え方が投資の原点  

 

 
 
 

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ここまでお読み頂き、ありがとうございました。

最後に、
※ここに書かれているのは、筆者の知見に基づく一般論です。例にあげている実際の金融商品の原稿作成時点のデータです。実際の投資で同様のリターンが得られることを一切保証しません。投資は、ご自身の判断に基づいて行って下さい。また、このブログでは特定の金融商品を推奨、勧誘することは一切ございません。