眼精疲労ケアアイクリーク代表の加藤真理です。

 

3月中に全国の小中学校のデジタル教科書配布が完了し、

 

4月からいよいよデジタル教科書が本格的に導入されます。

 

デジタル教科書に関しては、

 

そのメリットとデメリットがあげられておりますが

 

いちばん懸念されているデメリットは視力の低下です。

 

 

昨年の緊急事態宣言で学校が休校になった際、

 

オンライン授業の影響で

 

視力が低下した子供が何人も来院されました。

 

オンライン授業のために自分用のパソコンを与えられた子は

 

授業以外でもパソコンに向かいっぱなしで、

 

近くばかりを見ていることによっておこる調節緊張状態となり、

 

遠くを見るときにピント調節がスムーズにいかなくなって

 

遠くが見にくくなるのです。

 

 

神奈川県大和市では、

 

デジタル教科書による視力低下への対策として、

 

各教室に視力検査表を掲示して1日1回視力チェックを行い、

 

視力低下した場合には速やかに眼科を受診するよう指示するそうです。

 

学校検診で1年に1回視力測定を行うだけでは不十分ということですね。

 

たいへん良い取り組みだと思います。

 

 

デジタル教科書導入にあたり、

 

視力低下による近視化とともに是非チェックしていただきたいのが

 

遠視の子供の眼精疲労です。

 

視力が良いほど近くを見るときの負担は大きくなりますので

 

近視だけでなく遠視の子供のケアはぜひ行ってもらいたいです。

 

 

また小中高生のネット依存症も急増しています。

 

デジタル教科書で子供の頃からタブレットに触れることは、

 

便利さとともに様々なリスクも伴うことを

 

しっかり自覚する必要があります。

 

4月から始まる新しい教育現場に注目していこうと思います。

 

 

 

子供の視力については何度かブログにあげていますので

 

興味のある方はご覧ください。