立ってるだけでも
カラダがしんどいっ!
そうおっしゃるご利用者さまに
寝姿勢をお尋ねすると結構な割合で
当てはまるのは『横向き寝』。
なのなのなさんによるイラストACからのイラスト
その体勢で寝るのは
幼少期からの心理的な要素も
もちろんゼロではないですよ。
ええ・・・
ゼロではないです・・・
それよりも!!
カラダの問題の方が
大きいと思うのですが
横向きで寝たいという原因は
先ほども書いた通り
心理的観点もゼロではないです。
ですが心理的な要素から
アプローチして解決するには
個々解決方法に違いがありますし
意外に時間が掛かったりします。
なのでカラダからの
アプローチからのほうが早いかな~。
それについてのお話を。
まずは
横向き寝をするメリットから
考えたいと思います。
すぐに思いつくのは妊娠中でしょうか。
お腹が大きくなると
仰向けで寝ると内臓を圧迫されるため
抱き枕などを入れての
横向き寝はありです。
あとは動悸が激しくなった時に
心臓の負担を減らすため
横向き寝をしたり
鼻詰まりの時
呼吸がしにくいなどの理由で
横向き寝をする、など。
じゃあ、デメリットは?
横向き寝をすると
内側に肩が入り込むという
ようは「巻き肩」を増強することになります。
低い枕を使用しているにも関わらず
横向きで寝る方は
首や肩の弊害がさらに大きいですよ。
腰枕などをせず横向き寝を
すると背骨がまっすぐの形状を保てず
カラダの傾きの原因になります。
もちろん骨盤も横向き寝をすると
下になってる側が圧迫されるので
傾きの原因にもなります。
人間のカラダというのは
そういう状態を回避するために
寝ている間「寝返り」を
無意識におこなっています。
寝返りについては
様々研究されていますが
はっきりと人間はこれくらいするものだ!
という定義はないのが現状。
と、いうのも
日中のライフスタイル
入浴時間や室温、布団等の条件など
個々違うためはっきりとした数字は
出せないというのが見解です。
今現状わかっていることと言えば。
寝返りを自然としている人と
寝返りを全くしない人では
起きた時の
カラダの疲労度は
全く違うということ。
「もちろん
無意識に寝返りを何回もしている方が
運動しているようなものだから
疲れるに決まってるよね」
いやいや・・・
そうではないのですよ
以前、某テレビ番組で
全く同じ環境下にて
・寝返りを制限しないグループと
・寝返りを故意的に制限したグループで
熟睡度合い、起きた時の疲労度などの
実験をしていました。
その結果
寝返りを制限されていないグループが
圧倒的に熟睡の数値が良く、
疲労度が少ないという結果でした。
ですが
ここには落とし穴があります!
寝返りを頻繁にうちすぎるのは
熟睡の妨げになり
それはそれで
問題が隠れていることがあります。
隠れている、よくありがちものは
・寝具(敷布団)が柔らかすぎ、もしくは固すぎる
・寝具(掛布団)が薄すぎ、または掛けすぎ
・室温(湿度)が極端に低い、または高い
・照明が明るすぎる
・エアコンの室外機など
低音で音の大きいものが近くにある
これらのことに該当する方は
改善できるならしていただけると
安眠生活に一歩近づけると思います。
これに該当しているか
わからないよーって方。
次のチェックをしてみてください。
①熟睡している感じはありますか?
1.毎日熟睡できている
2.日によって違う
3.日々熟睡している感じはない
②朝起きた時、寝る前の疲労度は軽減していますか?
1.軽減している
2.日によって違う
3.疲労感が残る
③起きた時の体温は?
1.あまり変化は感じない
2.朝は高め
3.朝は低め
④首の寝違いを起こすことは?
1.あまりない
2.たまにある
3.わりとよくある
⑤鏡で自分を見た時、肩の高さは同じですか?
1.ほぼ同じ
2.左右のどちらかが下がりぎみ
3.両肩が下がりぎみで巻いている
⑥歩いている時よろけることはありますか?
1.まったくない
2.たまにある
3.わりとよくある
⑦まっすぐ歩いているつもりなのに
だんだんとずれている気がする、
または人に傾いて歩いていると
指摘されたことはありますか?
1.まったくない
2.たまにある
3.わりとよくある
⑧自身のいびきで起きる、または
いびきを指摘されることがよくありますか?
1.まったくない
2.たまにある
3.わりとよくある
お疲れさまでした
さて、解説です。
①熟睡している感じはありますか?
1.毎日熟睡できている
2.日によって違う
3.日々熟睡している感じはない
3の状態が一番問題です。
蓄積されると睡眠負債となり
心身に多大な影響を与えてしまいます。
②朝起きた時、寝る前の疲労度は軽減していますか?
1.軽減している
2.日によって違う
3.疲労感が残る
寝返りの度合いのバロメーターになります。
回数は人により違いますが
疲労感が軽減されるということは
寝返りも自然と出来ているとみなせます。
③起きた時の体温は?
1.あまり変化は感じない
2.朝は高め
3.朝は低め
体温の基本は寝るときは高め
起床時は活動しやすく平熱です。
下がりすぎは夜の寝返りが少なく
循環不全を起こしている可能性が否めません。
④首の寝違いを起こすことは?
1.あまりない
2.たまにある
3.わりとよくある
寝ている時、首が安定しておらず
負担が掛かっているようです。
横向き寝が多い傾向かも。
⑤鏡で自分を見た時、肩の高さは同じですか?
1.ほぼ同じ
2.左右のどちらかが下がりぎみ
3.両肩が下がりぎみで巻いている
2は下がっている側を
下に横向き寝が多い傾向です。
バランスが少し崩れぎみ。
3については完全に横向き寝をしている人。
胸の少し上の筋肉が
縮こまっていているため
その寝方をしないとしんどく
施術などを受けても、そのとき限りで解決しません。
万年、首こり、肩こりさんです。
⑥歩いている時よろけることはありますか?
1.まったくない
2.たまにある
3.わりとよくある
よろけるということは
体幹(カラダのバランス)が
崩れている証拠。
もしも起きた瞬間によろけることがあれば
寝姿勢に問題ありかもしれません。
⑦まっすぐ歩いているつもりなのに
だんだんとずれている気がする、
または人に傾いて歩いていると
指摘されたことはありますか?
1.まったくない
2.たまにある
3.わりとよくある
これも⑥に関係します。
バランスが崩れていると
まっすぐ歩けません。
傾いて下がっている側が横向き寝で
下になっている可能性が高いです。
⑧自身のいびきで起きる、または
いびきを指摘されることがよくありますか?
1.まったくない
2.たまにある
3.わりとよくある
寝返りをあまりしていない可能性があります。
疲労度も軽減されていないようなら
睡眠時の寝具や環境などを
見直してみてください。
①が多かった方。
寝返りもほどよくしている
「安眠グループ」です。
おそらくご自身も
あまり問題は感じておらず
睡眠の環境下も良いはず。
なのに、肩こりや背中痛を
日中感じることがあるようなら
それは寝姿勢よりも
日中の姿勢を維持できていない
=筋力の低下が原因かも?
ちょっとだけ
歩く距離を伸ばしてみたり
背筋を育てる
ストレッチを加えてみてくださいね!
②が多かった方。
寝返りが片側多め、
睡眠の環境下がいまいちな
「予備軍」です。
もう少し進むと
朝がつらくなってしまいます。
片側の筋肉が縮こまっている状態です。
縮こまっている側を緩めるような
ストレッチがお勧めです。
③が多かった方。
間違いなく「横向き寝」の弊害があります。
前出ですが、
寝返りを頻繁にする人と同様
次の項目に当てはまるものがあれば
まずは、そこから改善してみてくださいね
・寝具(敷布団)が柔らかすぎ、もしくは固すぎる
・寝具(掛布団)が薄すぎ、または掛けすぎ
・室温(湿度)が極端に低い、または高い
・照明が明るすぎる
・エアコンの室外機など
低音で音の大きいものが近くにある
ようするに横向き寝の
全てがよろしくないわけではないですが
体幹(バランス)を崩す可能性が高いということです。
それでも「横向き寝」しますか?
今から元気をキープしたいなら
まずはできることから
改善していきましょう!!
この赤ちゃんのように仰向けで
手のひらも上を向いた状態の方に
肩こりさんは少ないです。
りらっくすの森西調布サロンでは
「仰向けで寝られるようになった!」という
感想はありがたいけど普通です(笑)
実感していただくために来月は
お試しのキャンペーンでもしようかしら
記事を最後まで見れたら
ポチしてくれるとうれしいです
年代ごとに欲する「エネルギー」を手に入れる方法
わらわら出てくる地震予言者
疲れやすいなーと感じる人へ
飲み込み力をつけよう!のどトレ
「さよなら」を何度言ったら「さよなら」できる?
あなたの目薬のさしかたは効果がない?最大限に効果を出す方法!
嚥下ケア選び。その先にある「食べられるしあわせ」のために!