元犬嫁日記 -4ページ目

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03Aug
- 犬嫁日記＃34：『出発の時』の巻
  運命と宿命の違いって分かりますか？今回は、宿命に従うとそういう運命になるというお話。　　　　　　　　　　　　　　　　　犬嫁日記＃34：『出発の時』の巻嫁さん：「ねえ、暇だったらなんかしたら？」僕：「なんかって何？」嫁さん：「もう少し自分を鍛えるようなことしてよ、ダラダラTVとか観てないで。」僕：「これはDVDだよ。仕事に関係あるし、観ておかないといけないモノなの。」嫁さん：「もう…そんなこと悠長にやってる場合じゃないでしょ！」僕：「なんだよ、何を言ってるのか分からないよ。」嫁さん：「あなたは人が良すぎるのよ！」僕：「ますます意味が分かりません。何を言いたいんだよ！」嫁さん：「そんなことでこれから先やっていけると思ってるの？」僕：「はあ？」嫁さん：「もっとしっかりしてよ！こんなことじゃ先に進めないよ！」僕：「お前いいかげんにしろよ、またわけの分かんないこと言って。」嫁さん：「いいわよ。そんなこと言うんならいつでもこの家出て行ったる！」僕：「ほら出た。お前はいつも二言めには出て行く出て行くって…」嫁さん：「甘いわ。ほんとに出て行くから心配してやってるのに。」僕：「なんだよ、それ？」嫁さん：「私はもう日本には居られないんだよ。」僕：「なんで居られないんだよ。」嫁さん：「それが私の宿命だから。」僕：「具体的な話をしろよ。全く伝わらないよ、それじゃ。」嫁さん：「なんで伝わらないのよ！」僕：「伝わるはずないだろ！なんだよ宿命って。」嫁さん：「…外国へ行くねん。」僕：「はあ？」嫁さん：「外国へ行くの！」僕：「…いつ？」嫁さん：「来年には絶対行く。」僕：「どのくらい？」嫁さん：「1年以上であることは確か。」僕：「聞いてないよ、そんな話。」嫁さん：「今、話したでしょ！止めても無駄だからね。私はどんなことをしても外国で暮らします。」僕：「何しに行くわけ？」嫁さん：「様々な国の人たちをこの目で見てくるの。」僕：「後は？」嫁さん：「後って？」僕：「他に目的はないの？」嫁さん：「後は、…英語を完璧に身に付ける。」僕：「それだけ？」嫁さん：「これは私の昔からの夢だったの！もうこんな狭苦しいところ(日本)でちまちま生きるのはうんざりなの！そしてそれを果たさなかったら死ねないの！だからもっとしっかりしてよ！そうじゃないと1人で生きていけないでしょ！」僕：「…ほんとに行くの？」嫁：「私が行くって言って行かなかったことがある？」僕：「ない。」嫁：「そういうことだから。認めてくれなくても行く覚悟でいるから。」僕：「…」嫁：「…」僕：「死ぬなよ。」嫁：「え？」僕：「それだけ約束して。」嫁：「…大丈夫。私は用心深いから。」僕：「来年かあ…そんなに時間ないじゃん。」嫁：「やること一杯あって大変なんだよね。でもとても楽しみ。ワクワクしてる。」僕：「宿命なら仕方ない。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苦難は次回へ続きます。犬
23Jul
- 気分屋エレベーター
  僕の住んでいる部屋は3階にあります。ですから毎日必ずお世話になっているのがエレベーターです。ところがこのエレベーター、ちょっと曲者なんです。というのは、乗ってから行きたい階を押すと、扉が閉まるまでに少しブランクがあるんです。その時間というのが、イライラするかしないかのギリギリの時間なんです。つまり、ボタン押して「あれ？閉まらない…ああ、閉まった。」くらいの時間。まるで意思があるかのごとく、なんていうか怒られそうになるギリギリの時間までふざけている子供みたいな、そんな感じなんです。こういう微妙なテンポのズレって気になったりしませんか？最近は慣れてきたし、分っているつもりなんですが急いでいる時などはさすがに口に出してしまいます。「わざとやってる？」…と。もちろんエレベーターは何も答えませんけど。先日仕事から戻ると、エレベーターの前に『エレベーター点検中』の文字が。「なるほど、あの微妙なブランクがこれで解消されるのだな。他の住民も同じ気持ちだったんだ。」と想像しながら階段を登りました。数時間後、再び外出するため玄関を出るとエレベーターの点検は終わっていました。僕は昇ってきたエレベーターに乗り込み、1階のボタンを押しました。いや、押すか押さないか、いやちょんと触れるくらい、とにかく押すやいなや扉は勢い良く閉まったのでした。僕は思わず例の言葉を口にしていました。「わざとやってる？」
18Jul
- 蜘蛛の恋
  我が家には蜘蛛が何匹か住んでいる。蜘蛛の正式な数え方は知らないが、正確な数え方で書くのもなんかアレなので"匹"でいかせて頂く。蜘蛛は家の守り神と言われているので見つけてもそっとしておくことにしている。先日僕のPCデスクの下に良く現れる蜘蛛がなにやらソワソワしているようなので観察していると、なんとその蜘蛛のすぐ近くに、一回り小さい蜘蛛がいるのだった。家蜘蛛は(家蜘蛛という種類があるかどうかは知らない)通常単独行動していることが多く二匹の蜘蛛が5ｃｍほどしか離れていない距離にいるところは見た事がない。そして落ち着きのない大きい方の蜘蛛の様子を見ているうちにどうやら大きい方がオスで、小さい方がメスなのだということに気がついた。このオス蜘蛛の落ち着きのなさは、このメス蜘蛛の事が好きだとしか思えないのだ。しばらくしてこのオス蜘蛛は、ある行動に打って出た。メス蜘蛛の周りをくるくる回り始めたのだ。そうなるとこちらも固唾を飲んで見守るしかない。心の中ではすでにエールを送っている。「がんばれ！オス蜘蛛」と。しかし悲劇は次の瞬間起こった。沈黙を守っていたメス蜘蛛が、自分の周りを回っているけなげなオス蜘蛛に飛びかかったのだ。驚いたオス蜘蛛はぴょんぴょん飛び跳ねながら逃げていく。なんということだろう。次の日、デスクの下に現れたオス蜘蛛は、心なしか元気がなかった。僕の足元に寄ってきたオス蜘蛛が僕を見上げているので、こう言ってみた。「もう1回言って来い。」僕の声が通じたのかどうかは知らないが、オス蜘蛛は昨日メス蜘蛛が立ち去った本棚の裏へ消えて行った。あれからあの二匹の蜘蛛は現れなくなった。どこかで上手くやっているのだろうか？
04Jul
- 全公演終了
  大阪から帰ってきました。6月4日に三鷹から始まった今回のツアーも、福岡→名古屋→そして昨日、大阪で千秋楽を迎えました。稽古場の時の記憶はかなり遠いのですが、公演自体はあっという間に終わってしまいました。楽しいことをやっている時は時間が経つのが早いものです。大阪公演終了後、次の日が仕事の片桐君は僕と田中美里ちゃんを伴ってわずかな大阪時間を楽しみ尽くそうとするがごとくヨドバシカメラに直行。プラモデルを物色している片桐君の横で美里ちゃんは、「こんなところ(模型売場)初めて来た～」「こんなの売ってるんだ～」…まあ、そういう反応になりますよね。駅まで見送ったあとは他のメンバーと合流して居酒屋へ。その後仕事を終えたスタッフさんたちも集まってきて遅くまで楽しく飲みました。ワールドカップで盛り上がっている最中にもかかわらず劇場に足を運んでくださったお客さん、そしてブログやTwitterで応援してくださった方々どうもありがとうございました！これからもいろいろなことに挑戦していきたいと思っていますので今後ともよろしくお願い致します。－ラーメンを食べるイケメン－－ブリーゼの壁－
28Jun
- 名古屋終了
  あっという間に名古屋公演終了。天気が悪い中、多数のご来場ありがとうございました。名古屋と言えば、僕の生まれた場所。そして今回の作・演出、土田英生君の地元でもあります。僕たちは地元が同じ、大学が同じ。入ったサークルが同じ。そこで劇団を旗揚げして一緒に京都で活動していたという歴史があります。そして今回、彼の演出を受けるのは、およそ15年ぶり。今回競演している奥村泰彦君とも15年ぶり。なかなかありそうでない経験をしているなあと。そして次はツアー最後の地、大阪。劇団時代、良く公演を行っていた扇町ミュージアムスクエアはもう閉館。過去を少し振り返りつつも前を向いて歩いて行こうと思っています。－旅公演の楽しみはやっぱり食事－↓出演情報au携帯配信ドラマ「ロス：タイム：ライフ～親子篇～」主演・加藤清史郎（犬飼は主審役で出演）6月7日～毎週月曜配信
20Jun
- 福岡終了
  福岡の初日兼千秋楽が慌しく行われ、今は東京に戻っています。空港という場所は、使い慣れていない人にとってはとまどうことが多い場所です。東京から福岡へ移動する日、僕は羽田空港に向かいました。空港の出発ロビーには、共演者の川原一馬君が1人でいて僕を見るなりホッとしたように声をかけてきました。川原君：「他の人たち誰も来てませんね…」僕：「そうだね、もう出発まで時間そんなにないのにね。」先に飛行機に搭乗してしばらくすると同じく共演の千葉雅子さんが現れる。僕：「奥村君と根本君も乗ってないといけないはずなんですけどね。」千葉さん：「そう…おかしいわね。」そのまま出発時刻となり、僕たちは空へと舞い上がった。福岡に到着したものの、やはり2人は飛行機からは出てこない。川原君：「別の便で移動してるんでしょうか？」千葉さん：「そうかもしれないわね。」僕：「乗り遅れてたら笑っちゃうな～」千葉さん：「そしたら大変ね～」川原君：「リハーサルできなくなっちゃいますよね。」その通りだった。奥村君は舞台の様子を見るため、前日に福岡入りしていたのだがもう1人の根本君は完全に飛行機に乗り遅れたとのことだった。その日、楽屋及び、夜にみんなで繰り出したもつ鍋屋では『遅刻』というキーワードが何度も飛び交い、そのたびに爆笑がおきていた。PS：福岡公演終了後、福岡空港ロビーにて。根本君：「あれ？」僕：「どうしたの？」根本君：「チケットのキャンセルが上手くいってなかったみたいです。」僕：「あ、往復チケットを行きに変更したから？」根本君：「はい、ちょっとカウンターで聞いてきます。」奥村君：「大丈夫かな…」その直後、必死にバッグの中を探している奥村君。僕：「どうしたの？」奥村君：「あ、ちょっとチケットが…」僕：「え！ないの？」奥村君：「そんなはずはないんでちゅけどね…(こんな喋り方です)」僕：「…」奥村君：「ちょっとカウンターで聞いてきまちゅ。(こんな喋り方です)」川原君：「じゃ、僕は手荷物預けてきます。」なんとかチケット再発行をしてもらった奥村君、手荷物をカウンターに預けている川原君を見て奥村君：「川原君！！そこは国際線のカウンターだよ！！！」振り返る大勢の乗客たち川原君：「え、違いますよ。ここで間違いありませんよ。」奥村君：「あれ、僕が間違えちゃったかな？」川原君：「大きな声出さないでくださいよ。恥ずかしいじゃないですか。」奥村君：「ごめんごめん。」こんなメンバーで『－初恋』の旅公演やってます。次は名古屋。新幹線で何かが起きるか？－遅刻話で盛り上がりを見せたもつ鍋屋『やま中』のもつ鍋－↓出演情報au携帯配信ドラマ「ロス：タイム：ライフ～親子篇～」主演・加藤清史郎（犬飼は主審役で出演）6月7日～毎週月曜配信
04Jun
- 本日初日
  いよいよ本日、『－初恋』初日です。あっという間に稽古が終わりあっという間に本番がやってきました。天気も良いようですしみなさん、三鷹に足を運んでみては如何でしょうか？初日の当日券若干あるそうですよ。今回、役者陣は多彩な顔触れになっております。田中美里さんはNHK朝ドラ『あぐり』のヒロイン。今井朋彦さんは文学座のベテラン俳優。片桐仁さんは『ラーメンズ』のモジャモジャの方。千葉雅子さんは劇団『猫のホテル』の作・演出家。奥村泰彦さんは劇団『MONO』のメンバーにして舞台芸術担当。根本大介さんは作・演出の土田英生さんの右腕。川原一馬さんは舞台版『テニスの王子様』のイケメン俳優。ものすごくザックリ説明しましたがこのメンバーでお送りするシチュエーションコメディーを是非観に来てください。お待ちしております。
30May
- iPad上陸
  稽古場にiPadが持ち込まれた。黒船来航にみんなは歓喜と動揺の声をあげた。購入者の片桐仁本人は、何食わぬ顔でみんなに新しいおもちゃを見せている。新しいから買う。話題になっているから買う。そしてそれを公然と言い放つ。「特に何に使おうと思ってるわけじゃないんですけどね。」素敵だ。流行というものは、理屈じゃないんだなあと再確認する。意外に軽いし、薄いしPC同様に使えるようになれば、キーボードの問題はあるけれど圧倒的にタッチパネルの方が魅力的だと思う。新たな発明によって僕らは知らず知らずのうちに、激動の変化の渦に呑みこまれていってるのではないだろうか。とは言え、PCや携帯電話が普及した時も未来が来ているはずなのに世の中は平静を保っていた気がする。iPadもそんな風に流通していくのでしょうね。↓下記のドラマに出演しますNHK 大河ドラマ「龍馬伝」第22回　2010年5月30日（日）20時～http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/au携帯配信ドラマ「ロス：タイム：ライフ～親子篇～」主演・加藤清史郎（犬飼は主審役で出演）6月7日～毎週月曜配信TBS系列深夜ドラマ「三代目明智小五郎」第10話http://akechi-the-3rd.com/↓6月4日～舞台公演始まります
26May
- 6月4日から
  『－初恋』の本番が近づいてきました。あっという間に日々が過ぎ去りました今回も。稽古日数はあと5日しかありません。演出の土田さんのテンションも高めです。土田さんはもともと僕と一緒に芝居をやっていた人ですから、当然僕の過去を知っているわけですが、この人、ものすごく記憶力が良くて、人の失敗談とかよく覚えているんですね。で、稽古場で今からまさに台詞を言おうとしている時に僕の昔のエピソードを面白がってみんなに話したりするんです。それで集中が切れる僕もどうかと思うのですが、まあ、切れます集中力。今回共演している田中美里さん。綺麗な女優さんなんですが、共演者が面白いことを言ったりすると笑いが止まらなくなります。それで自分の台詞の時になってもずっと笑い続けています。それで自分が失敗したりして、また笑いが止まらなくなったりします。まあ、切れます集中力。そして19歳、最年少の俳優、川原一馬君。イケメンです。イケメンなんですが、この人も笑いが止まらなくなるタイプです。共演者が面白いことを言うと、自分の台詞を言うと同時に吹き出します。ツボに入ると同じことを何度繰り返しても笑います。まあ、切れます集中力。そんな中、たった一人もの凄い集中力を見せている今井朋彦さん。完璧です。少しもブレません。素晴らしいとしか言いようがありません。でも、真面目な顔で演技をされていてもこっちはCMで殿様をやっているところを思い出してしまうので切れるんです、集中力。…ああ、誰か僕に集中力をください。お願いです。
27Apr
- 最新が最高
  気がつけば、ブログの更新を随分してなかったですね。これは、たぶん今Twitterをやっているからなんです。『140文字のつぶやき』、みなさんもやってる方多いんじゃありませんか？もともと長い文章書くのが苦手だし、リアルタイムで反応があるのが楽しくてついついそっちで満足してしまって、ブログ書かずに寝てしまうんです。でも、ブログはブログで書きたいこともあります。『犬嫁日記』はブログでしか書けませんし、これからもずっと続けて行こうと思ってます。そういえば今使っているiPhoneの機能で、『Nike＋iPod』と『Bluetooth』があるんですが『Nike＋iPod』は、別売りのセンサーを買ってジョギングシューズに取り付けると走った距離やカロリー計算がiPhoneで確認でき、『Bluetooth』は短距離の通信システムで簡単に言うと無線のヘッドホンなどが使えるようになるというもの。これは面白いと思って、センサーをさっそく購入し、2日前からジョギングを始めました。走っていて気付いたのは、音声に励まされたり音楽を聴きながら走るとモチベーションがあがるということ。ジョギングが続いたことのない僕には素晴らしい道具になりました。Bluetooth対応ヘッドホンは高いのでしばらくお預け。でもそのうち購入して、さらにモチベーションをあげてやろうと企んでいます。あと、先日小林賢太郎誕生日会がありました。Twitterには載せたんですがこちらにも雰囲気を感じてもらうために写真をUPしておきますね。↓下記のドラマに出演します。放送日は地域によって異なりますのでHPで確認願います。TBS系列深夜ドラマ「三代目明智小五郎」第10話http://akechi-the-3rd.com/
31Mar
- 公演無事終了しました。
  双六“演”『レンジ』にご来場くださった全てのみなさん、そして応援してくださった方々どうもありがとうございました。前回公演に引き続き、今回も演劇スタイルでお送りしましたが、如何でしたでしょうか？みなさんから頂いたアンケートを見返しつつ、今後の方向性を探っていきたいと思っております。今回はたいしたトラブルもなく、スムーズに公演が進んで行きました。一つの要因にスタッフのレベルの高さがあったと思います。良いスタッフに恵まれるのも縁ですのでこの良縁を大切にしていきたいと思っております。役者陣も大変頑張ってくれました。各々の力を最大限に出して、熱気のある舞台になったと思っています。さて、次は『初恋』です。MONOの代表作ですね。土田演出を受けるのは一体何年ぶりでしょうか？とても楽しみです。福岡、愛知、大阪にも参りますので、どうぞよろしくお願いします。双六でもそんなツアーができたらいいのにと思いつつ次の準備をしたいと思います。
22Mar
- 24日（水）START
  公演初日が近づいています。双六“演”『レンジ』明日が最後の稽古です。やれることは全部やったつもりです。楽しいお芝居になったと思うので是非たくさんの人に観て頂きたいのです。チケット前売は23日（火）まで、下記プレイガイドで取扱いしています。◆チケットぴあＰコード：401－7160570-02-9999　http://t.pia.co.jp/◆ローソンチケットＬコード：３４１９５０５７０－０８４－００３（Ｌコード必要）０５７０－０００－４０７（オペレーター対応）インターネット予約 http://l-tike.com/ （パソコン・携帯　共通）店頭販売：ローソン店内Ｌｏｐｐｉで直接購入可◆イープラス http://eplus.jp/ 　【お問い合わせ】トゥインクル・コーポレーション http://www.twinkle-co.co.jp/０３－５４６８－０６０６是非劇場に足を運んでください。きっと新しい体験ができると思います。お待ちしています。
18Mar
- 犬嫁日記＃33：『さらばレミパン』の巻
  人が普段あまりとらない行動に出ると、とても警戒心が働く瞬間があります。そう、あの日の夜のように…　　　　　　　　　　　　　　犬嫁日記＃33：『さらばレミパン』の巻その日、撮影の仕事で遅くなった僕は、帰りの電車でウトウトしていました。すると携帯に新着メールが。嫁さんのメール：｢ごはん、あります。｣このメールが僕を夢の世界から現実に引き戻したのは言うまでもありません。「ごはん、あります。」ああ、こんなことは何日ぶりだろう。嫁さんが夕飯を作るなんて。きっと、連日僕の帰りが遅いので少しは気遣ってくれているのだろう。僕は戸惑いながらも電車を降り、自宅へと向かいます。玄関を開けて中に入ると、なにやら異臭が漂っています。焦げ臭いのです。でも、もう10年以上も彼女と暮らしている僕は、そんなことくらいでは驚きません。なるほど、料理を作ったはいいが、途中でTVでも観ていて鍋でも焦がしたんだな。そう思った僕は、僕：「今日は、何作ったの？」嫁さん：「すき焼き風…ちょっと焦がしたけど、焦げたところは取り除いた。」僕：「何で焦げたの？」嫁さん：「オリンピックで高橋大輔観てたら、焦げてん…」やはり思ったとおりです。予想が的中したことに満足した僕は少し焦げた料理を口に運びます。嫁さん：「ちょっと焦げてるけど、味は問題ないでしょ？」僕：「うん、問題ないよ。」嫁さん：「食べたら、皿を片づけてね。」僕：「分った。」言われたとおり、キッチンに皿を運んで行くとごみ箱に何かが突き刺さっているのに気づきました。額に嫌な汗が滲んでくるのを感じながらごみ箱に近づきおそるおそるその何かを抜き取ってみるとなんとそれは、昔舞台公演の打ち上げで有名なミュージシャンS.Rさんにもらったレミパンだったのです。僕：「ああっ！！大事に使ってたレミパンが！！」嫁さん：「………」僕：「これ、S.Rさんからもらった大事なレミパンなんだぞ！！」嫁さん：「レミ…パン？」僕：「今、レミパンが何か説明している余裕はない！なんでごみ箱にこれが入ってるのか聞いている！！」嫁さん：「もう、焦げたからあかんと思って…」僕：「本来黄色いレミパンが、茶色になってるじゃないか！！どうするんだよ！」嫁さん：「もともとそんな色だったよ。」僕：「元は黄色でした！」嫁さん：「フライパンくらいまた買えばいいじゃん。」僕：「これは特別なフライパンなんだよ！！」嫁さん：「レミ…パンとかいうものだから？」僕：「そうじゃなくて、S.Rさんにもらったからだよ！人の話聞いてないのか？」嫁さん：「……ウソ～」僕：「嘘ついてどうすんだよ！もらって来た時、そう言っただろ？」嫁さん：「全然覚えてない。」僕：「なんで！？」嫁さん：「誰にもらったってフライパンはフライパンでしょ？拘りなさんな。」僕：「はあ？」嫁さん：「有名人からもらったものを大事にしても仕方ないよ。早く自分が有名になること考えたら？」僕：「くそ、それとこれとは話が違うだろ！」嫁さん：「モノに拘るなんて馬鹿げてるよ。私はそんなものに価値を置いたりはしません。」僕：「なぜお前の方が今、優位に立っている？」嫁さん：「こころざしの問題や。仕事するから邪魔せんといて。」僕：「………」嫁さん：「エミパンなら私がいくらでも買ったるわ。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苦難は次回へ続きます。犬
09Mar
- ニューウェーブ
  少し前になりますが、ネットラジオというもので双六“演”『レンジ』の宣伝をやらせて頂いたのですがこれが思いのほか楽しくて、ああ、この時代に生きていて良かったなと思いました。少し前には考えられなかった技術がすんなり手に入るなんてこんな面白いことはありませんね。お客さんが目の前にいなくても、お客さんの声がほぼタイムリーに届けられてライブが成立してしまうというのはこの先どんどんこの業界が変わっていくってことですもんね。演劇にも影響が少なからず出そうな気がしますが変わらず必要なのは人の力です。これだけは太古の昔から変わらないわけで結局人の心を動かすのは人なのだなと思います。テクノロジーの進化に負けないよう人間力を鍛えていきたいと思います。双六“演”『レンジ』前売発売中チケットぴあローソンチケットイープラス【お問い合わせ】トゥインクル・コーポレーション http://www.twinkle-co.co.jp/０３－５４６８－０６０６※今回のフライヤーを劇場にて配布致します。数量に限りがありますので、初日から配布していって、なくなり次第終了となります。欲しい方は早めにご来場くださることをお勧め致します。※前回公演同様、今回もTシャツの販売をすることになりました。こちらも数量に限りがありますので、なくなり次第終了となります。こちらで安田・犬飼・辻本の3人が双六の宣伝してます。http://mv-theatrix.eplus2.jp/article/142133792.html↓下記の出演公演DVDが発売中ですK.K.P.#6「TRIUMPH」DVD（PCBP-11953）3,500円（税込）／ Blu-ray（PCXP-50008）4,500円（税込）ポニーキャニオンより2010年2月17日発売　http://www.ponycanyon.co.jp/
27Feb
- 稽古初日
  本日から双六“演”『レンジ』の稽古が始まります。本日最初の僕の仕事は“道案内”。雨の降る渋谷で、今回初参加の鶴巻尚子と小島裕の二人と待ち合わせ。稽古場を知らない新メンバーを優しくエスコートする予定です。昨日はTBSラジオで番組収録。その後は安田ユーシ、オレンヂ改め辻本耕志(つじもとこうじ)と共に双六“演”『レンジ』の宣伝をさせて頂きました。宣伝と言えば、下記のサイトで安田ユーシ、オレンヂ改め辻本耕志(つじもとこうじ)と共に双六“演”『レンジ』の宣伝を動画配信中ですので良ければ覗いてみてください。http://mv-theatrix.eplus2.jp/article/142133792.html始まりは雨ですが、本番はカラッと晴れ上がってくれるといいです。ま、屋根のある劇場でやるので雨でも別にいいですが。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。双六“演”『レンジ』前売発売中チケットぴあローソンチケットイープラス【お問い合わせ】トゥインクル・コーポレーション http://www.twinkle-co.co.jp/０３－５４６８－０６０６※今回のフライヤーを劇場にて配布致します。数量に限りがありますので、初日から配布していって、なくなり次第終了となります。欲しい方は早めにご来場くださることをお勧め致します。※前回公演同様、今回もTシャツの販売をすることになりました。こちらも数量に限りがありますので、なくなり次第終了となります。↓下記のドラマに出演しますTOKYO MX・テレビ神奈川「TAXMEN」　エピソード5放送日は公式HPにてご確認ください。http://www.tax-men.com/↓下記の出演公演DVDが発売中ですK.K.P.#6「TRIUMPH」DVD（PCBP-11953）3,500円（税込）／ Blu-ray（PCXP-50008）4,500円（税込）ポニーキャニオンより2010年2月17日発売　http://www.ponycanyon.co.jp/
14Feb
- 双六“演”『レンジ』顔合わせ
  今日、2月14日は双六“演”『レンジ』の顔合わせです。バレンタインデーではありません。決して。いよいよまた稽古の日々が始まろうとしています。僕は基本的に稽古場に行くのは楽しいのですが役者さんによっては稽古嫌いの本番好きなタイプや稽古で活き活き、本番緊張のタイプもいるでしょう。演劇やコントなどの舞台を創る作業はみんなで長期間同じ目的に向かって作業をするので基本的に仲良くなることができます。仲良くならないととても辛い作業になるので急速に仲良くなろうとします。その仲良くなろう感が面白かったりしてついつい笑ってしまうことがあります。今日は正にそんな集まり。普段シレっとしている人もきっと必死になって知らない役者に話しかけたりするのでしょう。そんな面白い場面を酒の肴に楽しもうと思っています。今回初共演の役者さんも多いので良い意味で緊張感が漂う稽古になると思います。本番は3月24日からです。どうせすぐなんです、きっと。来月の事ですからね。劇場でお待ちしています。双六“演”『レンジ』前売発売中チケットぴあローソンチケットイープラス【お問い合わせ】トゥインクル・コーポレーション http://www.twinkle-co.co.jp/０３－５４６８－０６０６※今回のフライヤーを劇場にて配布致します。数量に限りがありますので、初日から配布していって、なくなり次第終了となります。欲しい方は早めにご来場くださることをお勧め致します。↓下記のドラマに出演しますTOKYO MX・テレビ神奈川「TAXMEN」7話・ 8話放送日は公式HPにてご確認ください。http://www.tax-men.com/↓下記の出演公演DVDが発売になりますK.K.P.#6「TRIUMPH」DVD（PCBP-11953）3,500円（税込）／ Blu-ray（PCXP-50008）4,500円（税込）ポニーキャニオンより2010年2月17日発売　http://www.ponycanyon.co.jp/
11Feb
- 負の連鎖
  いつもは比較的穏やかな気分の僕ですが満員電車に乗る時だけはそうもいかないのです。車内で隣に立っている男性が、入口付近でどんどん人が入ってくるにも関わらず一歩も自分の場所を動こうとしないのでこれはどうにもならないと思ってその人を押したら、小声で「なんだよ」とか「自分の体くらい支えろよ」と言っているので、さすがに腹が立って睨みつけるとそのままホームへ降りて行ったのでこれで一段落と思いきや、その男性を見送っている僕自身が今度は邪魔だったようで後ろの中年女性に腕でグイと押されることに。心の中で、「違うんですよ、あの人が悪いんです。僕はそういうことに気づかないような鈍感な人間じゃないんです」と思ってみたが、そんな僕の心の叫びは目の前のおばさんには伝わらない。おばさんはさっき僕が男性に向けていたのとおそらく同じ表情で僕の顔を睨みつけていました。これを負の連鎖と呼びます。こんな時は一刻も早く平常心を取り戻さないといけません。でないとどんどん連鎖して、次々と嫌なことが起きたりするのです。でもね…平常心は難しい。↓下記の公演で演出と出演をしています双六“演”『レンジ』前売発売中チケットぴあローソンチケットイープラス【お問い合わせ】トゥインクル・コーポレーション http://www.twinkle-co.co.jp/０３－５４６８－０６０６↓下記のドラマに出演しますEX　金曜ナイトドラマ「サラリーマン金太郎２」第６話　２月１２日金曜日　２３時１５分～０時１５分http://www.tv-asahi.co.jp/kintaro_01/TOKYO MX・テレビ神奈川「TAXMEN」7話・ 8話放送日は公式HPにてご確認ください。http://www.tax-men.com/↓下記の出演公演DVDが発売になりますK.K.P.#6「TRIUMPH」DVD（PCBP-11953）3,500円（税込）／ Blu-ray（PCXP-50008）4,500円（税込）ポニーキャニオンより2010年2月17日発売　http://www.ponycanyon.co.jp/
07Feb
- 記憶の報酬
  最近ドラマのロケに行くことが数回ありましてそれは毎回違う現場、違うスタッフ、違う役者さんたちで、毎回「初めまして」や「よろしくお願いします」な状況だったんですが、そんな人見知り全開の僕と親しくおしゃべりしてくれる方が何人かいてくださって、とても助かりました。現場に入ってから、本番に入るまでの時間はとても短いので役者さんと小一時間くだらない話をするだけでも、とてもリラックスできて演技の際にも変な緊張をしないで済むようになります。なかでも特に嬉しかったのは、以前違う現場でご一緒させてもらったスタッフの方がわざわざ近寄ってきてくださって「先日の撮影で、ほら、ね。」とニコニコしながら話しかけてもらったりすると僕としてはなんとも言えない嬉しい気持ちになったりするのです。自分を覚えていてくれたこと、その人の印象に残っていたことがとても嬉しい。「ここにいてもいいんだよ」「ここにいるべき人だ」と言われたみたいに、自分の足元が数倍頑丈になった気がして心強くなるのです。その日はとても寒い日で、指先は凍りそうに冷たかったけど心はとても暖かかったです。双六“演”『レンジ』前売発売中チケットぴあローソンチケットイープラス【お問い合わせ】トゥインクル・コーポレーション http://www.twinkle-co.co.jp/０３－５４６８－０６０６『TAX　MEN』第7話・第8話に出演しますTOKYO　MXTV・テレビ神奈川放送日は公式HPにてご確認ください。http://www.tax-men.com/
29Jan
- 『－初恋』
  Cucumber＋三鷹市芸術文化センターpresents　土田英生セレクションvol.1『－初恋』　作・演出　土田英生出演　田中美里　今井朋彦　犬飼若博　奥村泰彦　川原一馬／千葉雅子／片桐仁【東京】2010年6月4日（金）～13日（日）三鷹市芸術文化センター星のホール 4 (金) 5 (土) 6(日) 7(月) 8(火) 9(水) 10(木) 11(金) 12(土) 13(日) 14:00★ ●休演 ●●18:30★ ●19:30●●●●●★マークの公演には、託児サービスがございます。料金は500円。1歳～未就学児で集団保育が可能な方。　定員は各回10名。5月22日（土）までに0422-47-5122にお電話でお申し込みください。【料金】（全席指定）　前売：一般4,500円／三鷹市芸術文化振興財団友の会会員4,000円　　当日：一般5,000円／三鷹市芸術文化振興財団友の会会員4,500円　高校生以下：前売・当日とも2,500円（当日学生証拝見）【前売開始】　2010年4月16日（金）　　　　　　　　※三鷹市芸術文化振興財団友の会会員2010年4月13日（火）【取扱】・チケットぴあ　0570-02-9999　　　　・イープラス http://eplus.jp 　　　　・三鷹市芸術文化センター　※発売日初日は窓口販売はございません。　　　　　　電話予約　0422-47-5122 (10:00～19:00) 　　　　　　インターネット予約　※事前登録が必要となります。　　　　　　　　<PC>　http://mitaka-art.jp/ticket 　　　　　　　　<Mobile>　http://mitaka-art.jp/ticket-m/ （座席は自動採番です）　【お問合せ】　三鷹市芸術文化センター　0422-47-5122　主催：（財）三鷹市芸術文化振興財団【福岡】　2010年6月19日（土）13:00　　大野城まどかぴあ大ホール　【愛知】　2010年6月25日（金）19:00・26日（土）13:00　　テレピアホール　【大阪】　2010年7月2日（金）19:00・3日（土）13:00／17:00 　　サンケイホール・ブリーゼ　企画・製作　キューカンバー　http://cucumber-m.com 　　　　　　　　（財）三鷹市芸術文化振興財団　http://mitaka.jpn.org
27Jan
- TBSラジオに潜入
  TBSラジオ様のご好意で、双六『レンジ』の宣伝を電波に乗せて頂けることに。さっそく安田ユーシ、オレンヂ(フラミンゴ)と共に赤坂へ。スタジオでの収録はあっという間に終わり、午後の街並みをぶらつく三人。昼から飲み屋の暖簾をくぐり、今後の話をしていると後から来たおじさんが僕らが荷物を置いていた席に座ろうとしていたので「荷物どかしましょうか？」と聞くと、なにも反応がない。おじさんはただ黙って、本来自分が座るであろう席に置いてある僕らの荷物を睨みつけている。荷物をどかすと、おじさんは黙ってその席に座った。しかし、周りにはカウンター席も含め空いている席がちらほらある状態。きっとそのおじさんは、いつもその席に座ってひとり酒を飲んでいるのだろうと思う。指定席。おじさんは明日もその席に座る。明後日もきっとそう。指定席。自分の居場所を求める人たち。僕は劇場を自分の居場所にしたいと思う。