TBSラジオ様のご好意で、双六『レンジ』の宣伝を電波に乗せて頂けることに。


さっそく安田ユーシ、オレンヂ(フラミンゴ)と共に赤坂へ。


スタジオでの収録はあっという間に終わり、午後の街並みをぶらつく三人。

昼から飲み屋の暖簾をくぐり、今後の話をしていると

後から来たおじさんが僕らが荷物を置いていた席に座ろうとしていたので


「荷物どかしましょうか?」


と聞くと、なにも反応がない。

おじさんはただ黙って、本来自分が座るであろう席に置いてある

僕らの荷物を睨みつけている。


荷物をどかすと、おじさんは黙ってその席に座った。


しかし、周りにはカウンター席も含め

空いている席がちらほらある状態。

きっとそのおじさんは、いつもその席に座って

ひとり酒を飲んでいるのだろうと思う。


指定席。


おじさんは明日もその席に座る。

明後日もきっとそう。


指定席。


自分の居場所を求める人たち。


僕は劇場を自分の居場所にしたいと思う。