元犬嫁日記 -15ページ目

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13Nov
- 課題
  時間が出来たので、最近芸人さんのコントライブなんかを観に行ったりしています。そして次の公演をどんなかたちでやるのかを安田君と打ち合わせ。まだ自分達のスタイルが固まっていないのでそれを試行錯誤している段階です。良かった点、悪かった点を出し合いながら次はどんな風にやろうかと話しあったりしています。今日は服を買いに街に出たのですがなんだか途中で気がそがれて帰ってきてしまいました。なんとなく気持ちが落ち着きません。公演で時間がない時は暇が欲しいと思うくせに終わって時間が空いたりするとなんだか不安になるものです。フジTV『金曜プレステージ』11月17日（金）　21：00～22：52放送予定のドラマ『ひみつな奥さん』に弁護士役でちょこっと出演します。
24Oct
- 双六【参】を終えて
  おかげさまで双六【参】の公演が無事終了致しました。たくさんの方に来ていただき、ほんとうにありがとうございました。この企画に携わるたびに感じることは、僕らのまわりには優秀で気持ちのいい人たちがたくさんいるなあということ。今回も多くのスタッフに助けられながらの公演でした。前回の新宿Fu-から、今回は下北沢OFFOFFシアターに移ったことでより多くの方に観てもらえたのは大変嬉しかったですし、多くの方の視線があるおかげで、さまざまな課題があることもわかりました。今後はひとつひとつ課題をクリアーすることでより面白い舞台を創っていけるようにしたいと思っています。遠方からこのブログにエールを送っていただいた方々もありがとうございました。いつも励みになっています。ちょくちょくブログも更新していきますので今後ともよろしくお願いします。
09Oct
- 双六【参】稽古場日誌11
  完成している4本の台本稽古中に安田ユーシの携帯電話が鳴る。どうやら残り2本の台本が完成したらしい。夕方、スタッフ一人を伴って小林賢太郎が稽古場に現れた。これで上演予定の6作品が全て出揃ったことになる。今回は3人で約1時間半、単純に考えて一人当たり30分近く台詞を読んでいる計算だ。次のステップは、台詞を覚えて台本を離して、自由な演技ができるようになること。稽古終わりにみんなで楽しくお好み焼きをつつきながらも、いよいよ時間がなくなってきていることを感じていた。おかげさまで追加公演の前売りチケットも予定数を完売致しました。稽古場日誌はその役割を果たしたことと観に来ていただくお客様にいいものをお見せできるよう稽古に集中させて頂きたいので、今回で最終回とさせて頂きます。なお、当日券は若干ございますのでお時間ございましたら宜しくお願い致します。犬嫁日記はもちろん続きます。不定期ですが…
07Oct
- 双六【参】稽古場日誌9
  稽古開始時間の1時間も前に稽古場に到着してはみたものの森谷ふみが稽古場に来られず安田ユーシと2人きり。急に不安な空気が2人を包み込んでいく。2週間後には舞台に立っている訳だから、あきらかに稽古不足なのだ。安田『もう明日からは合宿稽古のつもりでやりましょう！僕は今日ここに泊まっていきますから。』何度か2人で読み合わせをしてからご飯を食べに行く。最近、この人と過ごす時間がかなり多くなっている。いろんな話をしながら、ふと思う。僕は東京に来た時、こんな風に一緒に芝居をやる仲間がいなくてずいぶん寂しい思いをしていた。でも今は、仲間がいるのが当たり前のようになっている。この状況に感謝すべきなんだろう。気がつくと、店の中は僕らと店員さん以外誰もいなくなっていた。『また明日、ヨロシク！』いつものように分かれて歩きだす。また明日、ヨロシク。
02Oct
- 双六【参】稽古場日誌8
  森谷ふみが稽古に復帰していよいよ本格的な稽古が…と思いきや鈴木三世台本の第6稿が届く。前日、いろいろな事情で朝まで呑んでいた僕と安田ユーシはボワンボワンの頭で台本をチェックする。鈴木三世NGの為、O氏に見てもらいながら3人で出来上がった台本を読んでみる。しかし、なんだかしっくりこない。O氏『俺さ、ここは直したほうがいいと思うんだよね。』稽古場に緊張感が走る！恒例の台本直しが再び始まろうとしている。しかしこの状況は非常にまずい。これ以上、台本に時間を割いている余裕は我々にはないからだ。時間に追われ焦りながら台本を直していると森谷のお腹がグーと鳴る。一瞬みんなの緊張が解け、和やかな雰囲気に。気を取り直して台本に集中しているとO氏のお腹がグーと鳴る。まあ、つられる事は人間良くあるので笑って許す。再び気を取り直して台本に向かっていると森谷のお腹がグーと鳴る。森谷『ごめんなさい、私どうしたんだろう？』どうしたんだか知らないが三度気を取り直して台本に向かう。僕がアイデアを口に出そうとした瞬間、安田ユーシの携帯から”ドラえもん”のなんとも気の抜けた着信音が鳴る。みなさんいいかげんにしてください。いろんな音を鳴らすのはやめてくれ。集中できないから。追伸：稽古場日誌をお伝えしている”双六【参】”の追加公演が決定しました。詳細はトゥインクルコーポレーションHP上で近日中に情報掲載されます。
23Sep
- 双六【参】稽古場日誌6
  森谷ふみが公演中でお休みのため、今回も私犬飼が稽古場風景をお伝え致します。さて、波瀾続きの鈴木三世編も大詰めを迎え、台本会議も今日が最終日。来週からは森谷ふみが復帰するので、本格的な稽古に突入しなければならないのです。タクシーに乗って駆けつけてくれたO氏を含め、今回も男4人で台本とにらめっこ。三世氏は、指摘された箇所をほぼ完璧に仕上げて来ていたにも拘わらず3人から次々に意見をぶつけられ、トレードマークの笑顔が消える。そして格闘すること数時間、結果は…結果はこの写真からご判断ください。帰り際、三世氏とふたりでエレベーターを待っていると三世氏『Oさんて、いつもストレートに意見を言ってくるんですけどすごく親身になって考えてくれるんでありがたいんですよ。』そう言い残し、夜の街並みに消えて行きました。
18Sep
- 双六【参】稽古場日誌5
  森谷ふみが稽古を休んだ為、本日の稽古場日誌は引き続きこちらからお送りします。13日までに台本を直すと約束して軽やかに立ち去った鈴木三世氏は、約束どおり13日にメールで台本を送ってくれました。今日はその台本について、男4人が大激論です。現場から犬飼がお送り致します。　　どうですか？みなさん真剣なので写真も撮りづらい雰囲気だったのですが、なんとか勇気を出して三枚だけ撮らせて頂きました。いや、なんとも緊張感漂う現場であります。写真を撮っていたら、今なんの話をしているのかついていけなくなってしまい、途中からしばらくの間無口になってしまいました。隣りのO氏の台本のページ数を盗み見してようやく話についていけるようになるまで『そんな感じで。』を連発して切り抜ける僕なのでした。台本会議が終わり、4人で開放感に浸っていると、安田ユーシが一言『でも、ずっと台本の話してるけど、本番まで約1ヶ月ですよ。』この一言で途端に我に帰り、ろくに稽古していない事に気づいてあせる僕たちなのでした。
11Sep
- 双六【参】稽古場日誌4
  20分の遅刻で参の稽古場に到着すると、なにやら異様な雰囲気。これはもしや？と思い、鈴木三世氏の言葉に耳を傾ける。三世氏「…という訳で、先週から何も進展はありません。」そういうことだったか…しかしそんな事でこの台本を諦める我々ではありません。先週から引き続き登場のO氏が、台本の構造を図に書いて改善点をピックアップしていく。安田ユーシがO氏の指摘に対する自分の意見を展開する。沈黙を守っていた森谷は、トイレに行くと席を立ち、戻ると一言森谷「ああ、やっと目が覚めてきたわ。」眠たかっただけか？森谷ふみ。そして数時間後、格闘の末今回も台本の流れが決まり、三世氏とO氏は仕事に戻って行きました。安田ユーシ「13日までに台本の手直しを！」三世氏「13日でしょ？楽勝っすよ！」その軽やかさが一番不安です。しかし、前売りチケット完売御礼につき、我々は最後まで台本には拘る覚悟です。PS：前売り分は完売致しましたが、まだ当日券がございます。みなさまのご来場を心からお待ちしております。
09Sep
- もしも
  オーディションに行ってきました。午前中、別の仕事をしていた僕はスーツを着ていましたが、午後からのオーディションの設定は“ちょいワルおやじ”一度家に戻り、自分のワードローブの中からちょいワルおやじに見えそうな服を必死で選んでオーディション会場へ。ところがなんだか様子が変でちょいワルおやじっぽい人は一人もいなくて僕以外全員がスーツを着て着席しています。あれー？と思っているうちに名前を呼ばれ、監督の前に連れて行かれると、監督「今日みなさんに演じて頂きたいのは、自動車のショールームで働くディーラーの役です。」ときたから面食らった。僕「なんだか分からないけど、こんな事ならわざわざ着替えて来る必要なかったじゃん。」そう思ったが後の祭り。格好が格好なもんで『もしもちょいワルおやじが自動車のディーラーだったら』みたいな感じになっちゃいました。おまけに演技が終わった後、車のショールームに行った事があるかと聞かれ、僕「今住んでるマンションの一階に外車のショールームがあるので、ある意味毎日行ってるようなものです。」と答えたら、監督の横にいた人「外車は（今回の趣旨と）あんまり関係ないよね。」とお気に召さない様子。意気消沈して次回公演『双六』の稽古場へ向かったのでした。しかし、そんな空気を吹き飛ばすように稽古は有意義だったのですっかり気分が良くなり、終電時間までメンバーとお酒を飲みました。稽古の内容は森谷稽古場日誌でどうぞ。
03Sep
- 犬嫁日記＃21：「婚姻届」の巻
  僕の座っているパソコンデスクの上には、今離婚届が置いてあります。妻と本籍の項目は記入済みです。なぜ、こんなものがあるのか僕には分かりません。分からないのでほったらかしてあります。　　　　　　　　　　　　　犬嫁日記＃21：「婚姻届」の巻みなさんご存知でしょうが、結婚する時には婚姻届を役所に提出しなければなりません。しかし、これが意外とシンプルで、名前と住所書いたらほぼ終わりです。あとは証人が2人必要で、それぞれの証人が直筆で署名・捺印する必要があります。でも、こんな簡単な書類でさえ、僕たち夫婦には大変なエピソードがあるのです。婚姻届提出前の嫁：「ねえ、このままじゃ今日中に提出するのは難しいんじゃないの？」僕：「うん、もしかしたら間に合わない可能性もあるよなあ。」婚姻届提出前の嫁：「私、絶対今日じゃなきゃ嫌だからね。」僕：「そんなこと言ったって、お母さんが仕事でいないんだから仕方ないじゃない。」婚姻届提出前の嫁：「いや！絶対今日中に婚姻届を出すの！今日中に出せないなら一生出さないから。」僕：「またそういう事を言う。」婚姻届提出前の嫁：「あなたは本当に結婚しようって気があるの？なんかやる気が見えへんわ。」僕：「じゃ、2人の証人誰に書いてもらうんだよ！」婚姻届提出前の嫁：「そうだ！おじいちゃんとおばあちゃんが家にいるわ。2人に証人になってもらおうよ。」僕：「あんまり時間ないけど大丈夫？」婚姻届提出前の嫁：「わたし、家に行って頼んでくる。あなたは他の手続き終わらせといてね。」証人が必要なことを知らなかった僕たちは、当日役所からその事を聞いて困惑しました。12月25日を結婚記念日にすると前から決めていた嫁さんは、なんとしてでもその日のうちに婚姻届を提出する為、おじいちゃんとおばあちゃんに証人になってもらうことにしたのでした。婚姻届提出前の嫁：「おばあちゃんにお願いしてきた。時間がかかりそうだったから後でもう一度取りに行って来る。」しばらく2人でいろんな手続きをした後、嫁さんがおばあちゃんに電話をしました。婚姻届提出前の嫁：「ねえ、おばあちゃんに聞いたんだけど、おじいちゃんが無理だって言ってる。」僕：「それは一体どういうことなの？」婚姻届提出前の嫁：「おじいちゃんの手が震えて、署名できないって言ってる。」僕：「でも、なんとかなるんじゃない？」婚姻届提出前の嫁：「1時間かかってまだ苗字が書けないらしいよ。おばあちゃんがおじいちゃんの手を掴んで震えを止めてるんだけど上手く書けないみたい。」僕：「それはちょっとまずいな。もうあんまり時間もないし…」婚姻届提出前の嫁：「とにかく行ってくる。」僕たちは役所の前で待ち合わせることに。でもいつまで経っても嫁さんは現れません。そして役所の業務が終了する数10分前、足早にこちらに歩いてくる嫁さんの姿が。婚姻届提出前の嫁：「間に合ったね。」婚姻届提出前の嫁：「おじいちゃん、ここ何年も字なんて書いたことないからものすごく大変だったけど、私たちの為だからって言ってすごい頑張ったって、おばあちゃんが。」嫁さんから手渡された婚姻届には、まるで外人のサインのようなおじいちゃんの名前がありました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苦難は次回へ続きます。犬
01Sep
- 双六【参】稽古場日誌2
  双六【参】稽古場日誌の第二回目です。第二回目ってどういうこと？と思われた方は今回の共演者、森谷ふみのブログをごらんください。さて、本日の稽古は作家、鈴木三世氏を迎えて彼の作品を中心に行われました。しかし、始まるや否や作品の世界観をめぐり大激論に！稽古場ゲストのO氏(名前を出していいのかどうか分からないのでイニシャル)はミラノサンドAをほおばりながら「まず2ページ目のこの部分はいらないと思う！」「3ページの真ん中のこのセリフは意味が通ってないよ！」「15ページのオチはパターン2のほうがいいね！」などとマシンガンのように次々と意見を繰り出す。それを聞いていた紅一点、森谷ふみは「Oさんて、サンドイッチをおいしそうに食べますよね！コマーシャルに出られますよ！」と応酬。序盤戦から気が抜けない。三世さんは三世さんで「このトリックについては台本を書き上げてから考えようと思ってたんで…」「あっ、そのパターンもありかなとは思ってたんですよねえ…」「僕の中では意味が通ってるんですよ…」と独特の三世節。みんなの意見を必死にまとめようとする安田ユーシの額には深いシワが刻み込まれていくのでした。話がどんどん難しく真剣になっていくので今日からタバコをやめようと思っていた僕は安田ユーシのタバコを6本も吸ってしまいました。ようやく話がまとまり、来週までに台本の修正を三世さんにお願いして、本日の稽古は終了。お疲れ様でしたー。
28Aug
- 朝の4時に
  さっきまで犬嫁日記を書いていました。一度書いた文章が消えてしまい、「なんだよアメーバブログ！アメーバ畜生！」とひとり訳の分からないことを叫んだりしていました。僕は普段、あまりパソコンのトラブルに見舞われることがないのでさっきは一瞬唖然としましたが、こういうトラブルはつきものなので気をつけようと思います。ちゃんと書き直しはできたので今は満足感に浸っています。でも、イラスト待ちになるので、UPまでもう少しお待ちください。さて、双六【参】の稽古に入りまして、みんなでワイワイやっております。といっても4人しか稽古場にはいないのですが。今回は紅一点の森谷ふみが加わったことにより、より作品のバリエーションが広がったように思います。彼女もたいへん気合が入っているようで交代で稽古場日誌を書くことを強要されています。既に第一回目の稽古場日誌が森谷ふみのブログで公開されておりますのでチェックしてみてください。次の稽古は9月1日です。僕も眠い目をこすりながら頑張って書きますので宜しくお願いします。【参】のチケット状況ですが、楽日はおかげさまで完売。残りの日程のチケットも残り僅かとなっているようです。前売りチケットご希望の方はお早めの予約をお勧め致します。では、僕は寝ます。おやすみなさい。
23Aug
- 群馬で驚く
  医療VP撮影の仕事があって群馬に行ってきました。前日に切符を受け取り、朝10：00台の新幹線に乗る段取りで…ところが前日双六【参】の顔合わせ＆稽古で家に帰ったのは深夜。新幹線の切符を探せど探せど見つからず。ふと見ると、ヤマト宅配便の黄色い不在票が。郵便で来ているとばかり思っていたので大慌て！次の日朝8：00に不在票にあるドライバーの携帯電話へ電話をかける。僕：「不在票が入っていたんですけど、新幹線の切符なので9：00までに届けて欲しいんですけど。」ドライバー：「9：00は無理ですね。どんなに急いでも10：00前くらいかなあ。」僕：「大事な仕事があって10：00の新幹線に乗らないと間に合わないんです。」ドライバー：「努力はしますけど、9：30が限界だと思いますよ。」祈るような気持ちでヤマトを待つ。9：00を少し回ったところでインターホンが鳴る。ドアを開けると汗だくのヤマト運輸ドライバーの姿が！ドライバー：「間に合いましたね。」ありがとう！ヤマト運輸！なんだかとっても後姿がかっこ良く見える。順調に電車を乗り継ぎ、タクシーで現場の大学病院へ到着。スタッフに案内されて入った部屋には誰もいない…と思ったらパジャマのようなものを着て床で寝ている女の人が！このひとは一体何者なんだろう？もしかしたらこの病院の患者さんじゃなかろうか？もしかしたら普通の病気じゃないのかもしれない。でなければ普通床で女の人が寝ているなんて状況はありえない。こんな事を10回以上繰り返し考える事ができるくらいの二人きりの時間が過ぎていく。息苦しい時間が限界に達した頃、スタッフと共に他の役者さん達が入ってくる。ほっとする僕。スタッフ：「じゃ、昼から撮影の役者さん準備してください。」僕が準備しようと立ち上がると、なんと床女も立ち上がった。実はこの女の人は死体役のキャストであると後で分かる。役作りに余念がなかったのだろうか？撮影は2日間に渡るので、その日はホテルに宿泊。スタッフさんの車で送ってもらうが、コンビニに寄ろうという事になり、カーナビを使ってコンビニを検索するが、画面を見て全員唖然とする。コンビニがホテルの周り半径1キロ以内に一軒も表示されていない！なんだ、このやる気のない街は！仮にも群馬県の県庁所在地だろう！(分かりますか？)やっと画面に映ったコンビニマークの場所に車を走らせると、そこは空き地だった。群馬県前橋市。いろんな意味で一生記憶に残る街となりました。
17Aug
- 安田ユーシ・犬飼若浩LIVE双六【参】
  タイトル：安田ユーシ・犬飼若浩LIVE双六【参】日時：２００６年１０月２０日（金）１８：３０開場／１９：００開演２１日（土）１２：３０開場／１３：００開演１７：３０開場／１８：００開演２２日（日）１３：３０開場／１４：００開演１７：３０開場／１８：００開演（追加公演）場所：下北沢OFFOFFシアター〔ホームページ〕料金：前売り￥２，５００　／　当日￥２，８００　　　　　　　　チケット購入方法：チケットぴあ　２００６年８月２０日（日）発売０５７０－０２－９９９９　（Ｐコード　３７１－０７２）０５７０－０２－９９８８　（演劇専用オペレーター対応） *チケットぴあ取り扱い分の前売りチケットは完売致しました。（当日券は各公演ともご用意しております）作・演出：小林賢太郎　　奥原健太郎　　鈴木三世　　快児　出演：安田ユーシ　　犬飼若浩　　森谷ふみ*以前コメントでお伝えしていた当ブログからのチケット予約はできなくなりました。*追加公演決定！詳細（チケット購入方法等）はトゥインクルコーポレーションHP をご覧ください。
28Jul
- ボアボア～っとして！
  連日、fullfullの舞台稽古が続いています。今回は客演が多く、ほぼプロデュース公演といった様相なのですが、この劇団はなんといっても作・演出家のヒロセ・エリ（敬称略）がすごいです！まず、劇団員に双子の姉である広瀬喜実子（敬称略）が役者として参加しています。稽古中にダメ出し（演出家から演出意図を聞くこと）されると、役者をまじえて話し合ったりするのですが、ヒロセ・エリ（敬称略）と広瀬喜実子（敬称略）が激論していると、たまにどっちの言うことを聞いたらいいのか分からなくなります。そしてこのふたり、どちらも虚弱体質らしく、現在ヒロセ・エリ（敬称略）は連日の激務で昔痛めた首の鞭打ちが再発しコルセットを。姉の広瀬喜実子（敬称略）はこちらも激務のため風邪をひきマスクをしています。コルセットが妹、マスクがお姉さんという分かりやすい状況にはなりました。そしてヒロセ・エリ（敬称略）はヒロセ語録ともいうべき不思議な言語を駆使して演出をします。例えば、『そこは役者が入ってきたらザラザラして！』『もっとフワフワ、ボワーっと！』理解できずに『ボワーッとですか？』と聞き返すと満面の笑みでうなづいてくれます。さらにすごいのは、客演陣がだんだんこの言語を理解できるようになって来ていることです。公演が終わる頃にはマスター出来そうです。そんな双子姉妹のいるfullfull体験をすれば、フワフワになれるかもしれません。
23Jul
- 相談会を終えて
  『室岡悟相談会』にご来場頂いた方々、どうもありがとうございました。蓋を開けてみるまではどうなるのか予想ができなかった相談会ですが、お客さんが盛り上がってくれたので、大いに助かりました。相談には結局何一つ明快な答えを出さず、歌の歌詞は間違えながらも序盤からトップギアでしゃべり続けた室岡さんはすごいと思いました。そして今回、この企画を考えた安田ユーシが、実はとてもすごいセンスの持ち主なのではないかと思い始めました。打ち上げ会場の片隅で、ひとり寝息を立てている安田君を見ながらそんなことを考えていたのでした。
17Jul
- 真剣に遊ぶ
  先日、21日の相談会と10月の公演（情報はもうすぐUPします）の打ち合わせをしに安田ユーシと待ち合わせ。よく行くお店に入り、打ち合わせもそこそこに飲み食いする。そのうち他の関係者が集まりだし、楽しい飲み会に。いつも感じることなのですが、いい仕事ができる人たちというのは一緒に遊んでいてもとても楽しい。きっと真剣に遊んでいるからなのだろうと思う。ただお酒を飲んでいるだけなのに、けっこうすごい情報量が飛び交う。次の日、オーディションをひとつこなしてから遅れてfullfullの稽古場へ。ちょうど後半稽古に入るタイミングで、身体を起すためアイスクリームを賭けてゲームをする。こっちも真剣だ！いい仕事するなら真剣に遊ぶ。コレに尽きると思うわけです。
05Jul
- 犬嫁日記＃20：「先回る」の巻
  おかげさまで犬嫁日記も＃20まで辿り着きました。言い換えれば20もの苦難を乗り越えてきた自分に拍手を贈りたいです。　　　　　　　　　　　　　犬嫁日記＃20：「先回る」の巻これは、以前からなんとなく感じてはいたのですが、僕がなにかアクションをおこすと、必ずそのちょっと前に嫁さんが同じ行動をしていることがよくあるんです。例えば歯磨き。僕が歯を磨こうと洗面所に行くと、嫁さんが歯ブラシに歯磨き粉を塗っているところだったり、例えばお風呂。僕が風呂に入ろうと風呂場に向かうと、中から鼻歌が聞こえてきたり、例えばアイスクリーム。僕が買い置きしていたアイスクリームを食べようと冷蔵庫に向かい、ふと横のゴミ箱を見ると、見覚えのあるアイスの残骸が打ち捨てられていたり、例えばインターネット。パソコンの起動ボタンを押して、立ち上がるまでのほんの数十秒間席を離れて戻ってみると、そこに嫁さんが座ってネットサーフィンしていたり、例えば就寝。夜更かしをしている嫁さんを横目で見ながらベッドに入ろうと寝室に行くといつ追い越されたのか嫁さんが先に寝ていたり。これは絶対何かある！そう感じた僕はある実験をしてみました。TVを見ながらソファーで寝ているふりをして油断させておいてから、ダッシュでベッドに走り込んだのです。すると、負けじと追いかけてくる嫁さんの姿が！僕：「お前、やっぱり先回りしてたな？！」嫁：「今頃気づくなんてあなたらしいよね。」僕：「なんでこんなことをする？」嫁：「なんか悔しいからでしょう。」僕：「別に悔しくないだろ。」嫁：「え、なんで？」僕：「なんでって、えっなんで？」僕：「別にどっちが先に寝たって構わないだろ？」嫁：「構う！」僕：「ヘンな奴だなあ。」嫁：「隙あり！」ベッドに潜り込む嫁さん。嫁：「おやすみ。」僕：「…」嫁：「そんなとこに突っ立ってないで電気消してよ。」次の日。僕はもう一つ実験をしてみました。嫁さんによく見えるようにしながら掃除機を押入れから引っ張り出し、コードを伸ばしてコンセントへ。スイッチを入れようとした瞬間、嫁さんを伺う僕。しかし、嫁さん無反応。僕：「なんで先回って掃除とかしないんだよ？」嫁：「それはあなたの仕事でしょう？」僕：「…」嫁：「掃除のじゃまになるから外出してきます。」僕：「ちょっと待て！」嫁：「あと、洗濯物のカゴ置いといたから、外に干しておいてね。」僕：「俺も外出しなけりゃいけないんだけど…」嫁：「私が先に外出するの。じゃもろもろよろしく！」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　苦難は次回へ続きます。犬
03Jul
- 劇団
  連日稽古が続いております。今日からは昼・夜と2コマ稽古になり、終了時にはかなりの疲労感が。でもそれはここちのいい疲労感なのです。僕は久しぶりに劇団という集団に接しています。演劇の公演はやってはいるものの、劇団という固定メンバーで構成されている集団の中で稽古をするのは本当に久しぶりなのです。集団というのはとても難しいと思います。いつまでも同じ関係でいられる集団はおそらくないと思うからです。でも長く集団を維持し、常に前進しようと挑戦し続ける姿勢には尊敬の念を抱きます。そして、長く集団を維持して活動している人たちには、その人たちにしか出せないものがあると感じます。長い時間をかけて一体化した、ある種の生き物のような劇団。少しのうらやましさと、くすぐったさを感じながらこの人たちと楽しい公演ができればいいなと思っています。PS：そんな人たちのいるfull fullの公演チケットが発売されています。詳しくは当ブログ『公演のご案内等』をご覧ください。
19Jun
- KKP
  KKPです。KGBではありません。KKKでもありません。小林賢太郎プロデュース公演です。先週の土曜日に観て来ました。自分の身内を褒めるのは基本的にNGだとは思うのですが、すごいエネルギーをもらいました。舞台でしか表現できない面白さを、かなり高度な技術で、しかもまるで遊んでいるかのような力の抜け具合で演ってのけた男3人の舞台は、とてもかっこ良かったのでした。僕は嫉妬とともに、なにか誇らしげな気持ちに包まれていました。KKPの進むべき方向性が見えたとともに、再びあの舞台に参加したい、参加できるよう努力するという目的ができたのです。まずは直近の公演からがんばっていきたいとおも……それって『室岡相談会』からってことか。どうがんばれば？…がんばるものなのかどうかが…（この間打ち合わせでかなり笑ったのは事実です）