医療VP撮影の仕事があって群馬に行ってきました。
前日に切符を受け取り、朝10:00台の新幹線に乗る段取りで…
ところが前日双六【参】の顔合わせ&稽古で家に帰ったのは深夜。
新幹線の切符を探せど探せど見つからず。
ふと見ると、ヤマト宅配便の黄色い不在票が。
郵便で来ているとばかり思っていたので大慌て!
次の日朝8:00に不在票にあるドライバーの携帯電話へ電話をかける。
僕:「不在票が入っていたんですけど、新幹線の切符なので9:00までに届けて欲しいんですけど。」
ドライバー:「9:00は無理ですね。どんなに急いでも10:00前くらいかなあ。」
僕:「大事な仕事があって10:00の新幹線に乗らないと間に合わないんです。」
ドライバー:「努力はしますけど、9:30が限界だと思いますよ。」
祈るような気持ちでヤマトを待つ。
9:00を少し回ったところでインターホンが鳴る。
ドアを開けると汗だくのヤマト運輸ドライバーの姿が!
ドライバー:「間に合いましたね。」
ありがとう!ヤマト運輸!
なんだかとっても後姿がかっこ良く見える。
順調に電車を乗り継ぎ、タクシーで現場の大学病院へ到着。
スタッフに案内されて入った部屋には誰もいない…と思ったら
パジャマのようなものを着て床で寝ている女の人が!
このひとは一体何者なんだろう?
もしかしたらこの病院の患者さんじゃなかろうか?
もしかしたら普通の病気じゃないのかもしれない。
でなければ普通床で女の人が寝ているなんて状況はありえない。
こんな事を10回以上繰り返し考える事ができるくらいの二人きりの時間が過ぎていく。
息苦しい時間が限界に達した頃、スタッフと共に他の役者さん達が入ってくる。
ほっとする僕。
スタッフ:「じゃ、昼から撮影の役者さん準備してください。」
僕が準備しようと立ち上がると、なんと床女も立ち上がった。
実はこの女の人は死体役のキャストであると後で分かる。
役作りに余念がなかったのだろうか?
撮影は2日間に渡るので、その日はホテルに宿泊。
スタッフさんの車で送ってもらうが、コンビニに寄ろうという事になり、
カーナビを使ってコンビニを検索するが、画面を見て全員唖然とする。
コンビニがホテルの周り半径1キロ以内に一軒も表示されていない!
なんだ、このやる気のない街は!
仮にも群馬県の県庁所在地だろう!(分かりますか?)
やっと画面に映ったコンビニマークの場所に車を走らせると、
そこは空き地だった。
群馬県前橋市。いろんな意味で一生記憶に残る街となりました。