先日、こんな質問をされた。
「カウンセラーを仕事にしていくにはどんな勉強をしたらいいですか?」
その質問に対して
「いろんな講座を受けて、カウンセリングについての本を読むといいよ。本は50冊は読むように」
と伝えた。
「50冊!」と驚かれたけど、実は最初100冊と書いたのだ。
あまり読書が得意ではなさそうだから減らした数字。
「私は〇〇の専門家です」と名乗って仕事にするってことは、それくらいの知識と経験が必要だと思う。
この前、部屋を引っ越しするために、本棚の本を処分するときに数えたら500冊あった。
経営やマーケティング系の本は300冊くらい読んでいる。
自己啓発と心理学は200冊くらい。
(本棚の写真を探したけど背景に写っているのしかみつからなかった)
500冊は多いほうだと思うけど、多すぎることはない。
お客さんの立場になって考えてみればわかる。
お客さんは専門知識と経験にお金を払うのだ。
本は1冊1500円くらい。平均すると1冊読むのに3時間くらいかかるらしい。
100冊で15万円、300時間の投資。
自分がお客さんの立場だったら、最低でもそれくらいのお金と時間をかけて勉強していてほしくないか?
これに加えて経験も積んでいてほしい。
あなたがカウンセラーを探しているとしたら、今までに何人くらい経験があるカウンセラーさんを望むだろうか?
最低100人。ある程度の高額なお金を払うなら1000人は欲しいところ。
1回のカウンセリングが1時間だとして、1,000人で1000時間。
1,000時間くらいの経験はしていてほしいよね。
時々、カウンセラーやコンサルタントを始めた人から質問を受ける。
「軌道に乗りません。これからどうしたらいいですか?」と。
聞くと、まだ30人くらいしか経験がなかったりする。
そこで伝えるのが、「100人無料でカウンセリング・コンサルティングをやってみてください」ってこと。
100人やると経験が積めて、そこそこ技術が上がってくる。
どういうタイプの人にはどう伝えるといいかが分かってくるからだ。
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1万時間の法則 を知っているだろうか?
マルコム・グラッドウェルが著書「天才!成功する人々の法則」の中で唱えた法則だ。
スポーツや音楽や技術者など世界でもトップレベルの人々に、どれくらい練習に時間を費やしているのかを質問したところ導きだされた法則なのだ。
どんな分野でも、上位の成績を残す人ほど練習時間が多いというシンプルな法則がある。
上で書いた 「読書300時間+経験1000時間」 合計で1300時間という数字から考えると、1万時間というとかなりの時間だ。
そりゃ、トップになるわな。
1万時間が無理でも大丈夫。
世界のトップ1%レベルになりたければ、という話なのだ。
普通にプロとしてやっていくなら、 「読書300時間+経験1000時間」 でかなりいい仕事はできる。
どの分野でも、おそらく上位5%には入るはずだ。
そこら辺の同業者よりずっと質の高いサービスを提供するようになっている。
逆を言えば、上手く行っていない理由の大部分は、単純に勉強と訓練に時間をかけていない ということなのだ。
まとめ
専門分野で起業した人は
「読書100冊、経験1000時間」 を目指したらいいよ。
それくらいやったらなんとかなるから。
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ここまで書いて、自分はどうだろうと思った。
計算してみた。
読書は1500時間。
執筆は一冊大体500時間くらいかかる。10冊書いているので5000時間だ。
ほう、意外と時間を費やしているなあ。
たしかに文章を書くのはかなり上手くなったという実感がある。
セミナーは、オンラインも合わせると年間152時間。
29歳くらいから始めたから3,000時間。
お!合計すると、9,500時間だ。
なるほど。
だから最近、セミナーが満席になるのか。
1万時間の法則は間違いないね。
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