インキュベーター社長日記 | インターウォーズ株式会社 吉井信隆のブログ -67ページ目

第107回 「起業社会」

「Web2.0」という言葉が、日常のビジネス会話によく出てくる。


定義は、人によって様々だ。


「個人ユーザーが中心となって、誰でも利用できるインターネット上のサービスを使って、すべてのものが繋がってくるようなもの」。だと、解釈している。


利用者同士の,person to parson として、不特定多数の個人間で直接やり取りを行うネットの利用状態のイメージで、誰もが発信能力を持ち、その気になれば放送局もどきにもなれる。いよいよ、新たなフェーズに入ってきた。


アマゾンドットコムが、自社のサイトのデーターへのアクセスを広く一般にオープンし、新たなサービスが創生されている。


新たな事業機会が生まれ、Web2.0のビジネスチャンスの窓が開いてきた。


NBCの新規事業開発委員会でのセミナーに、オールアバウトの江幡社長を迎え、「企業内起業」をテーマに講演をいただいた。


オールアバウト社は、リクルートと米国のabout.comと江幡さんの出資により、スタートしたジョイントベンチャーだ。 


5年で公開し、現在、460人の専門ガイドの方々が案内する総合情報サイトに、月間ユニークユーザー数1500万人が訪れ、情報サイトとして育っている。 


江幡さんの語った「企業内での起業」の成功のポイントとして、「本体に、ものを言える資本政策を考えてのジョイベン形態、株式公開をスタート時から考え、ストックオプションを取り入れた人事制度、ボードメンバーにおける支援者の存在、自身が退路を断ち独立、立ち上げ人材の確保」そして、「志をもって、自分のやる事業を信じきって、やりきった」との言葉印象に残った。


本体から切り離し、外部の資本を入れ、別の組織で事業化し、起業する「カーブアウト手法」の実例は、これからの起業のあり方の一つだ。


 
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芸祭

例年、上野の芸術大学の学際に出掛ける。今年は、9月9日の夜、学生達の渦の中に、参加したが、これまでにない新しい風を感じた。 
 新たな色使いや斬新なデザインの背景に、デジタル社会の進化ならではの、作品が多く、受け止めるには、自分OSに2.0を入れないとならない様に思えた。一方、音楽ゾーンでのイベントコンサートは、プロ顔負けのレベルを感じた! 
 皆さんも来年の9月の第二週目の日曜、是非訊ねてみて下さい。 きっといろんな発見があると思います!


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第106回  「起業アライアンス」

 過日、銀座で葬儀ビジネスを立ち上げた若きアメリカ人のアントレプレナーに会った。
 彼に何故日本で起業したのかと訊ねると、「以前、アメリカの葬儀社に勤めており、日本に留学した際、日本の葬儀業界の不透明な料金体系の現状が、ビジネスチャンスと思い決断した。」とのことであった。
そして、その背景に、「1980年代までのアメリカと、今の日本の現状はそっくりで、身内に不幸があって“いざ葬儀”となると、いったい何処の誰に、どんな内容で、どの位の費用で頼んだらいいのか、多くの方々がその対応に戸惑っていた。そして、その場の流れで、途方にくれながら依頼した業者と、葬儀の後に費用や内容などを巡ってトラブルが多かった。
今では、アメリカの葬儀は「生前予約」によって葬儀業者の料金が透明化され、葬儀先進国といわれるようになっている。」とのことであった。


 人生で誰もが一度は関わる葬儀。彼は、徹底した料金の透明化をコアに、冠婚葬祭に投じる費用が全国的にみても高いとされる名古屋への進出を試みていた。
しかし、日本の文化、資金、人材、人脈をはじめ、何もない中でのスタートだけに、当然様々な困難との遭遇の毎日とのことであった。


 現在、日本で亡くなっている方の数は、2003年に100万人を突破、それ以降増え続けて昨年は前年比5.4%増の108万人余りとなり、その市場はなんと1兆3000億。更に現在の人口構成から、2032年には、1兆7000億~2兆円ともいわれている。


 一方、過日、中堅企業の社長から、本業が成熟している我が社にとって最優先課題となっている新規事業として、葬儀ビジネスを手がけていきたいとの話を伺った。
 私は、いつも企業内における新規事業成功の体制の方法論は、二つあると申し上げているが、その一つは、社内起業家を独立させ、事業開発の場を社内でなく社外に出すことにある。
または、マイクロソフト社の様に、スタートしているベンチャーの起業家をグループ内に受け入れ、資本、人材、営業支援により関連会社として立ち上げていく形がある。
 個人の起業には様々な立ち上げ方があるが、2兆近い市場に拡大すると予測される葬儀ビジネス業界に向かい、シェアを確保してゆくには、「アライアンス(同盟)」が、これから大きな戦略となる。新たな発想として、同時期に、同テーマの新たな事業が生まれた時、競合と捉えるのではなく、共同で起業してゆくあり方を、一つの形と捉えてゆくことも有効な成功の在り方である。 


 これからますます大きな成長ラインに乗っている葬祭業界が、生前の人生を表現するこれまでにない内容や、透明な料金設定で、価値ある有終の美を飾る事業として、発展して欲しいと願っている。





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UDON

休日に、古奈屋のカレーうどんを食べて、映画の「UDON」を観た!
 地域情報誌の与える力、地域の特質を生かしたコンテンツパワー、ビジネスのサイクル、・・人の輪、そして、百人百色の人生を見事に演出した作品だった!
 うどんブームが、来るかもしれない!!


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メンター

大学生の頃、ある人の薦めで、「安岡生篤」(やすおか・まさひろ) 「せいとく先生」の書と出合った!


 就職するにあたって、「どういう心構えで、社会に出ようとしているのか?」「世の中の為の抱負は、いいけど、未熟な君は、その前にあなた自身が、立派になることが先決です! to do good です」と、
 そして、ものを長い目で見なさい。枝葉でなく、本質を見なさい。物事を一面で見ないで、全面的に見なさい。という言葉は、今も輝き育っている。
 23年前に、亡くなられたが、今なお不世出のメンターである。


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