桜を求めて副都心線北上 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

 

異常な寒い春で随分待たされた今年の桜の開花だったが、ようやく近くの里山の桜も開花したようなので、重い雨空の中、池袋の自由学園明日館の夜桜ワインの会へ出かけた。

 

その前に、副都心線新宿三丁目駅で途中下車して新宿御苑に立ち寄って開花状況の確認。

 

去年、一昨年に比べて今年の御苑の桜も開花が遅すぎる。

 

 

 

 

それでも日本の桜を求めるインバウンド観光客で溢れていた。

 

草花の方が寒さに強いのかな?

雑草はたくましい。

 

そして、副都心線北参道駅から副都心線で池袋へ。

 

地下鉄

 

ワインの会までのかなり長い調整時間を利用してスケッチハンチングを兼ねて駅西にある立教大学(創設1874年立教学校)へ。

 

このヒマラヤ杉は1920年頃の植樹らしい。

 

本館のこの蔦は、この後行く自由学園明日館から1925年に移植されたそうだ。

 

 

スケッチはやはりこの本館ということで、アングルの良く目立たないベンチで、一枚。

 

そして、少し構内を歩いてみた。

フランス積みの煉瓦が美しい校舎と白い窓枠がいいね。

 

先ほどスケッチした本館(1919年竣工)を抜けて明日館へ。

 

走る人

 

メトロポリタンホテル手前の一角には、我が母校学園の母体成蹊実務学校が明治45年(1912年)に創設された場所で、学園名由来の司馬遷史記李将軍列伝の「桃李不言下自成蹊」の銘板も元池袋史跡公園がある。

 

この一帯に沢山あった池はどこへ行ったのかな?

イケどもイケども池はない。

 

 

18時の開門までにはまだ1時間もあるので、明るいうちに写真を撮って、一旦駅に戻って珈琲休憩ということに。

 

フェンスにも設計者のフランクロイドライト(FLW)らしさが。

 

道の反対側にある講堂は、FLWの弟子の遠藤新の設計。


 

 

自由学園明日館には2013年8月以来ほぼ毎年訪問しているが、四季折々にイベントが開催されていて、前回は2023年8月のビヤガーデンだった。

 

桜の季節の訪問は、2019年3月のコロナ前以来の5年ぶりで意外に少ない2度目だ。今回で実に通算14回目の訪問。

 

 

開門の6時前には灯りが灯った

 

外は蕾でもホールの天井の桜と桜の花入りワインを、スマホを逆さにして遠藤新設計の椅子と一緒に。

 

2階の食堂

 

初代と二代目の食堂用椅子

 

我が家の玄関にも

 

FLWの設計した照明、東の窓の向こうにはSEIBU本社

 

 

ホール天井には満開の桜

 

小雨の中を庭に出てみた。

 

ライトアップされた蕾も花に見えないこともない。​(笑)

 

天候不良による工期延長花見も来週(4/3)にあるとか。