春の赤坂四谷界隈 | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

 

高校同窓会東京支部が企画している人気のイベント「大人の社会科見学」の迎賓館赤坂離宮見学にジジイも参加してみた。

 

ようやく春らしくなった最高の天気なので、記録的に遅い桜の開花状況の確認を兼ねて、地下鉄半蔵門線永田町駅から紀尾井町、四谷経由で迎賓館まで歩いてみることにした。

 

走る人

 

旧北白川宮邸(東京ガーデンテラス紀尾井町)は1ヶ月ぶり。

 

 

 

今回は反対(北東)側から、一枚。

 

順光を浴びた南から

 

ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町(元赤プリ)の中を抜けて清水谷公園へ。

 

シートを広げた蕾見客で賑わっていた上智大学横の外堀の長い土手からの新宿方向の眺めは素晴らしい。

 

赤坂迎賓館西門での集合時間まで30分しかないので、パノラマで写真に収めて、先を急ぐ。

 

走る人

 

迎賓館赤坂離宮西門の集合場所へ。

 

迎賓館の内部観覧は事前申込制。

 

厳正厳重な入場手続きを終えた同窓生20名は事務棟2階にある控室で案内ビデオとガイドの口頭による綿密なオリエンテーションを受ける。

 

そして、園内へ。

 

 

専門ガイドとガードマンに前後を挟まれて1時間半ほどの内部観覧ツアーの開始。

 

前庭を通過して東側の専用門経由で和室別館(游心亭)の五七の桐のマークが重々しい玄関へ。この建物は有名な建築家谷口吉郎の設計で昭和49(1974)年の竣工。

 

建物内部の写真は厳禁。

もちろんスケッチも鉛筆使用以外のメモもNG。

外部へ出てやっと撮影のみOK。

 

125匹の鯉が泳ぐ池。

 

直線的な谷口建築をバックに若葉を付けた楠が美しい

 

そして、外へ出て主庭(砂利敷)経由で本館西入口へ向かう。

 

本館と噴水は共に国宝。

 

曲線と直線の美

 

敷地面積117,922平米は東京ドームの約2.5倍の広さで、延べ床面積15,355平米の本館建物(地下1F, 地上2F)は、明治42(1909)年の竣工で、片山東熊(1854-1917)設計による日本唯一のネオバロック様式の西洋風宮殿建築で国宝指定の建物。

 

5年の歳月をかけて1974年(入社の翌年)に完成した昭和の大改修(元会社施工)による煌びやかな内装、調度品を誇る内部の見学はガイドの付かない自由鑑賞で、もちろんここも内部は撮影禁止。

 

迷路のような順路標識に従っての約1時間の見学は素晴らしい価値ある経験だった。

 

次に本館建物を観察。

 

洋風玄関の屋根には菊の御紋章と一対の青銅製の阿吽の鎧武者。

 

特徴のある局面の両翼の中央塔屋の天球儀には内閣府の五七の桐の紋章と四方を向く4羽の霊鳥の装飾。

 

中門を通って正門へ。

 

正門から本館に続く長い石畳に100年の歴史を感じる。

 

菊の御紋章が輝く大きな正門も国宝指定。

 

正門のすぐ外の地下にこんなカフェができていたとは!

 

JR総武線四ツ谷駅から市谷駅、そして都営地下鉄新宿線で小川町駅へ。

 

電車

 

オットット!

もうすぐ故郷の府中市のアンテナショップNEKIで懇親会が始まる時間。

 

折角だから、馴染みのバーで府中市政70周年(4月1日)の前祝いの一人立ち飲み㊗️

どちらから読んでもOTTOTTOの

 Pale Ale, 5.0%

 

懇親会では、もちろん府中焼きを堪能。

 

やー、実に充実した社会科見学だったなあ。