FLW | ロドさんの繪ブログ「一期一繪」

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団塊の世代のラストランナー。想い出深い海外駐在当時も振り返りながら「日本再発見」ということで国内あちこちのスケッチを織り交ぜて気ままに、「人生はFESTINA LENTE(ゆっくり急ごう)」

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-スケッチ明日館


フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)という米国の建築家が好きだ。

有名な東京の旧帝国ホテルの設計者であることは仕事柄知ってはいたが、特に惹かれるようになったきっかけは、彼の遺志を受け継いだ弟子達が運営しているアリゾナ州スコッツデールにあるアトリエ兼建築学校であるTaliesin Westを見学してからだ。

1992年駐在時にたまたまそこで照明の勉強のために日本から来られていた、会社OBの娘さんからの招待で訪れたTaliesin Westは何と私の家のすぐ近くにあった。

FLWは療養のためウイスコンシン州のTaliesinの分室として、弟子達と赤茶色の岩山の裾野のサボテンが群生する土漠に手作りのアトリエを造った。

*ガイド映像はこちら:Tour of Taliesin West

アトリエがあったせいもあり、アリゾナにはFLWの作品は数多く残っている。

特に、我々の事務所にも近かったBuiltmore Hotelの内部は帝国ホテルを彷彿させる佇まいだ。

その後、1994年に転勤でロサンジェルスに移動し4年も住むことになったPalos Verdesの家の近くもFLW(息子Lloyd Wright)の作品があった。

「ガラスの教会」または「樹の教会」として有名なWayfarers Chapelだ。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-wayfarers chapel


長い前が気(前書き)になったが、そのFLWの日本での有名な作品のひとつが池袋にある「自由学園明日館」で、国の重要文化財に指定されている。

何とその歴史的な建物を眺めながらの「一夜限りのビヤガーデン」が有る、と偶然Twitterで知り、何はさておき退社後駆けつけたのである。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-明日館全景


ライトアップされた建物が美しい。
入館料400円を払って入ってみると既に超満員。
まず私が席を確保し、相方に長いビールの列に並んでもらう。

その間に乾いた喉も忘れひたすら象徴的なホールをスケッチ。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-描撮明日館


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-サンシャイン


闇の向こうにはサンシャイン60の灯り。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ビール


描き上がった頃にビールが届く。

巨匠の作品をバックに、乾杯!
実に旨い!

追加ビールを買おうにも「品切れ御免」につき、たっぷりと内部見学。

ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ドア


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ホール1階


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ホール


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ランプ


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-テーブル


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-椅子


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-暖炉


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-食堂


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-ホール絵


ロドさんの絵ブログ「一期一繪」



ロドさんの絵ブログ「一期一繪」-通用口



毎月第三金曜日が夜間見学日だそうだ。

次回は昼間、それも桜の季節に来てみたい。

花見酒は無いかもしれないが。