数学美術館  -15ページ目

ロマンチック数学ナイト( ゚∀゚)ノ

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。


ちょうど一年前の10月6日。

私は東京にいました。


そう、あのロマンチック理数ナイト が開催された日です!!



数学美術館 -1位
ロマンチック理数ナイトで1位を取った時



あれから1年・・・。あのときの感動を忘れられない私はこんなものを企画したいと思っています!!



ロマンチック数学ナイト2011(゚Д゚)



はい、数学だけに特化して、数学好きな人で数学の濃い話を繰り広げたいと思います。



日時:11月26日(土)

場所:il Gilasole (新宿御苑駅ちかく)

定員:9名(残り6名)

参加費:食事代のみ(4000円ほど)


<対象>

●数学が好きで好きでたまらなく、数学のことなら何日でも話していられる人。

●数学の新しいネタを知るのが大好きな人

●自分の話ばかりでなく人の話を聞くのも大好きな人

●数学は苦手(嫌い)だけれど、数学好きな人を一度は見てみたい人

●数学というよりも数学にちなんだワインを飲みたい人(ただし延々と数学話を聞かなければなりません!)



数学の話をしながらルノンブルドール(黄金数)というヴィンテージシャンパーニュを飲みたいと思っています。


数学美術館 -ルノンブルドール2002


12月ごろに長野にて、数学セミナーを開催する時に使うので、今回は数本のみの提供です。


この機会に、数学話とおいしいワインに酔いしれたい方はぜひご連絡くださいね!


当日は数学をビジネスにされているこの方々もお越しになります(^ ^)


大人のための数学教室「和(なごみ)」 を経営されている堀口さん


数学的セルフマーケティング術  セルフマーケティング研究所 代表の深沢さん


みなさん数学大好きな方なので、とっても濃い話が繰り広げられそうです。

今から本当に楽しみ~~!!!!


こんなメンバーをもあっと言わせる数学ネタをお持ちの方はぜひお越しになることを検討されてはいかがでしょうか??(^ ^)

「なぜ?」と「何?」の使い方。

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。


今日も生徒さんから教えられたことがあります。



小学校低学年の勉強の様子を見ていた時、あまりに変な間違い方をしたので、思わず


「ええ!?」


と声に出して驚いてしまいました。


すると前に座っていた子が


「先生、『ええ?』はないでしょ~。」


と言いました。




いきなり横で驚かれると「え?今なんかマズいことをしたかな?」と思ってしまい、大人が横にいることに憶病になってしまいます。よろしくない影響を与えないよう、教師たるもの常に平常心を保っておきたいですね。


いい学びになりました。





さて、子どものモチベーションを上げる声かけとして、テクニックを一つお伝えします。

本来、テクニックは本質を理解していて初めて機能するものですが、ここではテクニックだけお伝えします。




●なぜこんなこともできないの?


この言い方をされるとどのように感じるでしょうか??

このような「なぜ+否定疑問文」の言い方にはトゲを感じる方も多いのではないでしょうか??


「なぜ?」はときとして否定形の意味合いを持つことがあります。


だから「なぜ?」を「何?」に置き換えると言われるのです。



●何があってこれができなかったの?


こう言われると、何が原因でできなかったのか、その物事にフォーカスします。





一方、「なぜ?」をうまく使う方法はどんなものでしょうか?



それは「なぜ?」+「褒め言葉」を使うのです。



●なぜ君はいつも100点以上なの??


こう言われると嬉しくありませんか??




「なぜ?」はほめ言葉に使うと、効力をUPさせます。



ぜひほめるときに「なぜ?」を使ってみてくださいね!!

パチパチプライム

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。


先日、飲み会の席で

「よ~し、10円ゲームしよう!!」

となりました。


みなさんは「10円ゲーム」ってご存知ですか?

私は知りませんでした。


結局、その場でも「10円ゲーム」なるものは実施されず、いまだにウヤムヤのままです…。もしご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてくださいね!




さて、飲み会の席で行なわれるゲームには色々とありますよね。


みなさんは「パチパチセブン」というゲームをご存知ですか?



パチパチセブンとは、


・数人で順番に1から数字を言っていく。

・7の倍数、7が含まれる数字のときは声に出さず手をパチっとたたく。


というものです。


ですので、


1,2,3,4,5,6、パチ、8,9・・・


11,12,13、パチ、15,16、パチ、18・・・



という感じです。


当然70~79はパチパチ鳴っています。



冷静に考えると簡単なゲームですが、酔っ払っているとつい間違えてしまうゲームです。






さて、大学時代、数学科の友人とこのゲームについて話していました。


7の倍数や7がつくだけではあまりにも簡単すぎる、と。



というわけで数学科で新しいゲームを作りました。


その名も


「パチパチプライム」です( ゚∀゚)ノ




その名の通り、


・素数になったらパチっとたたく


ゲームです。




ですので、


1、パチ、パチ、4、パチ、6、パチ、8、9、10、パチ、12・・・



と続きます。


最初は素数ばかりですので、パチパチやっていますが、だんだんと適度な間隔になってきます。







しかし・・・。





このゲーム、ある困ったことが起こることが分かりました。



さて、一体それはなんでしょうか!??





①10000を過ぎたあたりから素数かどうか判定するのが難しくなる。(自分も周りも)


②例えば9976711から9976763のような次の素数まで50以上、延々と数字を言うだけの箇所もあり、うんざりしてしまう(興ざめしてしまう)。


③パチを多くても1つしかできない人が必ず出てしまう。









まぁ、正解はどれもなんですが、特に③が困りました。

(なぜ③が起きるのかですって?ぜひ考えてみてくださいね)




ですので、改良版パチパチプライムを考えました( ゚∀゚)ノ


・1から順に数字を言って、素数のときにパチっと手をたたく

・パチのあとは、1人飛ばして続けていく。



ですので、


1、パチ、○(飛ばされた人)、パチ、○(飛ばされた人)、4、パチ・・・









はい、もうややこしすぎて全然おもしろくありませんでしたm(_ _)m

左利きグローブを右利きにするには??

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。



数学にかかれば不思議なこともできちゃいます!



さて、今あなたは左利きグローブをもらいました。

しかしあなたは右利きです。


いったいどうすれば左利きグローブを右利きグローブにできるでしょうか?


①無理やりグローブを裏返す

②4次元に持っていってから裏返す

③Yahoo知恵袋に投稿して、いいアイデアをもらう

④右利きグローブを買う。




実は幾何学をマスターした数学者は②をできるのです!!!


左利きグローブでも、左利きのはさみでも、4次元にいくと簡単に裏返すことができるのです。


3次元に住んでいる我々には、なかなか想像できないことですが・・・。





簡単な例でご紹介しましょう。



数学美術館 -三角定規

ここに、向きの異なる三角定規があるとします。

この三角定規を重ね合わせるとするならば、どうしますか??


もちろん三角定規を宙に浮かせて、ひっくり返しますよね?


2次元(机の上)ではどうやっても、向きをひっくり返せません。

しかし、もう1つ上の3次元に持っていくと簡単にひっくりかえせるのです。



それと同じように、左利きグローブも4次元に持っていけば簡単にひっくり返せるのです。


4次元に行きたい方は、ぜひ幾何学を専攻して、その道を極めてくださいね!!


大学院レベルになると、2次元の黒板に書かれた4次元の図形が見えてくるようになるそうですので(^ ^A""





え?私は4次元に行くことができるのかですって??


いえ、私は解析学を専攻しましたので、完備な空間(特にバナッハ空間)に行くことしかできません!!!

他には、物を触って、どんだけ滑らかかを測定することができますよ!

オイラーの公式

こんにちは。

パーソナル数学コーチの八田陽児です。



2005年に話題になった「博士の愛した数式」を読まれた方も多いことでしょう。


あのお話の最後にカギとなる、ある公式が出てきます。

それは数学の世界で最も美しいと言われている公式です。



数学美術館 -オイラーの公式


かっこよくそれぞれの要素を解説すると、


●解析の基本定数 e


●幾何の基本定数 π


●代数の3つの基本定数

   i   1  0


が見事に融合した式なのです。




博士の愛した数式にはこのように書かれていました。




~ルート(子ども)の母親と博士の義理の姉が言い争いをしているときに、博士がふいに仲裁に入ります。~


「いかん。子供をいじめてはいかん」

 そうしてポケットから取り出したメモ用紙に、何やら書きつけたかと思うと、それを食卓の真ん中に置き、部屋から出て行った。あらかじめ、そうすべきことが決まっていたかのような、毅然とした態度だった。そこには怒りも混乱もなく、ただ静寂だけが彼を包んでいた。

 取り残された三人は黙ってメモ用紙を見つめた。いつまでもそのままじっとして動かなかった。そこにはたった一行、数式が書かれていた。


<< e^iπ+1=0>>


 もう誰も余計な口をきかなかった。未亡人は爪を鳴らすのをやめていた。彼女の瞳から少しずつ動揺や冷淡さや疑いが消えていくのが分かった。数式の美しさを正しく理解している人の目だと思った。


~『博士の愛した数式』より 抜粋 ~





これを読んだ時は、なんて美しく数式を表現するんだろうと感動したものです。





が、しかし!!


あるとき友人にこう聞かれました。


「この数式って何が美しいん??意味わかんねっ(゚Д゚)___!!」




う~ん、確かに…。


私もよくよく考えてみると、自分がこの数式について理解できていないことに気付きました。この数式の美しさを説明できなかったからです。



でもそんな皆さまにも朗報です!


ここに分かりやすく説明されているブログ記事がございました!

当ブログのスーパーアドバイザーのにぃむさんの記事 です。


また数学ガール第2巻フェルマーの最終定理の第9章にも詳しく載っています。


この数式の美しさを理解したい方はぜひそちらをご覧くださいね!!!





結局のところ・・・。


ある程度の数学基礎知識(指数・対数関数、テイラー展開など)が必要ということですっ!!!!!



数学の美しさを理解するためには、それなりの知識が必要なんですね。それがおもしろいところでもあり悩ましいところでもありますが・・・。

(私も再度勉強しなおして、いつか知識0の方にも分かりやすいように書きますね。)