天才・秀才を使えない管理者の弱点と特徴
天才・秀才を使えない管理者の弱点と特徴頭のいい人の思考頭のいい人というのは、IQの高さもそうですが、頭のいい人は思考力がとびぬけているのです。もちろん学校の成績などにも表れます。例えばテストで9割、10割をコンスタントに取るというのは、実はなかなか難しいものです。それができる人というのは、すでにテストのレベルを超えている。100点を取ること自体が目的ではない人です。ちなみに点数だけがいい人はただ記憶力が良いだけです。頭の良い人は、「今度こういう企画をやる」「この企画をやる」という話が出たとき、常人より2歩、3歩、時には5歩先の提案をします。しかし、この提案はたいてい無視されます。常人は、「一歩目をなんとか実現する」「業務をこなす」という段階だからです。一方、頭のいい人は「こなすこと」は当たり前の前提になっています。そのため、すでにクオリティの追求を考え始めています。つまり、完成した後の展開や、その成果を活かした次の企画まで考えてしまうのです。こなすこと自体は難なくできるので、あとは適切な準備をするだけだからです。しかし、頭の悪い人はいつも準備がありません。過去にやった業務でも毎回ゼロから始めます。そのため、天才的な人の提案に対して「今はその話をしていない!」と怒り出すこともあります。時には激昂する、自己愛的な管理者もいます。結局、どんくさく一から始めるのですが、天才が提示していた「2」や「3」の段階にも届かないまま時間切れになります。すると今度は、「お前の言っていることは必要なかった」と言い出します。しかしそれは、ただ単にクオリティが低く、次の段階に進めていないだけなのです。昔はまだ理解が追いついた最近はこのような状況が増えているように思います。以前は違いました。昔はここまで要領が悪いわけではなく、積み上げていく中で「天才が言っていたことは本当だった」と気づくことも多かったのです。そして「自分が間違っていた」と評価を改めることもよくありました。団塊世代より前には、何かしらの腕や経験がある人が多く、やっていくうちに理解できたのです。しかし今は、ゼロからしか進めない人も少なくありません。今度は準備をしようと思っても次の時にはできていない。本来、準備というのは終わったときに終わるものです。分かりますか。仕事をしている最中に次の問題点や次の準備を作るのです。そしてそれを次回に反映する。今しか見ていないようではだめですし、終わった後の反省会だけでも遅いのです。本来はすでに次の改善点を提示できていなければなりません。それくらい考えて動くものなのです。しかし、あまりにも活かされない状況が続くと、天才的な人もそれをしなくなります。使われない提案を続けるのは無駄だからです。その結果、より建設的な場所に力を使うようになります。場合によってはそのグループを離れ、個別に企画や事業を始めることもあるでしょう。近年は学力や思考力の低下もあり、頭のいい人を使えない管理職が増えているように思います。ただし、頭のいい人はどこでも生き残ります。商売でも同じで、ネットや通販の世界では早く全国展開したところが強い。結局、先を読める人が勝つのです。