4月1日
今日から4月。
司法書士試験まであと少し。
気温もだんだん上がってきて春らしくなりつつなりますが、気が全く休まらない。
もうやるしかないよいう状態。
になってれば良いんですが、気温が上がるにつれバイトでの体力の消耗が激しくなってきて、なかなか様々な事に集中力が持続しなくなってきています。
これから春が過ぎ、夏が来る頃が本番なので、体を合わせていかないといけません。
「nanaco」よりも
前回の続きですが、セブン&アイの電子マネー「nanaco」は4月23日からセブンイレブンで使えるようになるそうです。
しかし、春の段階では関東一円のみ。
関西のセブンイレブンで導入されるのは、夏以降になりそうです。
はやく導入して頂きたい。
別に「nanaco」を使うつもりはありませんが、大事なのは読み取り用の端末がセブンイレブンに配置されるという事。
間違いなく、「nanaco」単体を使用するユーザーは少ないので、最低でも「QUICpay」や「Edy」も読み取れる端末が導入されるでしょう。
どう考えてもローソンやサークルKサンクスで「iD」や「Edy」がすでに導入されている現在、あえて「nanaco」を使うメリットが見当たりませんから。
まあ「iD」や「Edy」を使えばすむ話なんですが。
しかしJCB持ちの自分としては、わざわざ「Edy」にチャージする為や「iD」を使う為に新しくカードを作るのは手間なので(それより審査通るかどうか)、さっさと唯一使える「QUICpay」をコンビニで使用出来るようにして欲しい次第。
現金でチャージすれば「Edy」も使えるのでしょうが、ポイントが貯まらないと電子マネー使うメリットが少ないように思うので、クレジットカードでチャージ出来る電子マネーでないと自分的には意味がありません。
本来の電子マネーのメリットは小銭を持ち歩かなくても良いことだと思うので、若干間違った考え方です。
おそらく近い将来は電子マネーにチャージする事ではポイントは貯まらなくなるでしょうけれども。
最近電子マネーに興味を覚えてからその辺のコンビニでも何が使えるのか見るようになりましたが、ファミリーマートに至ってはファミマカード以外のクレジットカードも使えないんですね。
日本のキャッシュレス化は進んでいるようで、まだまだです。
ま、7月の司法書士試験までもうあまり外を出歩く事も少なくなると思うので、じっくり世の中に電子マネーが広まるのを待っても良いかも知れません。
電子マネー
とりあえず普段の買い物でドコモポイントを貯めてみようと思い立ち、ドコモカードを申し込んでみました。
無事審査は通ったようです。
種類はドコモJCB。
で、そこで気がついたんですが、JCBはEdyにもiDにも対応していないんですね。
ちょっと調べてみても、会社通しの関係などがあり今後も対応する事はなさそう。
普通にカードで使うのには別にかまわないのですが、出来ればおサイフケータイを使ってみたかったので少し誤算でした。
コンビニで買い物する時に一々クレジットカードを出すのもなんかなあと思っていたところ、JCBはポストペイ方式のQUICpayというサービスに対応している様子。
QUICpayはほとんどiDと一緒で、クレジットカードで後払い方式。
ただ、なんで今まで知らなかったかというと、近所のコンビニその他で使える場所がなかった為。
近所で使えないんじゃあんまり意味がないような。
iDを使いたいのならドコモブランドのDCMXや三井住友VISAにすればよかったんですが、その辺は今のフリーターという立場、年収を考えると審査に通りそうにない。
ある意味、JCBもよく審査通ったなという感じ。
昔消費者金融に勤めていた経験から言っても、もし審査で断りなんてことになったら、相当ショック。
さて、どうやっておサイフケータイを利用しようかと考えていたらこんな記事が。
「Suica」「iD」「QUICpay」「Edy」が1つの決済端末で利用可能に
こうならない限り、他にもいろんな規格の電子マネーがあるのでめちゃくちゃな状況になるでしょうね。
それは完全に消費者を無視した動き。
昔のVHS対ベータ戦争みたいなもの。
さっさとどこの決済端末でも、全ての電子マネーが使える環境になって欲しいです。
ちなみにQUICpayは2007年春頃から夏にかけて、セブンイレブンでは使えるようになるみたいです。
セブン&アイホールディングス独自の電子マネー「nanaco」の導入に伴って 。
そうなれば、しばらくローソンには行かなくなるかも。
ほかにも「PiTaPa」や「Wed Money」等々、電子マネー乱立の時代。
せっかく便利なんですから、もっと使い勝手が良くなって欲しいものです。
結婚
今日は、大学時代の友人の結婚式でした。
式場で久しぶりに大学の時の先輩や後輩にも会い、しゃべり倒してきました。
あの当時みんな10代最後から20代前半でしたが、今や30歳手前。
社会に出て、様々な経験をして、良い意味でものすごく変わっていたように思います。
色んな目標を持っていた人間が、それを少しずつ達成してたり、また新しいやりたい事を見つけていたり。
大人だなという感じです。
その中でも、友人である新郎はすごく立派な人間へと成長していました。
敬虔なクリスチャンである彼は、大学で初めて会った時とは比べものにならない程様々な活動にはげみ、関西ではそこそこ有名な人物になっていたようです。
自分は全然知りませんでしたが。
それに比べて、自分を振り返ってみると、まだ何も達成出来ていないとつくづく感じました。
本当に良い意味で、悔しいですね。
新婦も綺麗でいい人そうで、うらやましい限り。
良質の刺激とエネルギーを貰えた気がするので、自分の進むべき道に励んで行こうと思います。
アジアパー伝―あるキャラクターの死
記事の中にも書かれている通り、彼は元戦場カメラマンであり漫画家の西原理恵子さんの元夫。
と同時に、西原理恵子さんのファンにとっては、漫画に登場する鴨ちゃんというキャラクターでおなじみでした。
鴨志田氏が文章を書き、西原さんが挿し漫画を書く「アジアパー伝」のシリーズはかなりの傑作だと思います。
西原ファンにとっては今更の話ですが、サイバラ漫画の中には実在の人物が数多く登場します。
ハシダさんこと、故橋田信介氏は2004年5月27日にイラクで亡くなられたのは記憶に新しく、○○かっちゃんこと、勝谷誠彦さんは最近頻繁にメディアに登場しているので知っている方も多いかと思います。
勿論漫画なので、実在の人物とはいえかなりデフォルメされてそれぞれ登場しています。
そんな中、鴨ちゃんというキャラクターはかなり重要な存在でした。
最初の登場は98年頃の「鳥頭紀行」です。
タイに取材する時のガイドとして現れ、その後日本におけるエピソードにも頻繁に出現するようになり、そしてリアルの世界では西原理恵子さんと結婚してしまいました。
その後は夫婦の共著「アジアパー伝」を執筆したり、またキャラとしてサイバラ漫画のほとんど登場するようになります。
人となりは、自伝ともいえる「アジアパー伝」や「酔いが醒めたら、うちに帰ろう。」を読んでもわかる通り、かなり破天荒な性格だったようです。
漫画なのでかなり脚色されて描かれた部分もあるでしょうけど、大阪でいうところの「やっさん」のような、ドフトエフスキーの「罪と罰」でいうところの「マルメラードフ」ような人物だったのでしょう。
元々繊細な人だったようですが、戦場カメラマンとして死を常に意識するような生活のなかで、アルコールに頼る事も増え、依存症となり、若いときのクスリなどの影響もあり、結局若くして逝去することになりました。
アルコールを止めなければ長く持たないと医者に言われ、断酒を決意し、娘の結婚式に出席してそこで酒を解禁する事にするというエピソードがありましたが、それも叶わなくなってしまいました。
漫画で見る限り、どうしようもなくダメダメな人間。
アルコールをなかなか止められず、家庭崩壊の危機を迎え、結局西原さんとも離婚。
それは読者の持っている、また全ての人間の持っている、ダメな部分を代表したキャラでした。
笑いながらも、「わかるわかる」とそこに共感する人は多かったと思います。
サイバラ漫画は、何かに疲れたり、悩みを持っている時に読むと、不思議と癒やされます。
ファン層に中高年のサラリーマンが多いと西原さん本人も書いていましたが、そういった層の人々が共感できる部分が多いのでしょう。
自分もサラリーマン時代一番忙しい時期、家に帰ってとりあえず開ける本はほとんど西原さんの漫画でした。
「アジアパー伝」の中にこんなモノローグがあります。
雇われて戦地へ その3より
>ぼくは何をやっても長続きしない
>そして何をしてもいつもそこから逃げてばかりいる人間です。
>受験をすると言って一年ウロウロ
>焼鳥屋になると言って店で働いて二年で辞めて
>飲み屋につとめて一年で辞めて
>でも本当はカメラマンになりたかった。
>でも勇気がなかった。
>ひどくあいまいな夢だったから。
こういった部分、形は違っても似た経験のある人は多いと思います。
何かしら目標や夢はあっても、それに向けて足掻けてもいない現実。
本当はやりたい事はあるんだけれど、勇気や根性がなく色んな誘惑に負けてしまう自分。
少なくとも、自分はこのセリフがものすごく理解できました。
その後、鴨ちゃんは働いてためた貯金をはたき、カメラ機材一式を持ってタイに赴きました。
しかし、着いた初日にインチキとばくに騙され、全財産を失って日本に追い返されます。
日本に帰っても、恥かしくて誰にもあえず、深夜に借金まみれのおっさん達に混じってシリコン工場で働き始める事に。
そしてクリスマスの夜、一人で海にドライブへ出かけビールを飲み始めます。
猛烈にトイレに行きたくなるのですが、隣に止めてある車の中でカップルがセックスを始めたため、降りることが出来ず、車の中に飛び散らせてしまう事になります。
そこでまたモノローグ
>ぼくは何になれるんだろう。
>ぼくはどこに行くんだろう。
>ぼくはどうなってしまうんだろう。
>クリスマスの夜
>ぼくは小便まみれになって思った。
>そしてまたぼくはタイに来た。
この「何者でもない自分」という考え方。
何度か今までの人生で、この事を考えた時があります。
大学受験が終わり、いざ新生活がはじまったもののまるで充実感がなかった時期。
卒業して社会人になり、ものすごく忙しい生活や悩みの中で、すごくしんどくなった時期。
自分が何がしたいのか、
自分に何が出来るのか、
自分の夢はなんなのか、
自分に何の能力があるのか、
自分は何の為に生きているのか。
そんな事をすごく考えました。
その結果、素のなんにもなしの状態の自分に、何の能力も特徴もスキルも見つからなかった時のあの恐怖感。
自分自身に対するコンプレックス。
今、様々な資格を取ろうと挑戦していますが、その根底にある原因はこれです。
何もしていない、何も目指していないという状態に自分がなる事に恐怖を感じます。
ちなみにこの「アジアパー伝」の中で、ギャグとして描かれていましたが、鴨ちゃんはある程度成功した後にも、この時代の事を夢みて寝ながら泣いたりしていたそうです。
この後、タイに渡った鴨ちゃんは食うや食わずの生活を送るなか、故橋田信介氏と出会いジャーナリストになっていきます。
そして前述しましたが、結婚、離婚、死の直前には復縁していたようです。
享年42歳、本当に若いですね。
ご冥福をお祈りします。
付け加えるなら、こういった人物を、時にはケンカし、時には追い出しながらも、最後には見守りながら看取った西原理恵子という人間は、本当に色んな意味で豪傑なんだなと思います。