僕がSIBOで行なってきた対策・その1 | 最果てなど無いと知る〜健康を本質から考えるブログ〜

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先日、ブログの読者さんからコメントをいただきました。

その内容は、SIBOらしき症状があり、お腹の張りに悩まされておられ、

朝起きてもお腹がすっきりとせず、何を食べてもお腹が張るということでした。

 

 

僕もお腹の調子で悩み続けていて、最近になってようやく調子が良くなってきました。

意外にも、僕の周りの人にも数名、SIBOらしき症状でお悩みの方がいました。

今回は僕のSIBOで行なってきた対策を数回に分けて紹介していきたいと思います。

 

 

 

お腹の不調はどうして起こる?

お腹が張る

下痢や便秘を繰り返す

おならが多くなった

げっぷがたくさん出るようになった

逆流性食道炎が起こるようになった

お腹が空かなくなった

 

 

など、胃腸にまつわるトラブルにお悩みの方は多いかと思われます。

 

 

僕自身、小さな頃からお腹を壊していた記憶が数多くあります。

ここ最近になっても、疲れが溜まってくると、お腹の調子も悪くなるということをたくさん経験してきました。

 

 

そういったお腹のトラブルは、近年ではSIBOと呼ばれるものであったり、

鼓腸というものであったり、

IBSと呼ばれるものであったりします。

 

 

SIBOとは、Small Intestinal Bacterial Overgrowthの頭文字を取ったもので、

日本語では小腸内細菌異常増殖症といいます。

この場合、腸内細菌の本来の棲息域である大腸ではなく、小腸にまで腸内細菌が増殖してしまう状態であって、

それによってお腹の不快な症状が出ている症状です。

 

 

またバクテリアではなく、真菌が過剰に増殖するSIFOという症状もあります。

 

 

鼓腸は腸がガスで充満してパンパンになる状態のことをいいます。

 

 

IBSとは、Irritable Bowel Syndrome の頭文字を取ったもので、

日本語では過敏性腸症候群といいます。

この場合、腸内細菌のバランスに変化ができ、その結果としてお腹の不快な症状が出るという症状です。

 

 

さて、これらに共通するものがあります。それは腸内細菌です。

 

 

腸内細菌が過剰に増殖することによって、ガスが異常にできたり、

便秘や下痢を繰り返したり、食欲不振になったり、他にも様々な症状が現れます。

昨年も僕はこんな記事を書きましたので、よろしければご覧ください。

 

 

さて、僕の行ってきた対策を紹介していきたいと思います。

 

 

 

プロバイオティクスをしていたらやめる

巷の健康情報では、腸内環境を整えるためにプロバイオティクスがすすめられています。

 

 

プロバイオティクスとは、人間に有益とされる細菌を取り入れることによって、

腸内環境に変化をもたらすという考えの上、成り立っています。

 

 

しかし、SIBOをはじめとする腸の不快な症状は、腸内細菌が過剰に増殖していることが発端です。

そこに更に細菌を取り入れたり、細菌のエサを食べると、より悪化することが想定されます。

 

 

実際にこちらの記事では、日本人とスペイン人を比べたところ、

善玉菌と呼ばれるビフィズス菌が、日本人はスペイン人よりも10倍多いにもかかわらず、

日本人の方が潰瘍性大腸炎やクローン病といった腸の病気の患者が多いことが知られています。

 

 

SIBOに関連する症状であるブレイン・フォグを発症している患者30名とブレイン・フォグを発症していない患者8名を比較した臨床試験では、

ブレイン・フォグを発症している患者が全員、プロバイオティクスを摂取していました。

その患者にプロバイオティクスを中止させ、抗生物質を投与したところ、胃腸症状が77%改善しました。[1]

 

 

こちらのレビュー論文では、健康状態の悪い人がプロバイオティクスを摂取することにより、

真菌症や菌血症となる可能性が最も高いことが指摘されています。[2]

 

 

プロバイオティクスの投与によって、乳酸菌感染における心内膜炎が起こったことが報告されています。[3]

 

 

僕自身、ヨーグルトを少しでも食べすぎてしまうと、お腹の調子が悪くなることが、過去に何度もありました。

また、整腸剤を飲んでもお腹が張ってしまうということもありました。

 

 

これらのことからも、お腹の調子が良くないからといって、プロバイオティクスが必ずしも良いとは言えません。

むしろ悪化する可能性もあるということです。

 

 

【参考文献】

[1] Brain fogginess, gas and bloating: a link between SIBO, probiotics and metabolic acidosis

Clin Transl Gastroenterol . 2018 Jun 19;9(6):162. doi: 10.1038/s41424-018-0030-7.

 

[2] Safety of probiotics used to reduce risk and prevent or treat disease

Evid Rep Technol Assess (Full Rep) . 2011 Apr;(200):1-645.

 

[3]Lactobacillus endocarditis caused by a probiotic organism

Clin Microbiol Infect. 1999 May;5(5):290-292.

 

 

 

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