群山の核廃棄物処理場問題
私が住む群山という町では今「核廃棄物処理場」誘致の問題でもちきりになっています。「核」と聞いて思うのはまず放射能汚染などの「負」の部分。その話を聞いたときは私はもちろん市民全体が反対しているものだと思っていました。しかし私が驚いたのは国民の賛成・反対が二つに割れていること。初めは驚きましたがそれには深刻な理由があります。
ひとつは金銭的な理由です。核処理場が建設されることによって国から援助金、それも300億円が支給されるということ。そしてその上に核廃棄物が搬入される度にその手数料(年間8億5千万円程度)が入ってくるということ。産業から見放されたような立場にある群山市にとって「立ち遅れた地域経済を復興させる」ためにはこの支援金はのどから手が出るほどほしいもの。短期間の滞在の私でもわかるくらい群山は完全に「機能していない」感じ。それが誘致賛成の一番の理由であることは明らかです。
もう一つは感情的な理由によるものです。今回誘致の候補に上がっている地域は群山以外にも2つあり、その2つが群山のある全羅道と古来から敵対関係にある慶尚道の地域であるということです。賛成派の中には、「群山の誘致が遅れればライバルのあいつらに権利を取られてしまう」と本気で考えている人もいます。全羅道と慶尚道の中の悪さは日本と韓国の関係以上のものです。もしかしたら金銭的なことよりもこちらのほうが大きいかもしれないくらいです。
それにしてもその支援金がもらえるにしても気になるのは放射能漏れなどの「安全性」の問題です。しかしこれも驚いたことに、賛成側に立つ人ははっきりいって処理施設の安全性を信頼しきっているところがあります。
それは昨年、政府が核廃棄物処理場の誘致を呼びかけたところ、ソウル大学がその大学敷地内に処理施設を建設すると申し出たという事実があるからです。それはそれだけ処理場の設備が信頼できるものであり「安全」であることをアピールするものでした。結局周囲住民の反対にあってその計画は中止になりましたが、このあきらかにおためごかしの「キャンペーン」の影響は大きかったようで、賛成する立場の人は必ずこの事例を話しに挙げるそうです。
11月に誘致決定に関しての市民の選挙があります。しかし、注目するべきなのは、「賛成派」の大多数が高年齢者だという事実。新聞、テレビのニュースなどを鵜呑みにして安全性を信じ切り、地域の発展のためなら誘致は絶対に必要だと言い切ります。私も実際にそう主張する人に会いました。そして問題を深刻にしているのが群山の高齢化社会。産業などがほとんどないこの町では若い人は次々に都会に出稼ぎに出て、残るのは老人層と若年層。選挙というと民主的な感じがしますが、明らかに公平ではありません。
私はもちろんこの誘致には反対です。ただでさえ産業も観光もない町に処理場ができたら、一時的に経済的に潤ったとしても、長い目で見れば人の出入りが今以上になくなるであろうことは火を見るより明らかです。政治・経済の中心地が慶尚道にあることから、敵対関係にある全羅道にある平和な町が候補に立てられた気がします。小さい町だからどうなってもいいだろうという政府の態度、いたいけな老人たちをうまく丸め込むような作戦のようなものが見えてがどうしても釈然としません。
選挙の結果が気になってたまりません。。。
「チャーリーとチョコレート工場」;映画版
今日久しぶりに映画館で映画を見ましたヽ(^o^)丿。それもずっと見たかった「チャーリー」です。がんばって英語で。原作も面白いし、見た人の評判も良かったのでかなり期待していましたが正直言ってちょっと期待はずれかなあという感じです。ストーリー展開、エピソード、登場人物などほとんどが原作に忠実に作られているし、登場人物もイメージどおりで結構いけてるのですが問題がジョニーデップのウォンカさん。予想以上の怪演を見せてくれましたが、ちょっとイメージというかキャラが違う。。。
ちょっとウォンカが意地悪すぎたんじゃないかな。子供時代のエピソードを盛り込んだところは原作になくて結構面白かったんだけど、それのトラウマから子ども達に冷たいような感じがして、私の好きだった”勧善懲悪”のメッセージがうまく伝わってこなかった。ウォンカ独自のユーモアを通り越して、いじめに近いような。あれじゃただの駄々っ子です。いじめらた子供とその親に少し同情してしまいました。なんか後味が悪い感じがあって、原作で味わったスカッとした爽快感が感じられず残念でした。
それから、お菓子にもあまり魅力を感じなかったなあ。なんか主役であるチョコレートが硬そうだったし(”バキッ”て音がしていました)パッケージもかわいくない。私はハーシーズの”ボキッ”という音が好きです。映画を見終わった後にチョコレートを一目散に買いに行かせないところでもう失格です。(^_^;) ちなみに英語では「チョコレート」を「キャンディ」といいます。ずっと「キャンディ」という言葉を聞いていたらチョコよりもアメが食べたくなってしまいました。
でも原作以上に良かったのは家族愛がよく描かれていたところです。ウォンカの家族、チャーリーの家族、またいたずらっ子の家族それぞれの家族の子供を思う気持ちが画面から伝わってきてよかった。(^.^)おじいちゃんがチャーリーになけなしのお金を渡してチョコレートを買ってくるようにいう場面、ウォンカが最後に父親に会う場面では不覚にも涙を流してしまいました。原作を読んでいなければもう少し楽しめたのかと思うとちょっと残念。これから見る人はぜひ映画から!映画を見た人はぜひ原作を!
あ、書き忘れましたがチャーリー少年の演技はかなりよかったです。ちょっとかわいすぎて貧乏くささがあまりなかったけど、素直で親孝行の少年を可憐に演じていました。前半は大活躍でしたが、後半はウォンカさんの一人舞台でほとんど活躍なし。それがまたざーン念でした。ウォンカはもういいからチャーリー出してくれーという気持ちでした。たしかに原作でもチャーリーは影が薄いんですけど。それから大竹しのぶに似ている(?)お母さんがちょっと気になっていました。
名作平積み大作戦!さすがNHK!
韓国で唯一、NHKを見ることができます。海外用の放送構成なので日本とは若干時間がずれていたり番組に変更があったりしますが、ほとんど日本のNHKと同様の番組を見ることができます。おかげで朝の連続テレビ小説「ファイト」も最終回を見届けることができました。(久々に面白いドラマでした(^.^))
そのNHKでとんでもなく面白い番組がやっています。その名も「名作平積み大作戦」。これは日本でも放送されているのでしょうか?BSだけ?この番組ではその週のテーマごとに、2人の紹介者がそれぞれ別の文学作品を紹介し、2人のタレントがそれにコメントをしたり、質問したりして、最後に興味を持ったかどうか意思表示をします。本屋さんの店主も参加して、その本を自分の店に平積みするかどうかを決めます。これだけ聞くと「どっちの料理ショー」とあんまり変わらないですね。(^_^;)
面白いのはその紹介者が映画監督であったり、作家であったり、ミュージシャンであったりタレントであったりと個性が豊かなこと。もちろん話術が巧みなので、全く興味のなかった作品でも 話を最後まで聞いた頃には「読みたいーーー」と思わせます。そのテーマも、『冬ソナ』のキスシーンに感動した人にオススメの名作、夫婦の絆を深めたい人にオススメの名作、電車男を応援した人にオススメの名作など、興味深いものばかりです。
先日見たのが「自然との付き合い方を考えている人にオススメの名作」。そこで紹介されたのが志賀直哉の『暗夜行路』とザミャーチンの『われら』。タイトルだけ知っているけど全く内容を知らなかった前者、ロシア文学(しかもSF)というまったく未知の分野である後者。私にとってはどちらも興味0に等しいくらいだったのですが(とくに後者)、見終わった後はもちろん「読みたい!!!」です。
この番組は「文学!」と思って構えてしまい、結局読む機会をもつことがない(私のような)人にとっては良いきっかけになります。また、作品を読んだ人にとっても、番組中その作品の背景や作者の心情などが紹介されるので、それを知ってからまた読めば数倍楽しいものになるのではないかと思います。
http://www.nhk.or.jp/hirazumi/
↑番組のホームページ。正直言ってあまりいいものではありません。なぜこんなにしょぼいんだ・・・。
結局病院
昨日の夜から約10時間くらい寝たのに頭が重い。昨日より熱もあがっている。横になってしばらくしていてもなかなか良くならない。散々悩んだ末、勇気を持って電話をしてみました。
「今日休みたいんですけど・・・・」
「うーん、それは困りますね。とりあえず病院行きましょう。ここまで来れますか?」
予想外の返事に戸惑いました。えっ・・・?困る??病院??寝れば直るんじゃないかと思うんだけど・・。しかも病人に向かって来てくださいって・・・。でもほぼ命令に近いのでしょうがなく行きました。重い体を引きずって、近くの病院に連れて行ってもらいました。そのとき思いました。世の中そんなに甘くないんだと。
閑散とした小さな病院なのに看護婦が3人もいてみんなラブリーな格好をしている。院長の趣味なのだろうか・・・。待つこともなくすぐ診察。症状を伝えてもらい、簡単にメモを取ると、すぐに注射室へ。腕をまくって待っていると、なんだか不思議そうな顔。そう、注射はお尻でした・・・。初めての経験なので恥ずかしさでいっぱい。しかも注射する場所はお知りの結構上のほう。スカートを下げすぎた私がもっと恥ずかしい...なんと、病院に入ってから5分足らずで診療が終わってしまいました。早っ。
ちなみに私はまだ国民健康保険に入っていません。どうしたんですか?とたずねてみると、「ああ、弟の保険使ったから」だって。韓国では、軽い診療くらいだったら親族の健康保険を使うことができるとのことです。そういえば前にも友達のお姉さんの保険を使って漢方薬を作ったことがありました。これは融通が利いていい制度だなと思います。健康保険に入ると、将来もらえないのに強制的に国民年金も払わなければならないと言うこと。それはちょっと馬鹿らしいです。
注射が効いたのか、薬が効いたのか、その後食べた昼ごはんがおいしくて幸せだったからか、なんだかさっきまでの体の痛みが嘘のように消えてしまいました。その後仕事をしたのは言うまででもありません。断れない雰囲気もありましたけど。(^_^;) その後も時間がたつに連れてどんどん良くなって行きました。そして今は元気です!(嘘みたいだけど本当です。)確かに韓国の薬は日本のものより強いようで、効き目が早いそうです。今度病気になったら自分で治すよりも病院で一発で直してもらおうと思います。
体が資本ですから・・・
安いものにはわけがあり、高いものにはわけがある。
韓国に来ると物が安いことに気づきます。例えば文房具、アイスクリーム、飲み物、スナック菓子、自販機のコーヒー(ジャーってでてくるやつ)。。。私はアイスが好きなので50円で買えるのはものすごくうれしい!日本で60円はがりがり君くらいじゃないですか。コーヒーなんかも毎日飲むものなので、20円で飲めたりするのは本当に助かります。驚いたのはレターセット。便箋何枚かと封筒がセットになってなんと100円で買えます。韓国って安い国!はじめていった人ならきっとそう思うと思います。
しかし、よく見ていると気づきます。安いのにはわけがあります。概して、韓国の製品は日本のものに比べてサイズが小さいのです。(食べ物だけが例外です)。一番顕著なのが自販機のコーヒー。コップが日本のサイズの3分の2くらいなのに、出てくるコーヒーの量のはそのカップに対して3分の1くらい!これには初めは驚きました。3口くらいで飲み終わってしまいます。テスターじゃないんだから・・・。スナック菓子の袋も、大体日本のサイズの3分の2くらいの大きさが一般的です。
もちろん質の問題もあります。レターセットの便箋は明らかにコピー用紙にカラーコピーしただけの作り!!見た目はかわいいですが、裏を返すとひどいものです。韓国人が言っていた事ですが、韓国の鉛筆は折れやすくて書きにくいので、日本に行ったときはいつも鉛筆をお土産に頼まれるそうです。
それを裏付けるように、同じサイズの牛乳とか、お米とか、トイレットペーパーとか、洗剤なんかはほとんど同じくらいの値段で、外国のお菓子(例えばハーゲンダッツ)や製品なんかは日本で買うより高い場合もあります。野菜なんかも、日本とほぼ変わりません。ただ例外は食事の値段。明らかに安い値段で日本の数倍おなかがいっぱいになります。しかしそれは質とかではなく、韓国人のサービス精神、つまり韓国の文化的なものなのではないかと思います。ただ全ての品目の価格を調べたわけではないので、正確なことが言えません。私の意見でごめんなさい。関税とかの問題もあるかもしれません。
べつに、韓国のものが悪いと責めているわけではないのです(もちろん悪いものもあるけど(^_^;))。それに私は量が少なくても安いほうが助かる場合もあります。アイスみたいに。私が感じたのは、日本は物価が高いと言われているけど、それなりのわけというか価値があるということ。高いのならそれなりに量がたくさん入っていたり、味が良かったり、デザインが良かったり、使いやすいように工夫がされていたりとなにか理由があるはずです。・・・ただそれだけです・・・。
ダウン
最近疲れて今日はちょっと限界気味。(日本語おかしい?)明日は朝休みをもらってゆっくり休むことにしました。風邪薬と栄養ドリンクを買ってもらいました。韓国は独特な習慣で、薬を栄養ドリンクで飲みます。これはソウルでもそうだったから確かだと思う。なぜ水ではないのか??聞きたいけど聞けなかった。あまりにも当たり前みたいなので。ちょっと水より贅沢な感じ?しかし栄養ドリンクまずいーー!甘くて飲み安くなってるけど、それでも高麗人参と漢方薬の匂いがううう。でもこのドリンクの方が実は聞くのかも。。薬のパッケージ見てもなんか頼りない感じ・・・。
とりあえず栄養つけようと思って仕事帰りにビビンバ食べました。具合悪いと言いながら、全て食べてしまいました。
今日の飲み
昨日のみに行ってはしごしたお店はなんと6軒!その中からちょっと新発見の韓国料理をご紹介したいと思います。
まず初めに行ったのが「スンデ」の専門店。スンデというのは豚の大腸に肉や野菜を詰めてゆでたり焼いたりする韓国の定番料理です。グロテスクな見た目からずっと敬遠してきて今回初めての挑戦です。そこはテレビでも放送されたくらいの有名店だと言うことでしたが、見た目はちょっと寂れた町の食堂と言う感じ。しかしうわさのスンデを食べて感動!!!超おいしい!(●^o^●)初めはグロテスクだった黒っぽいスンデは蒸されることによってホクホクになり、日本の餃子に食感も味もそっくりです。これははまりそう。
韓国のいいところは料理を一品しか頼まなくてもつきだしがたくさん出てくるので酒のつまみは心配しなくていいというところです。心配していたのは私だけでした。
次に行ったのは若者向けのちょっとおしゃれな飲み屋さん。DJの席やたくさん並んだレコード盤やCDは群山にきて初めての光景。そして壁にはビートルズの絵が。ちょっと感動しました。この雰囲気からしてもしかしたらと思いポテトフライなんかあるかと聞いてみるとやっぱりない。料理のメニューは普通の韓国料理でした。何を期待していたんだ私は・・・。そこは一緒に行った大学生が以前アルバイトをしていたということでマッコリ飲み放題!4人で5-6壷くらいマッコリを飲み続けました。私はやっぱり焼酎よりマッコリ派です。いくら飲んでも酔いません。
←とってもいい感じです。ただビートルズのCDは一枚もない。。どういうことなんだ・・・?
次に行ったのが韓国でも一時流行した”プルタク(火鳥)”のお店。辛いものが好きな韓国人にも「辛い!」と言わせるすごいお店です。私にとってはかなりの挑戦でしたが勇気を持って一口パクッ。辛くない!全然辛くありません。しかもおいしい。分かりました、これは韓国料理の辛さとは違うタイプの辛さなのです。系統で言うとタバスコとかブラックペッパーなどのメキシカンタイプの。日本にいたころはそんな辛さは普通です。他の日本人もそれが好きだと聞いていたのをなんとなく納得できました。このお店は渋谷にも支店があるようです。前にテレビで見て探しに行ったのですが、結局見つけられませんでした。
←シンプル過ぎるくらいシンプルな見た目。韓国料理らしくありません。
そしてこの日3週間ぶりに日本人に会いました。生き別れていた兄弟に会ったような嬉しさ。私の職場に私が来る前まで勤めていた方で、ソウルからバスに乗ってきて、夜中の1時に到着。翌朝6時にまた戻るという強行スケジュール。それからさらに3軒はしごして朝まで飲み続けました。最後に飲んだメンバーはなぜか飲み始めたときとは全員違う人。新たな出会いもたくさんありました。一週間分が一日に凝縮されていたような充実した一日でした。私が家に着いたのは朝7時ちょっと前でした。朝はもう冬の寒さです。
小惨事。。。
今日、自転車に乗っているとき、転んでしまいました。信号の途中で急ブレーキをかけたとき、なんと後輪が浮いて前につんのめってしまったのです。手と足の太ももを強打。手は擦り傷程度で済んだんだけど、足は捻挫のように膨れ上がり、普通に歩けない状態。ものすごい痛いです・・・。(;_;)
私は自転車運が悪く、前にも自転車で走行中に車にぶつかったことがあります。韓国でもやはり起きてしまいました。でも車にぶつからなかったのが不幸中の幸いです。
これから飲みに行くとルンルン気分だった私は一気に心配になり(元来心配性)、病院のこととか保険のこととか大丈夫かなーと同僚の韓国人に話すと、「このくらいの怪我なら医者はなにもできないですよ」とあっさり言われ、「お酒を飲めば痛みが麻痺するかもしれませんよ」と笑顔で言われました。私が苦しんでいるのにそんな冗談を・・・。とは思いながらもなんだかそれに勇気付けられ、結局飲みに行って朝6時まで飲んでいました。(^_^;) 楽しい席だと痛みなどすっかり忘れてしまうという新たな教訓を学びました。






