後輩が怖すぎて食堂に行けません -14ページ目

後輩が怖すぎて食堂に行けません

一人生んで職場復帰したら、仕事もろくにできない後輩から「パートじゃダメなんですかぁ?」と言われて傷ついてから食堂に行けなくなったメンタル豆腐の女。いわゆるワーママ。できるかも分からない二人目不妊治療中

ふるさと納税で、宝塚のブルーレイが返礼品とききつけ、

滑り込みで納税してきましたー。


咲ちゃんトップ就任後のブルーレイは全部持っているので、、、


どうしようか悩んでた、

「fff」「シルクロード」を。


ウエクミファンから不評だったfffも、

作品云々より

朝美絢と朝月希和の夫婦の並びがすごく好きで、(素敵でしたよね??)蒼穹の昴で並んでるのを見て、あーやっぱこの二人もなかなか良かったよなぁ。と。


そして。

咲ちゃんと翔ちゃんの最後のドS対決を見るのが楽しくてですね。

ナポレオンとゲーテのベートーヴェンに対するドSぷり!!

あの二人、途中から、ニコイチみたいな扱われ方してたと思うし、二人で3番手羽根しょってたこともあったと記憶してるのですが、

ふたりとも属性がドS!!で。

なーーんで同じ組で被っちゃったんだよぅ

、と思ったこともあったけど、

ラストは翔ちゃん残って今度は咲ちゃんにドS発揮してようー笑い泣きなんて思いながら、大好物だよ!と思いながら見てたのを思い出します。


ラストが第九で大団円だったときは、

え?エヴァ??と思ったのは秘密です。


シルクロードは近年の中ではかなり上位に入る大好きショーなので。

生田作品、総じて好きじゃないけど、これは好きだったんですよ。

またショーやってくれないかなぁ?

物語性のあるショーって好きなんですよね。あと主人公が砂漠彷徨うのは好き(荻田作品の影響です)なんで、本当にクリーンヒットでした。

菅野よう子の歌も良かったなぁ。と。


ブルーレイ来るのが楽しみですぅ!!



蒼穹の昴の千秋楽を配信で見ました。


本当に、本編の体感短かかった笑い泣き


サヨナラショーも、大劇場の千秋楽配信で予習済みなのにあっという間でしたえーん


咲ちゃんと希和ちゃんが、緞帳前でふたりで挨拶し終わったのになんかほっこりして。

配信が終わってしまい。


余韻と共に


「本当に終わったんだな」という虚脱感を感じて、魂持ってかれて帰ってこれませんおねがい


さききわ、に、何十年ぶりの萌とトキメキと尊さを感じてから、希和ちゃんの卒業までなんとしてでも必死に追いかけようと決めて。

コロナがあって、自分自身も適応障害になってりして、本当に色々あったけど、これだけはなんとしてでも追いかけなきゃと走ってきて、

最後の最後に家族は満身創痍で、自分も高熱でぶっ倒れてどうしようと思ったけど。


でも、最後まで必死に追いかけて。


最後の日までなんとか追いかけ続けられて

よかった。


一種の燃え尽き症候群かなと思います照れ


宝塚はまた新しく進んでいくんだと思うけど、

私はもう少しこの余韻に浸りたいと思います。


この年になって、また好きなものができ、

夢中になっておいかけ

「尊い」とか「語彙を失う」というような経験に出会わせてくれて本当に感謝しかない。


朝月希和ちゃん、本当にありがとうございました!


さききわよ、永遠なれ!!!

今回で最後にするので長文で、うっとおしいほど書いてます。

最後まで読んでくれる人いるかな。。



1.音楽が耳に残る!!


主題歌含め、すっごい耳に残る!!

「スバルよー希望の星よー」とか、ほんとに回る。


二胡の使い方もうまいよね。最初は太監であるアンドーハイに歌わせ、その後、真打ち、ソラカズキ熱唱!!!


そして、私が一番よく回ってる歌は

リンリンが歌う曲の「地平の彼方をー真っ赤に染めてー」というところです。

あの歌、結構ドラマチックな歌で、パレードで歌ってるのも大好きです。


更に、案外ポイントで好きなのは

二幕幕開の際に流れる力強い太鼓のところです。ほんとにちょっとなんですけど、

なんかアガルニヤリ


ロビーのピアノ演奏を聞くために幕間はほぼその近くにいます。

主題歌集買おうかと思ったぜ。



2.「ちくしょう」と叫んでも、切っても、かわいい朝美絢


いやぁ、MVPですよ。

小説では主人公だもん。

でも、原田くんが「春児は朝美絢しかいない」って思ったのもよくわかる。

だって、ちくしょうと叫んでも、ちょんぎっても目がキラキラしたままで、そのハングリーさがすっごい美しいんだよね。

あんな純粋にハングリーってなかなかに表現するのが難しそう!でも朝美絢ならぴったりだなと!!!

アーサーが雪組に来たとき、「なんてハングリーな子が来たんだろう、これから雪組楽しみぃ」って思ったのを思い出します。

アーサーが来るまでの雪組ってなんとなく番手が御曹司系の順調な人ばっかりだったから月城くんとのトレードは本当によかった!!さらに、アーサーが他の組子にすっごい影響を与えているのもわかった!

今のソラカズキのように!!

咲ちゃんともキャラがかぶらないのも良くて、喧嘩してるところもどっちの主張もよくわかるし、生い立ちによってわかりあえない部分があるのがよくわかる。

だからこそ、「宿命が何だ!」と叫ぶ春児に、心を動かされる文秀の気持ちが分かる。

いやぁ!!

大MVPでした!!

ラスト3人で歌うところ、本当に泣いちゃう笑い泣き




3.そんなにけなげな少女ならもちろん連れて帰る&毎日一緒に寝てなぐさめてたって言ってますけど、それ、絶対手を出してるに違いないとか感じてしまう(出してないと思うけど)

トップコンビ二人のなんともいえない見えない糸


恋愛要素がうっすいといわれる今回のトップコンビの二人ですが、わたしは今回の関係性がこの二人にはぴったりだなと思っています。

きわちゃんのお役が、、、というお話はちらほら聞かれますが、ボロをきているからこそあの透明感と純粋さと健気さが引き立って目がキラキラして美しく、文秀にとって春児とリンリンを守ることこそが国を救おうとする原動力だと感じることができます。

なんといってもきわちゃんと朝美絢との並びが可愛いよ!!!あのワンシーンしかないのにまだ見せてぇ!ってなる。


私としては、恋愛なのか家族愛なのかわからないのに、お互いがかけがいのない存在という関係性を、ここまで絶妙に表現できるのが二人らしいなぁと思いました。CITY HUNTERの関係性もこれだったかな。相棒だけどそれ以上かどうかはボカしてる。でも多分いなくなったら相当な苦しみを抱くだろう相手。というのがわたし的に超絶萌です!!

関係性に結論を出さないのって表現として結構好きなんですよ。原田くんがそれを「見えない糸で繋がれてる」と表現したのが、私にはなぜか超絶、ヒットでした。


とかく、人間関係を明確にしたがる世の中ですが、明確にできない曖昧さの中に本当の大切なものがあるというのが結構好きなので、わたし的に、さききわの二人の関係がここに帰着することに、勝手に感動したんですよね。


もちろん、宝塚はロマンス重視なのでのこに物足りなさを感じることもあるのかなと思うのです。もしロマンスを重視するならミセスチャンとの話を持ってくればいいのになとは思ったし、きわちゃんならできると思うんだけど、

多分、文秀にとっての国を変えようとする原動力は、貧しい中でも誰かのために裸足で駆け回る春児であり、自分の不幸は文秀には関係ない、謝らないでほしいと言うリンリンで、その二人が結局文秀を救うという意味で重要だったのかなと思います。


私が原作を読んだのははるか昔なので、

これはあくまでも演劇のみをみての感想です。


4.大切に育てられすぎたんだね!!


「なぜ中華皇帝の意志が通じぬのだ」

縣千のあのシーン、すーーーーーーっごいよかった。

西太后にどんだけ守られてたんだろ。

他の人からも純粋培養されすぎたんだな。

という。それが御曹司縣千と重なって、あの無力感、、、素晴らしい!!

そして、「すまぬ」

いや!だめ!

中華皇帝はまず最初に人に謝らないことを学ぶんだよ!絶対にあやまっちゃだめなの!!(中華ドラマより)

まあでも文秀になら仕方ないかえー


5.サイチェンに、涙が止まらないえーんえーんえーん


いやぁ、影のMVPはタンストンでしょう!!!リンリンとのやりとり含めて、癒やされたし、泣いた。

あの笑顔は反則技ですぞ。


泣いた!(二度目)

もうサイチェンって歌い出した瞬間から涙止まらん!!!

なんであんな幸せそうに死んでいくんだよ笑い泣き

なんか、それもキラキラしてるんだよなぁ。発光してるの。不思議。



6.耐えて耐えて真の宿命にもがく主人公 文秀


どの立ち姿も美しかったです。

あの中華な服をどれも着こなし、どんなときにも諦めず前だけを向いて凛として立つ。

ただそれだけのことが物語の中で一貫していて、

その姿に、ここまで泣くとは思いませんでした。

そんな文秀が、袁世凱に裏切られ死を覚悟たあとで、公使館で春児の話を聞いて膝から崩れ落ちるシーンは、春児のストレートな思いが強ければ強いほど、文秀の無力感や悔しさが伝わってきて泣けました。


こういう改革って最初、なんか失敗するんですよねえーん急進的な考えに反対する人が多くて、反対者を粛清するか、革新的な人が反撃されて全滅するかの二択になりますよね。

フランス革命も、ロベスピエールは失敗しましたしね(雪組、革命多いね)


一幕は宿命に向けてひたすらに突き進む文秀。でも楊先生の死で歯車が狂ったことを悟った。それでも、宿命に向かってなんとか耐えてすすもうとするラストの姿は胸を打ちました。赤い衣装も似合ってた!!


二幕は、実務家の文秀は時間が必要だと分かっていたのに、一度狂ってしまった歯車をなんとかしようと耐えて、でも

そうすればするだけ泥沼にハマっていくという状態で。

詔の紙が降ってきたときの咲ちゃんの絶望的な、それでいてまだ何かを信じている顔が、なんともいえず、あそこでなぜか泣いてしまいます。


いやぁ、最後の最後まで諦めない人というのって「この人みたいにはなれないけど応援したい」という気持ちになります。

順桂やタンストンが文秀を信じていたんだろうなと感じるのもそこです。


今までの中で最も咲ちゃんに合った役という評判でしたが、信念によって、周りから支えられて応援されて輝くという形がトップスターなんだろうなと、思ったりしました。


原田くんが「文秀は彩風咲奈しかいない」と思ったのは本当にそうだと思いましたし、宝塚でやるならばこの形しかなかっただろうなと。


そんなふうに思わせてくれました。


なんていうか、トップスターを中心にした雪組の強固な絆を見ていると、

専科さんをあそこまで投入したのは「説得力」の問題ではなく、

雪組という強固なファミリーから、一線おいた人たちが必要だったのかなというのも感じました。



私が最初に見たときは、初日あけて2日目で、色んな事がなんかしっくりいってなかった部分もあったのですが

見終わったあと「なんかすごいもん見たな」というのが第一印象で、

そこから何度見てもその印象は変わらなかったな。


ここまでチケットを取ったのも、

満身創痍が過ぎても劇場に行ったのも


その印象だけは最後まで変わらないだろう


と、


ここまで自分の琴線に触れるものに出会うのは、しばらくなさそう


という2つの思いからでした。


結果として、

年末に来年への活力となるよい作品に巡り会えて本当に幸せです。


残すは配信のみですが、楽しみたいと思います爆笑





今月のはじめから、なんだかんだで体調悪めだった我が子。


最近は体力もつき、風邪引いても熱も出さず元気だったため油断していたのか、

これがなかなかしつこい風邪だったのか、

月も半分たったのになかなかよくならない。


あと、子供はいい年齢になると、じっと寝ていてくれないので、体調悪くてもフルパワーで遊ぶ。

で、体調悪ければ悪いだけ寝ない。


保育園で預かってもらえる限りいけるかな、とか思いまして、時間を短くしたりして預けていたのですが、



私自身が39度の高熱→1日で回復するも、子供の体調不良時の睡眠不足がたたり、

その後の体調変化からの、

突発性難聴。


会社休んだりしたけどまったく改善せず、満身創痍のなか。


子供は夜中の咳込みがひどいので

その後も夜は細切れにしか眠れず、難聴は治っているのかどうか怪しい。

(耳しまってる感じは軽減)


子供も私も満身創痍がすぎるだろと思ってたら

子供の耳垢が酷いとのことで、その影響で風邪なおらず。

耳垢緩めてとった2日後

夜中にこどもが「痛いーー耳が痛いぃ!」と号泣し、

夜中、痛いのに付き合って30分ごとに起こされながら看病

正直、体力はかなり限界を超えてきてる

気力でもなんともならない

さすがにパートナーに「助けて」とお願いしたが、夜中に奴が起きるなどありえない。(なぜ男性は子供の鳴き声で起きないのでしょうか)

細切れの睡眠でもはや体力と気力は擦り切れ限界。


翌朝

耳が痛くて大騒ぎの子供に対し、

あー、今日は11時からの宝塚あるのにどうしたらいいんだろ。

と途方に暮れる


パートナーは今日はめずらしく休みなのに「免許更新どうしてもいかないと免許切れるし。

病気の子供を一人で病院に連れていけないし。

看病も一人じゃ無理」


ダメ元で聞いたけど、やっぱり途方に暮れる


日曜に病院は予約でいっぱい。

なんとかせねばと、朝から病院に突撃して予約無しでなんとか見てもらえて

中耳炎決定。


パートナーは一人での看病を嫌がり、さっさと免許更新へ。

宝塚を諦めねばと、母にチケットを譲ってなんとか行ってもらおうとしたところ

「中耳炎ならいいよ。」と母が預かってくれ、、、


私は10時55分

劇場にたどり着きました。


睡眠不足で、完全に耳がおかしい。

そして、こんなに大好きなのに蒼穹の昴で寝るのも有り得そうで怖い。


それでも、見られることに感謝します!!


しかし、ちょっと満身創痍がすぎるよ。

もうだめかな。


退団者がすごいことになってる、、、


勝手なイメージだけど、、、

なんていうか、組長が「早くない??」ぐらいの若さでやめるよね、月組。



最近、トップスターより上級生があまり残ってないような。


昔は結構残ってるイメージだったのになぁ。


あの汝鳥伶さんも月組出身でしたよね??



トップスターと違ういみで

管理職って背負うもの多くて、実務も多くて案外つらいのかな、って思わされる、、、


いやでも、光月さんは、、、惜しいな。


宝塚異色のショー作家

荻田浩一氏が宝塚をやめたのはもう随分前なのですが、

私は未だに落ち込んだとき、宝塚が足りないとき、ことあるごとに荻田浩一氏のショーを見てしまいます。



一番好きなショーは「バビロン」です。

実際に何度も舞台で見たこともあって、どの場面の歌も歌えるぐらい、

スカステで放映されるたびに真剣に見てしまうショーです。

荻田作品の毒々しさがさよならで少し薄まりニヤリながらも、香寿たつきの歌とダンスを余すことなくお伝えし、さらに安蘭けいにもことこどく歌わせるという。

レオンちゃんと陽月華ちゃんの二人が妖しく誘うのも良いですよー。


一番好きなのは鳩のシーンですが。

どのシーンも好きかな。


次に好きなのはパッサージュです。

なんていうか、衣装含め毒も抑えめで全体的にバランスのいいショーでした。


荻田氏のショー作品はなんてったって選曲が好きで、オリジナル曲もなんか独特で、歌詞がいい意味で毒のある中2病ぽいのも好きなんですよ。

なのに、対比してすっごいキラキラしいシーンを作ってくるからなにぉ!!!ってなります。

荻田作品に不可欠なのは「歌が上手いジェンヌ」「圧倒的ダンサー」「妖しく誘う荻田世界の代弁者」

そして、荻田世界を彷徨う、健全な青年ですおねがい


荻田作品常連ともいえる、湖月わたるや水夏希はこの彷徨う健全な青年で。

常連の朝海ひかるは、どちらかといえば誘う方でしたかねぇ??


なんていうか、どの作品にもストーリー性が強めのシーンが用意されてましたよね。例えば、パッサージュでは、月影瞳と湖月わたるがカフェですれ違ってあわや恋??とか(このシーン、ロミジュリの乳母の歌が使われてます。先見の明がありますよね??)

紺野まひるを救おうとする絵麻緒ゆうが結果、轟悠率いる悪魔にとらわれちゃうとか。

轟悠と月影瞳が出会って別れるだけなのにすごーい印象的なシーンになってたり。


荻田作品は、なんだかんだで雪組と星組との相性がいいと思うのですが、やっぱり当時はベテランや芝居の上手い人が多かったから、こういうシーンがセリフもなく成立したんだろうなーと思います。


そんな中、作品としてはそこまで好きではないけど、

異常に好きなシーンがある作品があります。


「タランテラ」の蜘蛛と蝶のシーン。

「ロマンチカ宝塚」の船が沈んだ海の底で恋に落ちる水の神様?と少女のシーン


この2つ、ストーリーはなんとなく似てます。

蜘蛛(朝海ひかる)と蝶(舞風りら)は、相思相愛なんですが、蜘蛛が過去、恋した蝶を食べちゃった時のことを思い出し、その蝶を逃がすんですよ。

で、蝶は蜘蛛を探しているのか最後までずっと飛んで、、、というストーリーと。


水の神様(湖月わたる)の方は水に沈んできた少女(陽月華)と恋に落ちますが、このまま彼女といると彼女は死んでしまうので、彼女を地上に戻してあげるというストーリー


どちらも相手のために恋を諦める男役が切ない。


それぞれのシーンには上手いストーリーテラー歌手が存在し、その歌が泣ける。

タランテラでは未来優希ちゃんに失った愛の苦しみを歌わせ

ロマンチカでは安蘭けい氏に水の神様が落ちた恋の素晴らしさを歌わせるんですよ。


タランテラのね、歌。

「夜明けの日がさせば、昨日を捨てに行こう」とか

「あの青ざめた哀しみは誰の涙

この指に絡まる糸が最後の恋」

書いちゃうとポエマーすぎるのに、未来優希ちゃんが歌うともう泣けてくるよ。

ロマンチカの歌は、最初は不穏なメロディなのに恋した瞬間にすっごい明るくて幸せになりますよ。とうこちゃんの歌声が本当に素敵です。


荻田作品は歌手もダンサーも惜しみなく専科さんや組子の実力者を次々と繰り出してくるので、それも見応えがあります。


宝塚らしいラインダンスとか中詰とか、統一した衣装などは好きじゃないんだろうなぁっていうのがここまではっきり分かるショー作家もいなかったかなと。

雑踏みたいなの多かった。


バビロンのあるシーンで、チェロを引きずって歩いてる人が結構長めに舞台横切ってて、あれなんだろ??でもこれ画面的には好きかもな、みたいな感じで思ってました。


そんなわけで、バビロンとタランテラ、

今月スカステ放送あるので、もしよかったら見てみてくださいね!!


※ジェンヌさんの敬称は略させていただいてます。




先週は子どもが体調悪くて看病疲れの中、

蒼穹の昴を見に行きまくったのですが、


気づいたら私も39度の高熱出しまして


うっわー。これ、コロナかよ。マジか。気づかずに雪組さんにうつしてるとかないよな、怖すぎる!!

と思ったら

アデノウイルスでした。コロナじゃない上にちゃんとウイルス名わかってびっくりしたよ、

目やにがすごかったんでね、それで決まりって感じでした。


まあ、それでも感染症なのでしばらく引きこもりなんですが、、、

そんな中、やたらと耳が閉まって聞こえが変だなぁ。なんて思って、薬をもらうついでに耳鼻科で検査したところ


「軽いけど、これ、突発性難聴だね」

と言われ

「えーーーーー!!!!」


お医者様曰く、薬飲めば割とすぐ治るんだそうですが、

目下の心配は

「あの観劇大丈夫ですか??」

(おいおい、体より観劇なのかよ、と思われたかた、あなたはただしい!!!)

「ストレスかかんなきゃ大丈夫ですよ」


アドレナリンでまくりの舞台はストレスといいますか??


とりあえず薬飲んで、様子見になりました。


症状おさまったら見に行っていいそうなんですが、あと2日でなんとかなるかなぁ??



なんとか治りますように!!!


蒼穹の昴のみどころポインツお送りしてますが、

もちろんつっこみどこもあるわけで、

ちょっとばかり、気になったことも書いてみよう!!


1.ダンスがあまりにも少なくないっすか??


咲ちゃんがトップになってから踊りに踊り狂っていた雪組が

本編ではほぼほぼ踊らない。

咲ちゃん、直立してること多くないですか??

いやぁ、あの衣装で踊りだしちゃうと噂の〇〇ンシーになっちゃうからですかね、、、なんて余計なことを思いました

阿片窟シーンでは、ここぞとばかりにダンサーさんばかりが登場して踊ってるのが癒しウインク


2.一樹千尋さんの迫力がすごすぎて


一樹千尋さん、西太后というおやくで、専科さんの中では歌ソロもある重要なお役なのですが、

ちょっと気を抜くと


「ハトちゃああああん」


と叫びだしたりしないよねぇ?と不安になるんですよ

という話を友人にしたら「そのネタ古くない?今はきっとみんな後醍醐天皇っていうよ」ってツッコミをうけました。古くてすいません。

一樹千尋さんの一番印象的なのが王家に捧ぐ歌のアモナスロでして。

あんな親からよくアイーダが生まれたなと。まあ頑固さでは似てますよね☆



3.一番最初に見たとき、一幕の終盤が唐突ではにゃ??となったまま幕間を過ごした

(原作は読んでたが随分前で、細かいストーリー忘れてます)


これ、私だけですよね?

夏美さん演じるヨウキテイ撃たれて当然咲ちゃんが歌いだして1幕終わって、

いや、わかるけど、あまりにも死ぬのが唐突で銃撃つ人さえ出てこないもんだから、撃たれたの?死んだ??はにゃ??

となったまま二幕を迎え「あ、よかった、ちゃんと続きから始まるのねぇ」となった。

いや、原作よめよな、と思ったけど。

あれ、初見でわかるのかな??なんて思ってたら案の定我が母は「なんのこっちゃわからん」と言ってたんで間違ってない

ハズ。

ってか芝居が熟成した東京では唐突感薄れてたのでやっぱ2日目(ムラでみた)マジックかな。


4.デュエットダンスの正解が分からないのに尊すぎて結局幸福で終わる。


デュエットダンスのリフトが

成功か失敗かよくわからん。

他の組なら、多少がっかりするよね。

でも、明らかに失敗しててもそのリカバーがいつもいつも尊すぎてですね。

無理だねぇ、とにこっと笑いあったかと思えば、

ふたりで抱き合ったり

くるくる回ってみたり、

あたまにぽんってしてみたり

失敗してもその、そのリカバーを見れてよかったぁー!ってなるんですよ。

リカバーのがレアな気がして。

失敗しても尊いってなんなんだよ!!!

あれのおかげで、いつもなにもかも浄化されますおねがい

で!

なんとカフェブレイクで、デュエットダンスのノーカットが放送されたんですよ!!!

いやぁ、あれにはびっくり!!

よく歌劇団許したよね??

って思いましたが、あれみてやっと正解が分かったラブ

カフェブレさん!ありがとう愛




5.原田くん、君にはショーの才能があるはずだぁ!!!


今回のフィナーレ、本当にいいですよね??

なんとも宝塚らしくて、

色々考えてることが、なにもかもかどーーーーーーでもよくなって、

ただラブラブラブラブラブ

ってなる。


ソラカズキのあの赤い衣装は2022年一番の反則技だしね。

なんだろう、あの振り返りざまの決め顔。


ロケットでの最後の掛け声が「ハオ!」は劇的に可愛いんだよ!!!


あとの群舞はもう、語彙を奪われて言葉になりません

娘役の群舞もかわいいし華やかよ!

華やかよ!!!

(大事なことなんで2回言いました)


原田先生のセンス、実はショーのほうが向いてません??


ということで、わたし的に思うことを書いてみました。

演劇なんて探そうと思えばいくらでもアラを探せるものなのだし、

私も1回目見たときは感動強めでしたが、2回目のときは、落ち着いたのもあって色々思いました。

配信のときは画面に映る衣装の凄さに釘付けでしたしね。


さぁて!

今日も観劇予定ですー。

語彙を失ってきます。

今日も書いていきたいと思います!


今回の見どころポイントは

久々にはっとした、大手劇団の気概と意地についてです(なんだそれ)


1.これ、いくらかかってんだよという豪華衣装が次々と繰り出される


中国の特に清時代はかなり華やかな時代なので中華宮廷ドラマでもかなり豪華なお衣装と調度品で「総製作費〇〇〇億」とかザラなのですが、

まあ、それに負けるとも劣らない「資金力」を感じた今作。

おそらくほぼ新調に近い形で作ってると思うのですが、、、たった1回の公演にここまでやりますか??という。

細かい刺繍だけでなく、髪飾りやネックレス、装飾に至るまで、オペラグラスでは全部見れない。足りないです。

位では西太后の衣装が一番すごいはずですがそれも配信見たときにようやくじっくり見れました。


役が少ないと話題の娘役ですが、

衣装は豪華よ!びっくりよ。


野々花ひまりちゃんが娘役は華やかさを任されていると言ってましたが、

まあ、出てきた瞬間華やかよ!!!

うちわの持ち方とか素敵だよ。

ふぁーーーってしますラブ

さすが大手!!って思いましたね。

宝塚はどこまでも華やかでいいというのも宮廷劇に向いてるのかもなぁ。



2.舞台上に人が多すぎてびっくりする


これは、長らくコロナでなかなか出来なかったんじゃないかな。なんて思ってたのですが、今回は一場面の舞台上にとにかく人が多い!!!

だからみんなモブとか言っちゃうんだと思うけどさ。

探すの大変だよねえー

地位的に仕方ないけど、トップが大所帯にまぎれてて、真ん中にいないの笑い泣き

あと人数多すぎてパンフ見ないと「ここでこの子が出てたのか!」がわからないことすっごい多い。


舞台上にとにかく人が多くてコーラスで歌いまくる状態のこと、私「キムシンの数で圧倒作戦」と勝手に呼んでいるのですが、

その、数で圧倒作戦、キムシンは(こんなとこに人いるか?)という疑問があるものの、原田作品はどのシーンも不自然でなく成立しているところがすごい。

さらに組子の男役娘役関係なく、これでもかと投入して(戦争場面とか、宦官や女官)次々と絵力強めの場面にしてくる。

日清戦争だって、あーんな大人数いるか??みたいなね。

とにかく宦官や女官を侍らせる。

李鴻章のシーンだってあんなに部下いるか??みたいな。

市場もあれだけ人がいると活気ありそう!!

中国の壮大さと人数過多を示すのにもいいのかもだけどまあ、すごかった!

雪組さんに毎日お疲れ賞をあげたい。



3.シーン転換がうますぎて、ぞわぞわする


特に心の中で「うわぁ!」となったシーン転換を3つほど。

①ど頭の3人が昴を見つめているところから一気に紫禁城に行くところ。

いやぁ、ここは本当に一気に世界に引き込まれて良かったよ!!

「うお!宝塚見てるよ!!」って実感できるシーンです。

②順桂が阿片窟で爆弾を手に入れて、

後ろの幕が落ちたら

西太后の列が並んでるところ。

このシーンは2幕で最も圧倒されたシーンかも。西太后の列が出てきたところは舞台の奥行きがうまく使われてて、

ただっぴろい場所に延々と続くだろう西太后の列があまりにも強大にみえて、その権力の象徴のような列に、ただひとりで特攻していく順桂の覚悟と気概を感じずにはいられなかったです。


③紫禁城の回廊からの船

ここは色んな人が印象的だと言っているかなぁと思うのですが、、、

いやぁ、

あのシーンのためだけにあのセットを作った気概よ!!


なんていうか、今回は舞台って総合芸術なんだなというのを思い出させてくれたし、コロナに負けない、エンタメの意地と気概を感じる舞台だと。私は勝手に思ってます。



まだまだ書くことあるんですよ。

私、まだ4回見ますし。



というわけで、つづーくーーー。





宝塚雪組にて公演中の「蒼穹の昴」


そろそろネタバレしていいだろーということで、私的にツボに入ったみどころポイントを書いてみます!


今回はポスターアウトの方々中心です。


1.日本軍のあのかっこいい真ん中の人だあれ??


凪七瑠海さん演じる李鴻章と日清戦争で戦う日本軍。

この作品の数少ない男役群舞を率いるのが、叶ゆうりさん演じる柴五郎!!!

超絶かっこいいですよ!!


パンフで確認したとき「この人の役名、名前だけなの?シバゴロウって!」とかアホなこと言って友人に失笑されましたが、

柴 五郎

は実在の人物、維新の会津藩(負けた側)の生き残りなんだそうです。

この柴五郎は2幕でも伊藤博文の側近としても登場するのですが「生きるのは難しい」というお話をどんな気持ちで聞いていたのかなと想像が広がるのでした。

ってか軍服のキラキラの差からしても清軍が勝てそうにないニヤリ


2.悪役はまなはるさんにお任せ!!


こんなに悪役続く人もいないと思うのですが、、、

真那春人さんにかかればどんな悪役ですらOK!前のノーテンキな悪役も好きでしたが、今回のような屈折した悪役はやっぱり見ごたえがありました!


演じている袁世凱は史実ではいろんな解釈ですが蒼穹の昴では、破滅の星?みたいな扱いでなにもかもを壊すという星の下にいるのです(確か)

でも、今回は専科の悠真倫さん演じる栄禄というこれまた西太后くっつきコモノ悪役がいるので、どうなんだろうと思ったのですが


李鴻章の副官時代からの屈折やコンプレックスを短い登場時間でしっかりきっちり表現していて、ラストに文秀を付け狙うのもわかるようになってて、

そりゃ、文秀、そんな言い方したら袁世凱は絶対に味方につかないよって思ってしまう というのもよくわかるのが素晴らしかった。

袁世凱の悔しさ、よくわかるよぅ!!

みんな認めてくれないんだよね??力を持ったのに!!!だから、俺には力がある!って誇示しちゃうのよ。という、つい同情みたいな気持になりましたー。


3.突然のストーリーテラー、岡圭之介

久城あすさん演じる、日本人記者の岡圭之介、

突如、婚儀のストーリーテラーもこなしていた傍観者側の立場であった岡さん。

これまた突如、白太太にストーリーに引き

づりこまれてひとはだぬぐというのが、

傍観者がいつのまにか登場人物に感情移入して物語に入っちゃった的な感じがして好きでした。

ってかいい声ですよね。

あの声ずーーーーっと聞いてたい。

もっと歌っても良かったよ!!


4.どこまでも大活躍、眞ノ宮るいさん


いやぁ、今回は(も??)本当に大活躍だったーーー!

眞ノ宮るいさんが演じていたのは黒牡丹という春児の京劇の師匠なのですが

そのおやくも本格的な京劇があってさらに体の弱い演技までして、大変そうなのですが。

それだけじゃない。

最初は龍の演舞?の玉使いとして登場。

正直、ここが、痺れるほどかっこいいです。正面みながらくいって顔決めるところで

「うおーーかっけぇーー」ってつぶやいたのは私です。

で、黒牡丹は京劇含めてかっこいいので、

(黒牡丹が出てきたときに、西太后があれ?ってすぐ気づく細かい演技が好きです)言うことなし!なんですが二幕は出てこないのかなぁなんて思ってたら

ちゃーーーんと袁世凱の副官でご登場!!!

最後まで期待を裏切らずに登場してくれるのが大好きです。


この作品、まだまだ書ききれませーん。

つーづーくーーー。