今日も書いていきたいと思います!
今回の見どころポイントは
久々にはっとした、大手劇団の気概と意地についてです(なんだそれ)
1.これ、いくらかかってんだよという豪華衣装が次々と繰り出される
中国の特に清時代はかなり華やかな時代なので中華宮廷ドラマでもかなり豪華なお衣装と調度品で「総製作費〇〇〇億」とかザラなのですが、
まあ、それに負けるとも劣らない「資金力」を感じた今作。
おそらくほぼ新調に近い形で作ってると思うのですが、、、たった1回の公演にここまでやりますか??という。
細かい刺繍だけでなく、髪飾りやネックレス、装飾に至るまで、オペラグラスでは全部見れない。足りないです。
位では西太后の衣装が一番すごいはずですがそれも配信見たときにようやくじっくり見れました。
役が少ないと話題の娘役ですが、
衣装は豪華よ!びっくりよ。
野々花ひまりちゃんが娘役は華やかさを任されていると言ってましたが、
まあ、出てきた瞬間華やかよ!!!
うちわの持ち方とか素敵だよ。
ふぁーーーってします![]()
さすが大手!!って思いましたね。
宝塚はどこまでも華やかでいいというのも宮廷劇に向いてるのかもなぁ。
2.舞台上に人が多すぎてびっくりする
これは、長らくコロナでなかなか出来なかったんじゃないかな。なんて思ってたのですが、今回は一場面の舞台上にとにかく人が多い!!!
だからみんなモブとか言っちゃうんだと思うけどさ。
探すの大変だよね
。
地位的に仕方ないけど、トップが大所帯にまぎれてて、真ん中にいないの![]()
あと人数多すぎてパンフ見ないと「ここでこの子が出てたのか!」がわからないことすっごい多い。
舞台上にとにかく人が多くてコーラスで歌いまくる状態のこと、私「キムシンの数で圧倒作戦」と勝手に呼んでいるのですが、
その、数で圧倒作戦、キムシンは(こんなとこに人いるか?)という疑問があるものの、原田作品はどのシーンも不自然でなく成立しているところがすごい。
さらに組子の男役娘役関係なく、これでもかと投入して(戦争場面とか、宦官や女官)次々と絵力強めの場面にしてくる。
日清戦争だって、あーんな大人数いるか??みたいなね。
とにかく宦官や女官を侍らせる。
李鴻章のシーンだってあんなに部下いるか??みたいな。
市場もあれだけ人がいると活気ありそう!!
中国の壮大さと人数過多を示すのにもいいのかもだけどまあ、すごかった!
雪組さんに毎日お疲れ賞をあげたい。
3.シーン転換がうますぎて、ぞわぞわする
特に心の中で「うわぁ!」となったシーン転換を3つほど。
①ど頭の3人が昴を見つめているところから一気に紫禁城に行くところ。
いやぁ、ここは本当に一気に世界に引き込まれて良かったよ!!
「うお!宝塚見てるよ!!」って実感できるシーンです。
②順桂が阿片窟で爆弾を手に入れて、
後ろの幕が落ちたら
西太后の列が並んでるところ。
このシーンは2幕で最も圧倒されたシーンかも。西太后の列が出てきたところは舞台の奥行きがうまく使われてて、
ただっぴろい場所に延々と続くだろう西太后の列があまりにも強大にみえて、その権力の象徴のような列に、ただひとりで特攻していく順桂の覚悟と気概を感じずにはいられなかったです。
③紫禁城の回廊からの船
ここは色んな人が印象的だと言っているかなぁと思うのですが、、、
いやぁ、
あのシーンのためだけにあのセットを作った気概よ!!
なんていうか、今回は舞台って総合芸術なんだなというのを思い出させてくれたし、コロナに負けない、エンタメの意地と気概を感じる舞台だと。私は勝手に思ってます。
まだまだ書くことあるんですよ。
私、まだ4回見ますし。
というわけで、つづーくーーー。