こんにちは
予防医学食養生士の今栄千加子です⭐︎
人の咳払いに敏感になる
一気に暖かくなってきましたね!
肌に当たる風の柔らかさの違いを感じます^ ^
そんな最近、私が気になるのが
咳払いの多い人!
かくいう私も
今朝から、ゔゔーん!!んんっっ!!と
喉を鳴らすような咳払いが出ます。
風邪を引いているわけではないんですが
喉の詰まり感や違和感を感じるんですね。
いわゆるエヘン虫と言われるやつです。
今まで、自分や他人の咳払いが特段気になる
という事はなかったのですが
今こうして気になるようになったのは
中医学と薬膳を学んで
喉のつかえ感や違和感が出る時の体質の特徴を
知ったからです^ ^!
最近、職場にも一日中咳払いをしている人が
いてるんですが
鬱陶し…とかいう感情で見ている訳ではなく
「はは〜ん!〇〇体質やな…!」という視点で
人の観察をしています 笑
(鋭い眼光なのか…寝ぼけ眼なのか…
分からないところが可愛い♡)
喉のつかえ感が出る時の体質は?
喉に何かが詰まったような感じを
中医学では“梅核気”
(ばいかくき)と言います!
梅の種が喉につっかえた、という表現です。
この喉や胸のつかえ感が出た時
中医学では「気」の巡りが悪い
【気滞】という状態だと考えます。
春は五臓の中でも【肝】が弱りやすい時期。
肝は気血の流れを司っているので
この時期は気滞が起こりやすい時です。
そして、肝は情緒を司っていて繊細な臓器。
気滞=ストレス
といわれるくらい精神面とも深く関連します!
普段は3車線ある経絡(気血水の流れる道)が
渋滞で1車線しか流れない…
そんなイメージです
気滞の症状は他にも
☑︎イライラしやすい
☑︎怒りっぽい
☑︎生理前に胸や脇が張りやすい
☑︎PMSが辛い
☑︎生理周期が乱れやすい
☑︎偏頭痛がある
☑︎空腹時にゲップが出やすい
☑︎しゃっくりがよく出る
☑︎お腹が張る
など。
全体的に体に力みがあって
緊張感が強目な症状が多いですよね。
ストレスが強い時は
心だけじゃなくて体にも反応が出ているのが
よく分かります。
気を巡らせる食材&養生法
滞っている気を巡らせる働きを持つ食材は
セロリ、しそ、三つ葉、春菊、バジル
みかん、レモン、グレープフルーツなど
どれも香りが強くてスッキリするものや
そば、白菜、小松菜、トマト、チンゲンサイ
かぶ、大根など
上がった気を下げてくれるもの
手軽にお茶で取り入れるなら
菊花茶、ジャスミン茶、レモンティーなども
オススメです^ ^
私も咳払いがよく出る日だったので
お茶はジャスミン茶にして
夜ご飯には春菊の胡麻和えを食べました!
養生法としては
気滞の症状が強い時は
●脂っこいもの
●糖分の多いもの
これは避けたいところ。
どちらも“痰湿”という粘っとしたゴミを
体に溜め込む性質があり、
気の流れを更に滞らせてしまうからです。
もう一つ、おすすめの養生法は
深呼吸をすること!
特に、吐く事を意識した腹式呼吸が
ポイントです!
気は飲食物から出来たものと
呼吸によって作り出されたもの(天空の気)
この2つが合わさったものです。(後天の気)
そもそも無いものは巡らないので
気を増やしながら巡りもよくすることも
症状改善のポイントになります^ ^
ストレスはゼロには出来ないし
避けようにも避けられない事も多いですよね。
だからこそ体と心を整える方法を知って
上手に付き合って行きましょう♡