こんにちは
予防医学食養生士の今栄千加子です⭐︎
学んだけど使えない…!?
「今、薬膳の勉強してんねん!」と
友達や知り合いに話すと
「私も昔勉強してたよ!
でも、難しくてできなかったー」
とか
「私も勉強したけど
イマイチ使えないまま終わったー」
なんて言葉が返ってきました…!
これ、薬膳あるあるみたいなんですね。
学んでも使いこなせずに知識のまま終わったり
別の先生から改めて学び直す人も多いみたい…
確かに!
めちゃくちゃ奥の深い学問だし
中医学や薬膳で使う専門的な言葉だったり
概念だったりは初めて聞くことも多くて
私も聞き馴染むまでは難しさを感じてました。
(いや…今でもまだまだ序の口や…)
でも、どう使ったらいいかワカラナイ
ってことは無かったんです。
学んだ知識が知識のまま終わる人と
知識を生活の中で日々使えるようになる人は
何が違うんだろ?って考えてみると
めちゃくちゃ大事なポイントがあることが
分かりました!
誰のための知識?
それは
『私が主役かどうか』
本場、中国や香港の歴史ある学問だとしても
使う私は日本人。
基本的な概念や土台は忠実に学んだとしても
それが日本生まれ日本育ちの私に馴染まなければ
元も子もない!
日本の国土、風土に合っていて
日本人の食文化や生活習慣に合わないと
使いこなせるどころか、使う場所がない…
となるのは悲しいけど必然ですT_T
大気汚染が問題になっている中国では
呼吸器系疾患が多いそうです。
そこで、薬膳の「同物同治」という考え方で
食材を選ぶのですが…
そこで食べるのが豚の肺…!
食べた事ないのでこう言うのもなんですが…
ちょっと無理 笑
薬膳作りには『目的』が大事になってきます!
でも、目的をもって作った料理が
美味しくて、無理なく食べられることを
忘れちゃダメなんですね〜^ ^
薬膳作りのポイント!
いきなり
何作ろう!?何食べよう!?となると
ハードルが上がるんですが
薬膳作りをする上でのポイントがあります^ ^
①季節を主体に作る
薬膳初心者さんでもとっかかりやすくて
献立に迷った時も使える便利なポイント!
五季(春、梅雨、夏、秋、冬)
五味(酸、甘、苦、辛、鹵)
五色(青、黄、赤、白、黒)
といった、薬膳の考え方をベースにして
食材を選びます。
旬の野菜が使える事も多くて
その季節に起こりがちな不調改善も得意です!
②症状を主体に作る
これぞ「私が主役の薬膳」ですね!
ただ、体質診断がある程度できることが必要です。
例えば、便秘にしても
バナナが効果的な人と逆効果になる人がいます。
同じ食材を食べても
体調が良くなる人とそうでない人がいるのは
体質が違うから!
万人に共通して効くというような健康法は
正直ありません。
③毎日続けられるのか
その人の生活スタイルや料理レベルに
合っているかが大切です。
外食が多い人や料理が苦手な人が
調理工程の多い複雑な料理を学んでも
そりゃ活かせるわけないですもんね 笑
それこそ、誰のための知識?って話です。
また、細胞が生まれ変わるには3ヶ月
骨が生まれ変わるには3年の月日がかかると
言われています。
だから、コツコツ続けることが必要!
毎日!となると難しい場合でも
『週に2、3回をまずは3ヶ月続けられる』
方法であることが大切です^ ^
④美味しく食べられるか
ここは外しちゃいけないポイントですね!
薬膳である前に美味しい料理であるかどうかは
基本中の基本。
いくら体に良いと言われても
不味いものを無理して食べるなんてストレスだし
辛いことは続きませんT_T
日本人好みの、私好みの味で
美味しく食べて体質改善できるのが
薬膳の醍醐味ですから♡
⑤家族に受け入れてもらえるか
ママが薬膳を始めてから出てくるハードルの一つ
私は食べたいけど、家族が嫌がるパターン…
馴染みのない見慣れない食材は特に
食べてくれないことも多いです。
せっかく作ったのに食べてもらえないと悲しいし
だからと言って家族別々に作るなんてことは
やってられない!
だからこそ、スーパーに売っている食材で
食べ慣れた好みの味で取り入れられることが
薬膳作りのポイントです!
せっかく時間もお金もかけて学んだ知識を
生活に活かせず不調も改善できないなんて
もったいないですよね。
宝の持ち腐れにならないように
「私が主役の薬膳」を取り入れてみませんか?