こんばんは。
いつもありがとうございます。
今日は、昨年末に新公開した
WoRM(ウーマンレスポンスマーケティング)の中から、
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「なぜ今年のバレンタインは
男がチョコをあげねばならないのか?」
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この逆チョコの不思議をお伝えしたいと思います。
●●さんは、女性にチョコを渡す予定がありますか?
【今日の目次】~男性がチョコをあげる?逆チョコの不思議~
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◆バレンタインは悲劇からはじまった
◆なぜ今年、逆チョコ? 逆チョコとは何なのか・・・
◆はた迷惑?なマーケティング
◆逆チョコマーケティングで客数と顧客単価アップ
◆ダイヤモンド入り生チョコレートの付加価値
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それでは、今日も
さっそくお話したいと思います。
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◆バレンタインは悲劇からはじまった
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もう少しで、バレンタイン。毎年のことですが
テレビやマスコミではキャンペーンをはっています。
まだ結婚をしていない人たちは、待ち遠しいのでしょう。
もう、準備はできましたか?
「えっ?」と、思われるかもしれませんが、
今年は、去年までとは違い、男が女性におくる『逆チョコ』
をしなければならないのです。
そんな話、聞いていないよという声が
きこえてきそうですが、これが事実です。
なぜ、そんなことになってしまったのかというと・・・
それは話はローマ帝国時代の話です。
3世紀のローマ帝国、皇帝クラウディウス2世は、
「兵士達に恋人ができると、
愛する者を想うが故に戦争に行きたがらなくなる」
と考え、兵士の結婚を禁止する法令をだしました。
この法令に反し、愛し合う男女を密かに
結婚させていたのが、当時禁教であったキリスト教の
司祭バレンチノ(バレンタイン)でした。
これを知った皇帝は怒り、バレンチノを捕らえ
2月14日に殺してしまったのです。
その後、キリスト教はローマ帝国の国教となり、
2月14日はバレンタイン司祭の死を悼む
「聖バレンタインデー」となりました。
実は「恋」とはかけ離れた日だったのです。
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◆なぜ今年、逆チョコ? 逆チョコとは何なのか・・・
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さて、なぜ今年は、逆チョコという言葉が
キーワードになっているのでしょうか?
最初は、バレンタイン司祭のを讃える日でしたが、
14世紀頃よりバレンタインは愛の守護神と
みなされるようになり、家族や恋人同士が贈り物やカードを
交換するという風習がうまれてきました。
バレンタインデーは、
女性から男性へ一方的に告白する日でも、
恋人同士だけが愛を告白する日でもなく、
広く愛し合う者同士が気持ちを伝えあう日
といえるわけです。
まずこの前提、
★愛し合うものが気持ちを伝え合う特別な日
というのを抑えておいてください。
さて、初めてバレンタインデーの風習が
日本に紹介されたのが、昭和11年のことです。
「ジャパンアドバイザー」という
外国人向けの新聞にてモロゾフが
「バレンタインにファンシーチョコレートを」
という新聞広告掲載をしました。
その後昭和38年、メリーチョコレートが
伊勢丹で「バレンタインセール」を展開、販売しました。
今では考えられませんが、
バレンタインチョコが普通の板チョコでしたので
3日で50円の板チョコが、3枚の売上だったようです。
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◆はた迷惑?な、マーケティング
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今では、バレンタインデーは、一大イベント。
お菓子メーカーや広告代理店、イベント企画会社などを
巻き込みながら、義理チョコにはじまり、
MYチョコ、友チョコ、ホワイトデーなど、さまざまな
キャッチフレーズと商品マーケティングでリリース。
同じチョコという商品に対して
ことなるマーケティングを仕掛けているわけです。
そして今年が「逆チョコ」です。
つまり
★逆チョコは、完全にマーケティングで仕掛けられ、
そして仕組まれている
ということになります。
ただでさえ、出費をおさえなければならない
このご時勢にもかかわらず
男性にとっては、はた迷惑?な、マーケティングを
仕掛けられているということです(苦笑)
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◆逆チョコマーケティングで客数と顧客単価アップ
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森永製菓の調査によると、
「90%以上の女性が、バレンタイン時期、
男性からチョコを貰いたいと思っている」
という結果が発表されました。
女性のチョコ好きはいまさら言うまでも
ありませんが、男性用とは別に
『もっと高額な自分用のチョコ』
を買う女性も多いのです。
今年は、「逆ダース」「逆小枝」のような、
女性の要求を満たす『逆チョコマーケティング』を
展開しています。
このように、女性から男性に贈るための購買行動だけでなく、
その逆の男性から女性に贈るための購買行動をおこさせる
ための動機付け(理由付け)を与えています。
よって市場を倍増とまではいかなくとも、
さらなる市場拡大を狙っていけるという目論見です。。
予想するに、
男性から女性に贈る商品の購買単価は
女性よりもアップする可能性があります。
女性客総数ほどに男性客数は伸びないでしょうが、
女性にモテようとする、
「男性の見栄」
の部分にうまく火がつけば、
高価格帯の商品が売れる可能性があります。
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◆ダイヤモンド入り生チョコレートの付加価値
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先日、銀座の三越に行った際、
「ダイヤモンド入りの生チョコレート」
という商品がありました。
「ダイヤモンド入り?」ととても驚いたのですが、
この商品の正体は当たりくじみたいに、いくつかに
ダイヤモンド引換券が入っているのです。
それが入っていれば「大当たり!」というわけです。
このチョコレートには、
サプライズが埋め込まれています。
当ろうが外れようが
きっと、バレンタイン当日の話題にもなりますし
喜ばれるに違いありません。
もちろん普通のチョコレートとはちがいます。
生チョコレートという付加価値だけでなく
ダイヤモンドという「光り物」で
手渡しする瞬間の演出と話題性までが
付加価値となっています。
当然、販売価格もアップし、顧客満足度(CS)も
アップするのは当然です。このようにして逆チョコは、
一人当たりの顧客単価のアップが狙えるのです。
本日私がお話した内容は
・商品をさまざまな角度から演出する
・逆チョコマーケティングで市場拡大、客単価アップ
・女性向け商品を男性に売る
などについてお話させていただきました。
ウーマンレスポンスマーケティングでは、
このように成功するマーケティングの仕掛け方を
お伝えしています。
いかがだったでしょうか?
さていよいよ今週土曜日は、バレンタインです。
もし、男性が女性の気持ちを射止めたり、
日ごろの感謝を表したいのなら・・・
ぜひ、業界が仕掛ける「逆チョコマーケティング」に
乗っかってみるのも手かもしれません。
もしお仕事が小売業でなかったとしても、
マーケティング視点で売り場を探索してみてください。
ビジネスや仕事に行かせるアイデアやヒントが
ちりばめられているにちがいありません。
それではまた次回も情報をお伝えしたいと思います。
どうもありがとうございました。