こんばんは。
いつもありがとうございます。
今日は、使い捨てない「カイロ」のお話です。
「うん? タイプミス?!」
そう思ったかもしれません。
でも、間違いなく
「使い捨てない」カイロのお話です。
---------------------------------------------------------
★古くて新しいカイロ
---------------------------------------------------------
使い捨てないカイロ、なんだか古くて新しい話の
ように感じるのは私だけではないと思います。
それだけ、カイロという商品に対しての
パラダイムシフトが完了したということでしょう。
ここに目をつけた商品が発売されています。
カイロは、もともと使い捨てではありませんでした。
プラチナの触媒作用を利用して気化したベンジンを
ゆっくりと酸化発熱させる「ハクキンカイロ」
が有名で、冬の常備品として普及していました。
その後、カイロの中心となっている
使い捨てタイプのカイロが登場、
シャカシャカ振って暖めるタイプのカイロです。
1978年、ロッテ電子工業が
「ホカロン」の商品名で全国発売、
これが大々ヒット商品となり一般に普及しました。
これは不織布や紙の袋に空気中で酸化発熱する
鉄粉を入れたものが一般的です。
しかし、近年のエコブームから消費のムダの意識から
まるで時代が逆戻りすしたかのような現象が
起きてしまいました。
---------------------------------------------------------
★温故知新で新商売!?
---------------------------------------------------------
近年のエコブームもそうですが
不況になって、もったいないがまた脚光を浴びています。
電子レンジであたためて使うタイプは
中にゲル状の保温材が入れてあり
使用時に加熱して使う方式です。
湯たんぽ代替として商品化されていることが
多いようですね。
もう一つは、
コンピュータ制御のカイロも発売されています。
それは、充電式で、かつ、温度調節ができる
すぐれものです。
国内初の充電式カイロを発売した2年前には、
「爆発的な売れ行き」で、あっという間に1万個を完売。
翌年は10万個に増産しましたが
予想以上の人気で品切れ状態が続いたようです。
毎冬、いつも身につけて繰り返し長く使う商品だからこそ、
デザイン性を重視し、手のひらに包みこんで
いつまでも持っていたくなる、優しく愛嬌(あいきょう)の
ある形状にこだわりがあります。
充電1回分の電気代は約10円と安上がり。
最大の特徴はスイッチ一つで電源のオン、オフを切り替えられ、
温度も強弱2段階に調整できること。
必要なときだけ体を温められるので、
寒い外では電源をオン、暖房がきいた所では
オフにしておけば、帰宅時にまた温かく使えます。
今冬は30万個の増産体制!
はたしてその販売結果はいかに?!
---------------------------------------------------------
★あたたかい言葉を添えて
---------------------------------------------------------
この使い捨てない「カイロ」、
時代の「ニーズ」にマッチした商品であり、
デザイン的にもユーザーの「ウォンツ」に応えた
商品だったというわけです。
もうすぐバレンタインの季節です。
もし、デートしたり、奥様と食事したり
贈り物をもらうようなら・・・
その場のお礼として予めこのカイロを準備しておいて、
あたたか~いカイロとあたたかい言葉を一言そえて
手渡しするのはどうでしょう?
きっと喜ばれて、思い出と共に
いつまでも大切にしてもらえるのではないでしょうか?