手遅れになる前に!認知症の予防や改善におすすめの体操を大公開!
こんにちは。自然治癒力・免疫力がアップする【気めぐり体操】を伝えている、健康美容医療家の羽田です。 「いつまでも若々しく元気でいたいもんだね。でも、あちこち体にガタがきて…。」 両親や親戚のおじちゃん、おばちゃんと話していると、そんな体の健康話になります。 歳をとると、とても心配な病気があります。 『認知症』です。 認知症になってしまうと、自分ひとりの力では生活が困難になります。 自分の子どもや家族など、周りの人の助けが必要となり、大きな心配と苦労をかけてしまうかもしれません。 それって、お互いに辛いですよね。 認知症に対する私の思い 何十年も前のことです。私の“ひぃおばあちゃん”は、重度の認知症になり、朝も晩も大声でわめき、家族の顔も名前も忘れてしまいました。 ある時は、何kmも離れた隣町へ裸足で歩いて徘徊してしまい、足の裏がボロボロの状態になったこともあります。 認知症の本人も辛いですが、家族も大変な思いをしてしまうのが、この認知症という病気です。 この認知症を何とか予防できる方法、改善できる方法はないかと探している方も多いでしょう。 実は、認知症を予防・改善できる方法があります。 それは、簡単な体操です。 体を動かせる方なら誰でもできる、認知症予防や改善に効果のある健康体操です。 今日は、その認知症予防や改善に効果のある健康体操を紹介します。 本当に認知症は、辛く切ない病気です。 私の曾祖母はどんな思いで、この認知症の時を過ごしていたのだろうか…。とても胸が締めつけられる思いです。 「ひとりでも多くの人を、認知症の苦しみから助けたい…。」それが私の強い思いです。 では、これから認知症について詳しくみていきます。 認知症について知ることが、まずは大切! 認知症を予防・改善するためには、「認知症とは、どういったものか。」「どうして認知症になってしまうのか。」など、ある程度、認知症のことを知っておいた方が良いでしょう。 認知症の原因や理由を知ると、「なぜこの健康体操が、認知症の予防や改善に繋がるのか」がよく理解でき、的を絞って本気で認知症予防や改善をすることができるからです。 認知症の原因・種類と症状 認知症にはいくつかの種類があり、主な認知症は次の4つになります。 ◆アルツハイマー型認知症 ◆脳血管性認知症 ◆レビー小体型認知症 ◆前頭側頭型認知症 など、認知症には他にも種類があります。 (ちなみに、若年性認知症というのは、64歳以下の人が認知症になることを指します。) 認知症のうち、約60%が『アルツハイマー型認知症』、約20%が『脳血管性認知症』によるものとなり、大部分を占めています。 ○○型というのが、認知症の原因を指しています。つまり、アルツハイマー型認知症というのは、アルツハイマー病による認知症という意味です。 【アルツハイマー型認知症】 一般的に「歳をとるとボケる」と言われている認知症が、このアルツハイマー病による認知症です。 アルツハイマー病は、脳の萎縮による病気です。 それにより、物忘れなどの[記憶障害]、人物や場所の見当がつかなくなる[見当識障害]、食事や排泄が困難になる[身体的機能の低下]、というように認知症の症状が進行していきます。 【脳血管性認知症】 脳血管性認知症は、くも膜下出血や脳出血・脳梗塞など、脳の血管の病気によって引き起こされる認知症です。 脳の血管の詰まりや、出血によって、脳の一部に血液が流れなくなり、その脳の部分の機能が失われることで起こる認知症です。 アルツハイマー型認知症と似たような症状が現れますが、正常に働く脳の部分もあるため、例えば「物忘れをしたり、計算が出来なかったりしても、判断力はある」という様な状態になる場合もあります。 脳血管性認知症と、アルツハイマー型認知症の両方が合わさった『混合型認知症』もありますので、一言に認知症と言っても多岐に渡ります。 では、どうして認知症になってしまうのでしょうか。 認知症を予防・改善するためには、その認知症になる原因を知ることが重要です。 では次に、認知症を引き起こしてしまう原因についてみていきましょう。 アルツハイマー型認知症の7つの危険因子 病気を引き起こす、または引き起こしやすくなる原因のことを『危険因子』と呼びます。 「歳をとってボケるのは嫌だ!」と、多くの人が心配しているアルツハイマー型認知症の原因についてみていきます。 カリフォルニア大学による研究では、アルツハイマー型認知症の発症率を高めてしまう原因として、7つの危険因子があると発表しました。 【アルツハイマー型認知症の7つの危険因子】 アルツハイマー型認知症を引き起こしやすくしてしまう原因として、影響の大きい順番は下記の通りです。 (下記の%は、アルツハイマー型認知症となる危険性を〇%上昇させるという意味となります。) 低学歴 19.1% 喫煙 14% 低身体運動量(=運動不足) 13% うつ病 10% 中年期の高血圧 5% 糖尿病 2.4% 肥満 2% 低学歴というのが、アルツハイマー型認知症の原因として意外に思われるかもしれませんね。 知識として脳をあまり使わなかったり(1.低学歴)、運動量が少ない(3.低身体運動量)と、危険性が高くなることから、脳に刺激を与えることが少ないと、アルツハイマー型認知症になりやすくなってしまうことが分かります。 その他のほとんどの危険因子は、生活習慣からくる病気によるものです。 また、この7つの危険因子が複合的に作用することで、発症の危険度は49.4%も上昇するという計算も出ています。 つまり、アルツハイマー型認知症患者3,390万人のうち、1,680万人がこの7つの危険因子によって発症したのではないかとのことです。 アメリカ、イギリス、ヨーロッパでは、危険度が最も高いとされたのは、3.低身体運動量(=運動不足)でした。 (アメリカ:21.0%、イギリス:20.3%、ヨーロッパ:21.8%) このような事から、日頃から、脳を使ったり、運動したり、生活習慣に気を配り改善することが、アルツハイマー型認知症を予防することに繋がるといえます。 脳血管性認知症の原因 脳血管性認知症の原因となるのは、脳出血や脳梗塞などの脳の病気です。 その脳の病気の原因となるのが、やはり生活習慣によるものとなります。 糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病を予防することで、脳の病気を予防することができ、脳血管性認知症の予防にも繋がります。 生活習慣病は、食事や運動、ストレスなど、日頃の生活習慣に気を配り改善することで予防できるものです。 脳血管性認知症もアルツハイマー型認知症と同じように、生活習慣がとても大事です。毎日の生活習慣が体を作り、認知症を予防することができると言えます。 認知症の予防や、脳の機能低下を防ぐには思い込みをなくすこと! 「歳をとると、脳は機能が低下し、覚えずらくなったり、物忘れしやすくなるものだ」と思ってはいませんか? 実は、そんな事ないんです! 「歳をとっても、脳は成長していく!」ということが、最近の研究で明らかになっています。 1998年に、生涯に渡って脳内で増やし続けることができる細胞『新生ニューロン』という存在が発見されました。 神経細胞のことをニューロンと呼びますが、この神経細胞(ニューロン)は19世紀に発見されてから近年に至るまで約100年の間ずっと、脳細胞は歳をとるごとに減少し、再生も増えもしないとされてきました。 しかし、『新生ニューロン』の発見によって、「歳をとっても、脳は成長していく」ことが明らかになったのです。 つまり、脳は使えば使うほど良いということです。それが、認知症の予防や改善にも繋がっていきます。 脳をどう使えば良いのかというと、「脳を刺激するような新しい体験をすること」や、「脳の集中力を必要とするような何かに夢中になって没頭するような作業をすること」によって、脳が活性化することができます。 例えば、旅行に行ったり、友達と楽しいことをしたり、読書に集中したり、そういった事が脳を活性化させ、脳の機能の低下を予防します。 なので、「歳をとると、脳の機能が低下する」という思い込みは、もう捨てましょう! その思い込みがあると、「どうせ歳だから…」という『あきらめ』が生まれてしまいます。 あきらめると、人は行動を起こさなくなり、ますます脳の機能低下を招くからです。 「あなたの脳はいくらでも成長できます!」 つまり、認知症の予防も改善も可能だということです。常にそのことを忘れずにいてください。 では、認知症の予防も改善も可能だということが分かったので、『認知症予防・改善のための健康体操』を紹介します。 認知症予防・改善のための健康体操【気めぐり体操】 認知症の予防や改善に効果のある体操は、何度か紹介している【気めぐり体操】の1つ、『お腹回し体操』です。 お腹回し体操は、体全身の様々な体調不良や病気を予防・改善してくれる、とても優れた体操です。認知症の予防や改善の効果ももちろんあります。 この『お腹回し体操』を行うことで、脳へ行くエネルギーや血流も増え、栄養が細部まで行き渡ります。 それにより、脳の病気の予防や改善、脳の神経細胞の活性化をすることができ、認知症の予防や改善に繋がっていきます。 その認知症予防や改善の効果が得られる『お腹回し体操』のやり方は、次の通りです。 【認知症予防・改善にもなる“気めぐり体操”の1つ:『お腹回し体操』の方法】 椅子に浅く腰掛け、背筋を伸ばし、足を肩幅に開き座る。 おへそで大きな円を描くように、床と水平にお腹を動かす。 左回りで数分間行い、次に右回りも同じように行う。 (※動きに慣れるまでは、1・2分からでもOKです。徐々に10分、20分と時間を延ばしていってください。) お腹回し体操といっても、フラフープやフラダンスのような腰を回す動きとは違いますので、動きに注意して体操を行ってください。 お腹回し体操の詳しい動き方や、やり方のポイント・注意点、体操の効果などを解説すると、20ページにもなります。 ですので、詳しく体操を解説しているこちらの無料E-book【内臓を改善し、ストレスを味方につけ、内側から健康になって美人になる方法】をダウンロードしてお読みください。 ⇒※無料E-bookの配布は終了いたしました。沢山のダウンロードありがとうございました! 認知症の方が改善のために体操をする場合のポイント 認知症の方に、この『お腹回し体操』を行ってもらう場合には、付き添いの方と一緒にお腹回し体操をするのが良いでしょう。 お互いにお腹を回しながら、会話もしつつ、お腹回し体操を行ってみてください。体操をしながら会話をすることで、飽きずに長い時間楽しく、体操ができるでしょう。 また、脳は2つのことを同時にすることで更に活性化され、認知症の予防・改善にも繋がります。体を動かすお腹回しの体操と、会話をするという2つを同時に行うことが、認知症予防や改善の大きなポイントでもあります。 もちろん、会話がなくても、このお腹回し体操だけで認知症の予防や改善の効果はあります。 しかし、認知症の方おひとりでは、なかなかお腹回し体操をしないでしょうし、体操すること自体を忘れてしまうからです。 ですので、誰かが付き添って一緒になって、このお腹回し体操をすると、認知症の方でも体操をしてくれることでしょう。 まとめ 今回の認知症の予防や改善に関する記事では、下記のことについて書きました。 認知症の種類と原因について。 生活習慣の改善によって、認知症を予防することができる。 脳の機能低下を予防するためには『思い込み』をなくすこと。 認知症を予防・改善する健康体操『お腹回し体操』。 この他にも、認知症を予防・改善する方法として紹介している記事があります。 ぜひ、そちらも参考にして、認知症の予防や改善に努めていってください。 認知症という病気は、認知症の本人も、その家族も辛い思いをしてしまう病気です。 認知症の予防や改善は、自分や家族のためにも、手遅れになる前に今からすぐに行うことをおすすめします。 いつ認知症になってしまうかは、誰にも分かりません。若くても、若年性認知症になる可能性もあります。 ひとりでも多くの人が、認知症にならないように予防できることを願っています。 また現在、認知症と診断されている方も、改善することが出来ることを知っていただき、家族や周りの人の協力で、ぜひ認知症の改善に励んでいただければと願っています。