良 塩  -77ページ目

世界の碩学たちに自然海塩の優秀性が紹介されました^^

去年10月、2007年統合医学国際シンポジウムが韓国の全羅南道で開かれました。

アメリカ、ドイツ、日本などの世界有数の碩学者たちが参加するこのシンポジウムで韓国の自然海塩の

優秀性に対する紹介がありました。

統合医学に携わる方々が集まるこのシンポジウムで、医学的にも自然海塩と既存の精製塩との違いを見直

さなければならないという考えが出てきているようです。


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
↑韓国トチョドの塩田風景

トチョド自然海塩の保管倉庫の様子

こちらが塩田から塩を出した後、塩を保管している倉庫になります~~^^



韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■

↑ お塩がいっぱい積まれているでしょ~~?! おばちゃま達が袋つめされてます☆


以前ご紹介させて頂きましたが、塩田から手押し車でこの倉庫まで何往復もして持ってきてるんですよ。


参考記事  ⇒   http://blogs.yahoo.co.jp/ii_sio/8705020.html


塩田から取り出したばかりの塩はまだ水分(にがり)が多く含まれているので、この倉庫で約1ヶ月ほど


寝かせるんです。


倉庫の底には、水気が底からでるための穴があいてあります。


夏のこの作業。 袋つめのおばちゃま達の作業も半端ではありませんよね^^;





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日本でも、お塩に詳しい方ならご存知のキパワーソルトもこのトチョドの自然海塩がもととなってます。


そういう関係で、毎年日本からも塩田の視察にこられるのですが、去年私もトチョド農協の方に日本語


が分からないから来てくれ~~!ということでお付き添いさせて頂いたのですが、日本からこんなにも


たくさんの方が来られるなんて!とビックリしたものです☆


参考記事  ⇒    http://blogs.yahoo.co.jp/ii_sio/5465083.html


この時も皆さま倉庫の中まで見学されてました~♪


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
↑ 日本人のおばちゃまinトチョド自然海塩の倉庫(笑)
ここで塩を袋に入れてもらって、たくさん持って帰られてましたよ^^;


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
↑ 倉庫の入り口でミネラルソルト~と言いながら塩を食べている日本人おばちゃま達(笑)

ひと手間かけてできるトチョドの自然海塩

2006年。トチョドの塩倉庫には、在庫の塩はほとんどない状態でした。

2005年までは、韓国内でもトチョドの自然海塩はあまり人気がなかったそうです。

それは、なぜか。。。

それは、マスコミの影響だったみたいです。

以前、韓国内のテレビなどで紹介されたトチョドと同じ郡の島の自然海塩が飛ぶように売れていたそうで

す。 しかし、隣の島であるトチョドの自然海塩はそれほど人気を得られなかったと言います。

もちろん、一度使用して頂いた方はリピーターとしてトチョドの自然海塩を求めていましたが、新規のお

客様を獲得するのは、本当に大変だったようです。

これほど、マスコミの力ってすごいんですよね^^;

それでも、トチョドの自然海塩は黙々と品質を重視した塩の生産に励んできました。

一人でも認めて頂けるお客様のために。。。。

2006年に入って以来、その結果が除除にでてきているようですね^^

では、どのようにして、トチョドの自然海塩の品質を守ってきたのか。。。

それは、農協と生産者たちの契約した条件にありました。

トチョド農協は、生産者と契約をするとき、

「塩の品質がよくない状態であれば、どんな状況でも包装作業を中断することができる」

「塩の品質がよくない状態であれば、正常価格での購入はできない」

という条件を取り入れました。

しかし、実際包装している最中にもどれだけ中断したことが多かったでしょう。

農協の人達は塩職人とのやりとりに、どれだけ苦労したことでしょう。

客観的に見れば、当たり前のことですが、これを実行するのは簡単なことではありません。

以前、マスコミで紹介され、人気を集めていた島の自然海塩を取り扱っている農協では、質よりも量を

重視していたところが多かったようです。




塩田から塩を取り出した後にも、塩田にはたくさんの水が残っています。これらの水は、完全な塩の結晶

になってはいないものの、不完全ながらも塩ができるくらい濃度が濃い水です。

以前、冬のトチョドの塩田の様子を紹介させて頂いたことがあるのですが、冬にどれだけの濃水を準備で

きるかによって、今年の塩の生産量が決まってくるんですよね。


多くの塩の生産地では、この不完全な濃度の濃い水も一緒にだすようですが、トチョドの場合は、塩を

取り出した後、残りの水はヘジュという海水の濃度を高めて保管する場所があるのですが、そこに戻して

保管します。


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
↑左上に屋根らしきものがありますよね。これがヘジュというところです。
新しく水をはる前にはきちんとお掃除を~~☆





なぜなら、塩を取り出した後の残りの水には、水あかが混じっているからです。

干潟のある海水なので、微生物も多く問題ないように思われがちですが、残りの水には塩が結晶になる

間、流れずたまったままになっているため、結晶生成される水以外は塩田の底に海水中の微生物がくっつ

いたままになり、それが水あかになっているのです。

ヘジュというところに一旦戻すことで、そこで1、2日水を寝かせれば異物が沈んでいき、上のきれいな

濃水だけで塩と作れるということなのです。

異物がなければ、結晶粒子の生成も早くなり、純白のきれいなお塩ができるというわけです♪
(粒子の生成が早くなれば、水につかっている時間も短くなり塩度も低く軽い塩となります)

韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
↑純白のトチョド自然海塩




それをヘジュに戻さず、そのまま塩出しをしてしまうと、灰色かかった塩になってしまうわけです。

純白のきれいで、良質の自然海塩ができるのは、トチョド農協及び塩職人の絶え間ない努力の結果なので

す。^__^


韓国 新安郡都草島(トチョド)の塩 ■天日海塩&アッケシソウ塩■
↑純白のトチョド自然海塩にアッケシソウの粉末を混ぜて作ったアッケシソウ塩




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