塩分は体内の化学物質を排除してくれる
塩には防腐作用があります。
塩じゃけと塩なしの鮭を比べると、塩が付いている鮭のほうが長持ちする。
梅干を塩に漬けずに、ただ乾かしただけでは、すぐに腐ってしまいます。でも、塩に漬けておくことによ
って、何十年でも保存が効きますよね。
食べ物と同じように、人間の体も塩気がないとすぐに腐ってしまいます。
この腐るというのは、体力が低下し、免疫力がなくなり、病気になることを指します。
最近では、精神的な病気(登校拒否、うつ病、暴力等々)も多く、身も心も腐っている状態の人が多いと
言います。
これらの症状は全て「塩」の欠乏によって起こっているといっても過言ではないのです。
国の塩分摂取量の基準は8~10gになっています。
しかし、ここでの塩分というのは、精製塩(食卓塩)を指しているわけで、ミネラルを豊富に含ん
でいる自然海塩を指してはいません。
精製塩と自然海塩。ミネラルを含んでいるかいないかで大きな違いがあるんですよ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
精製塩とは、1905年から1997年まで「専売制度」に規制されていた間、日本ではこの塩のみが流通してい
ました。イオン交換膜と電気を用いて作られた塩で、塩化ナトリウム純度100%近くの塩で、ミネラル成
分は全く含まれていません。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
じゃ、自然海塩ならどれくらの量を摂ればいいの?
ということになりますが、しっかり摂って頂ければ結構です。
減塩、減塩と叫ばれている今の社会で、逆にしっかり塩を摂れ~!と言われてもなかなか抵抗があるかと
も思いますが、ミネラル成分を豊富に含む自然海塩は、このミネラルが余分な塩分を外に排出してくれる
のです。
しかも、自然海塩を摂りすぎてるなと思うくらい摂取していても、自分の体が受け入れることのできる
塩分の量が体内に入ると、自然に拒否反応を起こして、口から塩分補給を自然に受け入れなくなり、
トイレに行く回数も増えます。
このトイレに行く回数が増えるというのが、うまく排出ができている証拠でもあり、体の中に溜まってい
る余分な塩分や化学物質、有害物質を一緒に排出してくれているのです。
排出をすれば、また自然に体が塩分を欲するという自然現象が沸いてきます。
それを無理に塩分は体に良くないということで、体が塩分を欲しているのに減塩、減塩の生活をしている
と調子が狂ってくるということなのです。
おもいきって自然海塩をしっかり摂ってみましょう!
きっと、体の調子が変わってくるはずです~~!!
↑ バランスよくミネラルを含んでいるトチョドの自然海塩。
↑ トチョドの自然海塩にアッケシソウの粉末を混ぜてできたアッケシソウ塩
最近は、国内外の色んな種類の塩がありますが、国内の産地の名称をつけて天然塩や自然塩の名称で販売
されている塩の中にも、海外から大量に輸入した塩田の塩を一度溶かして、ニガリなんかを添加し再度
加熱して作られている塩も多いです。
このような塩は塩化ナトリウムの純度も高く、溶かしてミネラルを加えたとしてもこれらのミネラルは
体に吸収されにくくなります。
海水は全身の免疫力も高めてくれる
みなさん、毎年夏には海水浴に行かれますか~?!
海水浴をした後って、なんだか気持ちいい~~~感じがしませんか??
これは、海水に含まれている色んなミネラルが、皮膚の血行をよくしてくれたり、皮膚の細胞の新陳代謝
をよくしてくれてるんですよ^^
わたしたちの皮膚の表面にある表皮細胞(ケラチノサイト)は、全身の免疫機能に深くかかわっていて、
海水はケラチノサイトを刺激することによって、全身の免疫力を高めてくれるんです。
自ら海水浴はしなくても、海風にあたることによって、海風に含まれている海水微粒子のシャワーを浴び
ることができるので、浜辺を散歩したり、海辺に座って海を眺めるだけでも、海水につかったのと同じく
らいの効果があります。
波の音を聞くだけでも、なんだかリラックスした気分になれますよね?!
この時も脳から快感ホルモンが分泌されて、心を落ち着かせてくれるんです。
このときに分泌されるこの快感ホルモンが、ナチュラルキラー細胞(抗ウイルス作用、抗アレルギー作用
のある細胞たち)を活性化させて、免疫力を高めてくれます。
最近では、タラソテラピーという海洋療法なんかも出てきていますが、海水浴やこのタラソテラピーを
受けた後は、抗癌剤などにも使われるというウイルス抑制因子(インターフェロン)や、ナチュラルキラ
ー細胞の活性が高まることが分かっています。
東京の国立小児病院では、海水は免疫促進作用があるとして、アトピーの患者さんを、毎年夏には海水浴
に連れていくことも恒例化しているようです。
それだけ、海水の成分や波の音などは、わたしたちの心身に深く関わっているんでしょうね。
↑トチョドの風景
塩田を耕す!
これ何年前の写真だと思います~~??!!
実は今現在の写真なんです。 1月に撮った写真なのですが、トチョドの農協の方が滅多に見られる光景
ではない~!ということで撮ってくれていたんです^^
私、この写真見た時、何十年前の写真???って思ってしまったんですけど(笑)
今でもこうして牛を使って耕しているところもあるんですよ~。
もちろん、耕しているのは、塩田~~!
前にも紹介させて頂いたことあるのですが、塩の生産は4月~10月にしか出来なくて、最盛期は夏場
なんです。
冬の間は、4月~10月の生産期の為の準備をする期間です。
塩田を耕しているのは、干潟でできている塩田を耕すことによって、土の中のミネラル成分を掘り起こし
てくれてるのです。
この干潟でできた塩田からできる塩こそが、ミネラルをバランスよく豊富に含んだ塩だと言えるの
です!
こうして牛を使って土を耕すところも未だあるようですが、ほとんどのところは機械化されています
↑トラクターで耕す。これはなんだか見慣れた光景です^^
昔から塩田職人の間では、「良質は土作りが良質の塩を作る」と言われています。
有機農業と同じように塩田の土を深く耕し、土の中にいる多数の微生物を活性化し、自然のままの生態系
の循環に従ったバランスのとれた栄養価の高い良質の土を作ることにより、海水だけでなく、塩田の土
からもミネラルを吸収して塩が結晶するので、他に例のない自然のままの豊富なミネラルを含む塩が生産
できるのです。




