<秋以降>新型インフルがもたらす日本の医療現場の混乱予測
ブルームバーグの記事で、以下のような報道がなされている。
Bloomberg.com(http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601110&sid=abkCvOmpfXTM
)
新型H1N1インフルエンザウイルスが広がると、
大多数の患者の回復日数は数日で、
死亡数も通常の季節型インフルエンザの犠牲者のほんの少しだ。
この統計が、警告すべき現実の事態を覆い被すこととなる:
すなわち、パンデミックにおいてICU(集中治療室)は緊張状態であり、
秋のウイルスの再復活がこの公衆衛生的災害をもたらすと、専門家が述べている。
更に、細かい内容をざっと見れば・・・。
新型インフルエンザは0.5%未満しか入院が必要でないが、
インフル患者が入院すると3週間、ICUが占拠される。
この間に15名の心臓バイパス手術が可能なのである。
「パンデミックは需要を喚起し、限界を超している状態」だ・・・。
フムフム・・・。
これは、日本の秋以降の医療現場を示唆する状況ですね。
厚生労働大臣会見;インフルエンザワクチンと副作用
「死亡が増えていくと早くワクチン打ちたいという方が増えるでしょうけれど、
副作用リスクも含めて考えないといけません、新型ワクチンの副作用の頻度はわかりません。
予防接種法の法的枠組みありません。
例えばアメリカは法律に免責事項がある。
日本は、感染症法や予防接種法をUp to dateなものにしていかないといけない。
ただ国会開かれないので法体系のない状態でどうするかについては、国民の議論が重要。
ワクチン優先順位についても議論が必要。
20,27日オープンで議論するから記者の皆さんもぜひ参加してください」
コメント:
上記は、今日の舛添厚労大臣の記者会見です。
非常にまともな会見だ!
私は、このブログでも、ワクチンの件を散々書いた。
(7月4日とか14日とか・・・)
効果が?だし、副作用は季節インフルのワクチンの場合でも決して看過はできないので。今回のなら、余計に?。
今回、大臣も、これについてコメントしたのは、日ごろの私の行動(このブログではない、公的なところ)での発言のせいもあろう。
あれを打ったからといって、季節インフルの場合でのケースを言うと、
感染します。効果があるというのは、「症状がひどくならない」確率が多少高まるということです。
ムヤミやたらに「打てば安心」というわけではありません
昨日から今日にかけて
こんばんは(*^▽^*)
1昨日から、今日の朝にかけて、非常に重要な論文を2つ投稿しました。
もちろん、医学研究ですが、癌と幹細胞分野に関するものです。
合間に、気分転換にブログ更新しましたヽ(゚◇゚ )ノ
で、今日の昼から、学部生のレポートの採点をはじめ、ブログを更新し(笑)、
またまた、論文書いて(これが、最重要かな・・・研究資金獲得という点では)、
こちらは、1日、寝かします。ミスを防ぐためにインターバルをおくわけです。
で、日付が変わって、先ほど、紅茶を飲みながら、アメリカでの研究発表のPower Pointを仕上げました。
・・・あとは、プレゼンの際の「お笑いネタ」を考えればいいだけです(´0ノ`*)
まっ、先週は、全国紙(新聞)の取材があったり、なかなか書き物の時間が、とれなかったから。
それじゃ、ちょっとだけ寝てから、また・・・。
駿河湾の地震「活動は収束」? 地震予知連の島崎会長
ただ、島崎会長は今回の地震が、想定される東海地震に将来与える影響については
「詳しい検討はしていない」とした。
予知連に提出された気象庁などの資料によると、今回の地震による地殻変動によって、
沈み込むフィリピン海プレート(岩板)と陸のプレートの境界に力が加わった領域があり、
その領域で12日に誘発されたとみられるマグニチュード(M)2・5の小さな地震が起きていた。
島崎会長は「あれだけ大きな地震なので、何らかの影響がプレート境界にあると思われていた。
実際に(境界で地震が発生するという)影響があったが、既に収まっている」と述べた。
同席した気象庁の担当者も「余震も順調に落ち着いてきている。
(東海地震発生前に起きるとされる前兆すべりと呼ばれる現象を検知するための)
ひずみ計にも異常な変化はない」と強調した。(共同)
コメント:
・・・と、以上のように、予知連は、言ってますが、過去に何度も誤りをしました。
私は(というか多くの人が)、14年ほど前に、大変な目にあいました。
油断なされぬように。
メタボ患者、新型インフル死亡率上昇の恐れ
肥満などメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や妊娠は、新型インフルエンザによる
死亡の危険性を高める恐れがあることが、フランスの研究チームの分析で明らかになった。
肥満は、これまでの季節性インフルエンザでは死亡の危険因子とは考えられておらず、
新型の特徴である可能性もある。研究論文は欧州の専門誌(電子版)に掲載された。
研究チームは、世界保健機関などが発表したデータをもとに、4月~7月に新型インフル
エンザで死亡した27か国の574人を分析。
生前の健康状態が分かる241人のうち9割に持病があった。
最も多かったのが、そのうちの3割を占める肥満や糖尿病などのメタボ患者。妊婦は、
死亡した20~39歳の女性の3割で、季節性インフルエンザと同様に新型でも死亡の
危険性が高まるとみられる。 (読売新聞)
コメント:
メタボ関連疾患患者と妊婦は、準備している新治療法を前倒しで使わざるを得ない情況が予想より早まるな・・・。
新型インフル、チリで七面鳥に感染 人・豚以外で初
チリ政府は20日、首都サンティアゴ近郊の農場で飼育する七面鳥が、
新型インフルエンザに感染していたことを確認したと発表した。
ロイター通信によると、豚や人以外への感染の確認は初めてで、保健関係者は警戒を強めている。
感染がわかったのは、サンティアゴから約120キロの海岸地域にあるバルパライソの2カ所の農場。
農場側が卵の生産の落ち込みを報告したことがきっかけで判明した。
農畜産当局によると、他の地域への感染拡大は確認されていないという。 (Nikkei net)
コメント:
今の新型の「第1波」が鳥類に拡大したことで、強毒タイプへの変異の懸念が更に高まった。
新型インフル、子供の意識障害に注意 小児科学会、受診勧める
日本小児科学会は22日までに、新型インフルエンザに感染した子供の意識が低下している場合、
インフルエンザ脳症を起こしている可能性があるとして注意喚起した。
脳症を起こすと死亡や障害が残る恐れがあり、小児科などの受診を勧めている。
強い解熱剤は症状を悪化させる場合もあることから「必ず医師に相談して使ってほしい」と求めた。
厚生労働省によると、
同日までに新型インフルエンザに感染して脳症を起こした子供は4~14歳の計6人。
いずれもけいれんや意識障害を起こして入院したが、死亡例は出ていない。
同学会はインフルエンザ脳症の早期症状として、
(1)呼びかけに答えないなど意識レベルの低下がある
(2)けいれんやけいれん後の意識障害が持続する
(3)意味不明の言動がある――のいずれかの症状があった場合、医療機関を受診することを勧めている。
コメント:
季節インフルでも同様なのですが、特に子供には、安易な「市販の解熱剤」の使用は、
控えたほうがいいでしょう。
新型インフル:タミフル耐性は確認されず 死亡患者らのウイルス解析
沖縄県では15日に基礎疾患を持つ新型インフルエンザの感染者が死亡。
その後も1~13歳の男女3人が重症となった。(共同通信)
コメント:
今の「流行期」は、やはりまだ「第1波」の継続だということ。
ただし、この流れで、11月ごろ、季節インフルが同時に流行しだすと、非常に難儀な情況になる。
水とダイエット
ダイエットのみならず、「アンチエイジング」の観点から重要なのは、水を飲むこと。
基本的には、体重の20分の1の水を毎日飲めばいい。
まあ、60kgならば、1日3リットルくらい。
これだけ飲めば、胃の中は絶えず水が充満しているから、空腹感がそれほど起きない。その結果として、食事量、特に、間食をする気もおこらない。
なお、硬水か軟水かといわれれば、硬水ほど、身体にはよく、空腹感も減少させるので、ダイエットには良いといわれる。
日本で販売されている最硬度のものは、コントレックス。
まあ・・・味は、よくないし(まずいし)、飲みにくい。ただ、これを3ヶ月間、毎日3リットル飲んだメタボな人は、今のところ、体重が平均5kg減少し、各種血液生化学データも改善している。
ただ、軟水のほうが、ずっと美味しくて飲みやすいので、初心者は、軟水から始めたほうが無難かもしれないが。
私は、特にダイエットをするつもりはなく、健康体なので、美味しい軟水を、まあ、1日2リットル程度、飲んでます≧(´▽`)≦
東京都、インフルエンザ定点当たり届出数が2人を超える
東京都によると、33週(8月10日~16日)のインフルエンザの定点当たり届出数が「2人」を超えた。前週は1.68人だった。この時期の流行は過去に例がなく、また最近検出されたウイルスのほとんどが新型であり、新型インフルエンザの流行が拡大していることを裏付けている。
33週の届出患者数は545人で、定点当たりでは2.14人となり、前週の1.68人から増加した(定点数は255)。
男性296人、女性255人で、若干だが男性が多くなっている。年齢別では、10歳未満が181人、10歳から14歳が121人、15歳から19歳が72人、20~29歳が73人など若い世代に感染例が目立っている。30~39歳が39人、40~49歳が34人、50~59歳が17人、60~69歳が5人、70~79歳が2人などとなっている。
東京都健康安全研究センターが行っているウイルス検出検査では、2008/2009シーズン(8月9日まで)はAソ連型が46.6%、A香港型が23.2%、B型が21.3%で、新型は9.0%に過ぎなかった(n=479)。しかし、28週以降の検出ではすべて新型インフルエンザウイルスとなっており、最近の流行は、新型インフルエンザの流行といっていいようだ(日経Med)。
コメント:
緊急会議から、帰席したので、東京都の例を紹介。
都内に限らずだが、医療機関に、他の疾患・怪我、お見舞いにいかれる方は、特に、外出・帰宅時に嗽・手洗いは、念入りに、してくださいね。