5話 “心理?スピ?インストラクター俺様化”
の背景と構造
前回のラストにも出てきたけど、
心理?スピ?のインストラクターやカウンセラーで、
「俺様化」していく人たち、
わりとよく見かけへん?
別にその人たちが悪いわけじゃない。
むしろ最初は、“自分を大切にしたい”
って願いが根っこにある。
けど、それがいつの間にか…
・反論はシャットアウト
・「自分の直感がすべて」
・「あなたにはわからない」
・「否定する人はブロック」
…っていう、俺様の塔を築き上げてしまう流れ、
あるあるなんよね。
■ 「自分の正しさを守りたい」本能
この俺様化の一番の要因は、
快ドーパと防衛本能の合体技。
元々、心理やスピで大事にしてるのは、
・“いい人”をやめて、自分を取り戻す
・「こんな私でもOK」と思える安心感
やねんけど、
ここにドーパ型がハマると、
「こんな私でOK」→「私が正しい」→「他の意見は不要」
っていう、“防衛型ドーパ”モードに突入してまう。
これ、本人は無自覚やし、
「私は本音で生きてるだけ」
って思ってるからタチが悪い(優しい意味でな!)。
■ コメント欄閉鎖事件に見る構造
たとえば…
以前にあった、某有名人が
ブログやSNSのコメント欄を突然閉鎖した事件。
・「批判コメントがしんどい」
・「私は好きなように発信したい」
・「だから“否定の場”はいらない」
それ自体はもちろん自由やねんけど、
裏には
「私の世界観にフィットしない声はシャットアウト」
「耳の痛いことを言う人は、否定者=敵」
っていう“ドーパの敵味方回路”が走ってることが多い。
■ なぜセロ型はコメント欄を開けるのか?
面白いのは、セロ型の人たちは、
わりとコメント欄を開けたがる傾向にあること。
・フィードバックをもらいたい
・交流がしたい
・一方的じゃなく、対話を大事にしたい
でも、セロ型が「いい人モード」でいすぎると、
批判に傷つきすぎて、
逆に“引きこもりモード”になることもある。
結局、身体感覚で安全を感じられてるかどうかがカギやねん。
■ 「インストラクター=導く人」になった瞬間のズレ
もう一つ大事なのは、
「教える側になったときの自我の反転」。
それまで「悩んでた側」だった人が、
講座を受け、資格をとり、
「インストラクターになりました!」ってなると…
・「私は伝える立場」
・「私は分かってる側」
・「私は前を行く人」
って意識が生まれる。
ここで、“前に立つ私”を守るドーパミン”が
発動しやすい。
でも実際には、身体はまだ「学び途中」のままやから、
思考と役割だけが先行して、空中戦みたいな発信になる。
■ じゃあ、どうすればええの?
まず、「インストラクターになった=完成形」やと
思わないこと。
(これはどんな資格でも一緒)
むしろ、スタートラインに立ったんやな
って、私は思ったことがある。
それから、「私様の直感」だけを根拠にせずに、
身体感覚・実感・検証とセットで言葉を紡ぐこと。
スピ界では、
直感のような検証がムズカシイものが降りてきた時に、
それでも検証しようとする人?姿勢?を
「審神者(さにわ)」という。
審神者する姿勢ってほんま大事やと思う。
そしてなにより、
“選ばない自由”も含めたゆるさを、
自分に持たせてあげてほしい。
次回は、
「母性と自由の誤解〜ママとスタバ問題から考える〜」へ突入!
・なぜ“私ファースト”がモヤっとされるのか?
・ドーパ型の快楽とセロ型の我慢のすれ違いとは?
…など、現代ママ社会の違和感をじっくり掘っていくで!
あなた自身の脳のタイプを知ると、楽しく読める構成になっています↓
内から整える方法のひとつです