4話 「〇〇してもいい!」の誤解と暴走
「やりたくないなら、やらなくていい」
「怒ってもいい」
「泣いてもいい」
「食べたいなら食べていい」
この言葉たち、
本来は “抑圧からの解放” をサポートするための、
めちゃくちゃ優しいツールやねん。
でも、そこにドーパ型が乗ると、話がややこしくなる。
■ 「してもいい」は、“して当然”ではない
まずはここがズレポイント。
「してもいい」っていうのは、選択肢が増えるって話。
でもドーパ型がハマると、
「私がそう思ったんやから、やるのが当然」
「怒るのも当然、泣くのも当然」
「止めるなんて、抑圧でしかない!」
っていう、“俺様の当然”化が起こる。
■ 「我慢してたセロ型」が反転するとどうなる?
元がセロトニン型の人が、長年“いい人”やってて、
心屋で「怒ってもいい!」って言われたとする。
「うおおお、私、ずっと我慢してた!」
「これからは怒っていくで!!」
「私が大切にされてなかったのは、我慢してきたからや!!」
ここで快ドーパが発火して、
セロ→ドーパへの逆転現象が起こる。
穏やかで共感的だった人が、
突如オラオラ私様モードになるパターン、
めっちゃ見たことない?
■ “解放された私”が一番こじらせる
解放された瞬間って、ドーパミンが最大値になる。
テンションも上がるし、自己肯定感も爆上がり。
その状態での思考って、
「今の私が正しい」
「やっと本当の私を生きてる」
「これまでの抑圧は全部外に原因がある」
ってなりがちやねん。
だから、本人は解放のつもりでも、
まわりは暴走に見えることもある。
■ インストラクターが俺様化する背景
で、よくあるのが
心理やスピを勉強した人の“俺様化”。
・私、この考えで解放されたんです
・だから今は、「やりたいことしかしません」
・周りがどう思おうと、私は私!
…いや、それ、最初はよくても、
だんだん“周りを否定する私様”になっていく。
しかも、そこには“体感のない思考の解釈”だけが残って、
身体感覚も整わないままやから、
思考バリバリのスピ自己肯定モンスター化することも…。
■ 本来の「〇〇してもいい」は“選べる”状態をつくる
本当の意味での「〇〇してもいい」って、
自分の身体や感情と丁寧に向き合って、
「今はやめとくわ」って言える余白もある状態。
・怒ってもいいけど、怒らなくてもいい
・食べてもいいけど、食べない選択もできる
この“どっちでも選べる”のが、「自由」やねん。
■ セロとドーパの混線に気づけるとき
「我慢してきた自分を許す」
「本音を出すことが悪くないと知る」
このプロセス自体は、めっちゃ大事。
でも、快ドーパで“自分中心”に暴走する前に、
一度、「どこで感じてる?」って聞いてほしい。
その“してもいい”は、快感?防衛?それとも本音?
ここを丁寧に見ていくことが、解放の質を変えてくれる。
次回は、
勉強した人たちの“俺様化”が起きる仕組みについて、
さらに深堀りしていくで!
あなた自身の脳のタイプを知ると、楽しく読める構成になっています↓
内から整える方法のひとつです