5話 “グルアセ領域”=ほんまもんの感覚世界
「感じて」って言葉、スピ界ではよく聞く。
でも私たちノル+グルはここで立ち止まる。
その“感じる”って、どこから来た感覚なん?
前回までで見てきたように、
セロトニン型の“安定志向”や、
ドーパミン型の“テンション志向”だけじゃ、
ほんまの感覚にはなかなか届かへん。
その上にある、“グルアセ領域”。
(グルタミン酸+アセチルコリン)
これが、いわゆる「ほんまもんの感覚世界」やと思う。
■グル=知覚の広がり
グルタミン酸型の感覚は、知識や体験が積み重なって
「なるほど!」「こう繋がるんか!」って腑に落ちる系。
これは、単なる快不快の反応じゃなくて、
体と脳と心がリンクする感じ。
知識を感覚にまで落とし込んで、身体で“わかる”。
例えるなら、
ただ「美味しい」って思うんじゃなくて、
「この苦味は○○の焙煎やな」って、知識で深まる感覚。
■アセ=全自動の精密感覚
アセチルコリン型は、もう“無意識で精密”。
いちいち言語化してから動くんじゃなくて、
「感じたら、もう動いてる」。
しかも、ズレてへん。ピタッと合う。
舞台に立つプロの演者が、
「この空気の“間”でセリフを変える」っていう時、
あれはもうアセチルの領域。
ゾーンに入ってるとかも同じ領域。
■「感じて動く」は、グルアセの仕事
ここまで来ると、「感じて動く」っていうのは、
反応じゃなくて、統合やねん。
脳のあちこちを使って、でも自動的。
「直感です」って言いたくなるスピな人も、
その多くはドーパ感覚やセロ安定志向の“直感っぽいもの”やったりする。
でも、グルアセはその先。
知的好奇心も満たされて、勝手に身体が動いてて、
しかもズレてない。これが“ほんまもん”。
■だからこそ土台が要る
でもここで大事なんが、
ノル(違和感のセンサー)や、
グル(知識と感覚の統合)っていう“土台”があってこそ、
アセチルが活きるってこと。
セロドーパだけで無理やりアセチルを真似ても、
「当たった〜!すごいでしょ〜!」っていう
ドヤ顔ドーパになっちゃう。
それじゃあ“ほんまもん”じゃない。
私自身、キネシオロジーやリンパケアを通じて、
このグルアセ領域の「整う感覚」を深めてきた。
だからこそ言いたい。
「感じて?」って言葉は軽いけど、
その先にある感覚世界は、軽くないし、めっちゃ深い。
次回は、「“感じて”って誰でも言えるけど、
そこに本物の“整い”はあるのか?」
スピの言葉と身体感覚のリアルを、もう少し深く探っていきます!
あなた自身の脳のタイプを知ると、楽しく読める構成になっています↓

