4話 ”感じる”って、じゃあ結局どの脳で感じてるん?
―ドーパセロに巻かれた感覚、グルアセに目覚める感覚―
◆導入:「感じて?」って、どの“脳”で感じてるん?
スピ系でよく聞く「感じて?」「思考はいらないよ?」
…これ、耳障りはいい。
でも、どの脳で感じてるかって、めっちゃ重要!
セロトニン型の人が「安心」「静けさ」を感じた=“感じた”
ドーパミン型の人が「高揚感」「ワクワク」を感じた=“感じた”
この「感じた」って言葉、
グルタミン酸+アセチルコリン(=感覚中枢)からの本物のフィードバックとは、
全然別物のことがある。
◆展開1:「感じた!」が“快・不快”で終わってない?
セロやドーパ主導の“感じる”って、
多くは「快 or 不快」の二択。
でもこれって、実はめっちゃ反射的な脳の動き。
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快:これ好き!心地よい!YES!
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不快:なんかイヤ、怖い、違和感!NO!
→ これ、爬虫類脳〜哺乳類脳の反応で、
人間脳(大脳新皮質)まで行ってへん。
そして問題は、
その反応を「自分の感覚やから正しい」と思い込むとこ。
それ、ほんまに“自分”の感覚?
◆展開2:「ほんまもんの感覚」は、ノル→グル→アセの連携で起こる
ここが今日の本題。
「感じる」=反応ではない。
「感じる」=入力された何かを、全身で“受け取って”、静かに“戻す”。
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ノルアドで「ん?」と気づく
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グルタミン酸で「それって…こういうこと?」と関連づける
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アセチルコリンで「じゃあ私はこう動くわ」と静かに動く
この3ステップが揃ったときに、
はじめて「感じた」→「生きた動き」になる。
◆展開3:「思考はいらない」じゃなくて、
「反応を超えて、身体で理解する」
アセチルコリン型の人がたまに見せる“説明できないけど分かってる”動き。
それは、言葉が出る前に身体が動いてる感じやねん。
これはドーパの「とりあえず動く」とは真逆。
自律的で、選ばれた動き。そこに無理や誤魔化しがない。
これこそが、「感じて動く」の完成形。
つまり、思考停止ではなく、深い理解を伴った直感。
◆まとめ:「感じる」って、静かな知性
「感じる」って、なんとなく優しそうな言葉やけど、
ほんまの意味では、ノルグルアセの緻密な共同作業なんよ。
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ノルの気づき
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グルの文脈づけ
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アセの選択と実行
この連携があるからこそ、
誰かの言葉や空気に巻かれず、“自分のセンサー”で感じる力が生まれる。
◆感じる整えワーク:
「自分にとっての“快”を疑ってみる」
いつも“心地いい”と思ってる場所、食べ物、人間関係…
一度ノルの視点で「ほんまに今の私に合ってる?」と問い直してみて。
そこで静かに残る感覚が、
グルアセが拾った“ほんまの感覚”かもしれへん。
次回はいよいよ、
「ニュータイプ的直感と脳型」の話に突入予定!
ガンダムかい!と思ったあなたは、より深く理解できるかも。
あなた自身の脳のタイプを知ると、楽しく読める構成になっています↓

