2020年7月6日
昼過ぎ。テイクアウトの海鮮丼を食べながらのブログ。
午前9時。高崎市役所を訪問。富岡市長とサシの会談をやった。午前10時30分。視察のため、群馬県を訪れた牧原秀樹経産副大臣が来庁。知事室で30分ほど、意見交換した。午前11時からの経産省と県の会議にも出席。冒頭、知事として挨拶した。
経産省から提案のあった人材マッチング事業に関しては、群馬県での実施も前向きに検討する。
昨日、行われた東京都知事選挙で、小池百合子知事が圧勝の再選を果たした。選挙前に飛び交っていた様々な批判や悪口を物ともしない大差の勝利だった。政治家の評価は、選挙の結果(=民意)で決まる。シンプルな原則だ。小池知事の政策が「有権者(都民)に支持されている」ことが証明された。心からお慶びを申し上げたい。
人口、予算規模、都庁の職員数…。どれを取っても、東京は都道府県の中で、飛び抜けた存在だ。都知事は(実質的に)その東京の市長と知事を兼任している。都知事の権力が大きくなるのは当然だ。
実際、新型コロナ感染は、首都東京での拡大が止まらない限り、全国的にも収束しない。日本経済も、東京が復活しなければ、元には戻らない。
だからこそ、小池都知事には、(引き続き)首都の新型コロナ対策や経済対策に強いリーダーシップを発揮していただきたい。特にコロナ対策に関しては、群馬県としても、東京としっかり連携を図らせていただこうと思っている。
今回の選挙を通じて、各政党や候補者の本当の実力(影響力)も、白日の下に晒された。全体として言うと、ほぼ予想どおりの展開だった。小池知事が苦戦するかのような一部の見方は、最初から全く信じていなかった。
同時に、(選挙研究家を自認する同じ政治家の目から見ると)「なるほど、選挙とは難しいものだ」と痛感せずにはいられなかった。
数字をよく見て欲しい。得票数で他の候補を圧倒したとはいえ、小池知事の得票率は59.7%(約6割)だった。逆に言うと、投票した都民の4割が、現職知事以外の候補者に1票を投じたということになる。
正直言って、このデータには少し驚いた。小池知事の高い知名度、ここ数ヶ月間の圧倒的な露出度、過去4年間の実績等を考え合わせると、得票率は「少なくとも7割を超える」(8割を超えても不思議はない)と思っていたからだ。当然、「得票数も400万票を超え、歴代最多得票を記録する」と予測していた。結果は366万票。歴代2位にとどまった。
群馬県にとって、小池知事の再選はグッドニュースだ。しかしながら、今回のブログで、「都民に圧倒的な人気を誇る知事」と表現出来ないのが、ちょっぴり残念だ。
ちなみに、ルーキー知事の自分だって、昨年7月の知事選(初陣)で「75%の得票率」(群馬県知事選史上最多得票)をマークしている。小池知事の実績や存在感を考えれば、得票率8割でも全く不思議はない。
過去5回の全県選挙を経験した。それでも選挙って恐い。冷徹な事実を突きつけられる。万一、3年後にもう一度、知事選を戦うことになったとしたら、死に物狂いでやるしか生き残る方法はない。そのことを再認識した。
さあ、午後の日程が始まる。