本日、技術士の筆記試験の合格発表がありました。
●合格者の方へ
合格された方、おめでとうございます!
コロナ禍でいろいろあったと思います。
頑張りましたね。
次なる口頭試験の勉強に全力を尽くしてください。
今日は、口頭試験でやってはいけないことを3つほど述べておきます。
いろいろな方の話を聞いている、以下の3つのことをやるとよくないです。
1つ目は、試験官に対して感情的になって反論するのは、よくないです。
受験生に対して、心無い言葉を投げる方がいます。
ただし、そこで感情的になってはいけません。
何事にも謙虚である必要があります。
反対意見を述べず、全て言いなりになるのが良いというわけではありません。
しかし、感情的になるのはダメですし、相手方の意見を理解・同感しないまま、反論するのはよくないという意味です。
面接官を大切な顧客だと思って対応してください。
2つ目は、技術者倫理や技術者としての姿勢を理解していないのは、よくないです。
このため技術士法や「技術士に求められる資質能力」について、必ずチェックしておく必要があります。
「技術士に求められる資質能力」の解説を見たい人は、こちら をクリックしてください。
3つ目は、自らの業務概要について答えることができないのは、よくないです。
当たり前と言えば当たり前ですが、
申込書に書いた業務経歴や業務内容について、試験官から基本的な質問されたにも関わらず、これに答えることができないと減点されます。
なぜなら、受験生の業務経歴詐称の疑いをもたれるからです。
また、受験生が本人であることも確認できないことになります。
ちなみに、今年の試験問題や技術的な一般知識については、答えることができない場合もあります。
その場合は、「確認不足でした。帰ってから調べておきます」と回答すれば誠意が伝わります。
ちなみに、技術士を目指す人の会では4名が受験して2名が合格していました。
おめでとうございました!
●不合格者の方へ
不合格の皆様。
残念でした。
公私共に忙しい中で、受験された方は、さぞ悔しかったでしょうし、苦労が叶わなかったので悲しかったでしょう。
自宅でお酒を飲むのもいいでしょうし、好物を食べてもいいでしょう。
そして、今日はゆっくり寝てください。
しかしながら、諦めないでください。
もちろん、人生において技術士試験が全てではないので、続けるのも、やめるのも、ご自身の選択です。
正解とか不正解とか、ないんですね。
それでも、諦めないでください。
以前、読んだ本に書いてあったことです。
「高齢になった後、40代をふり返って思うことは何か?」という質問に対して、多くの方が次のように答えたそうです。
「あの時にあれをやっておけばよかった」なのだそうです。
やっておけばよかったことは、独立や告白や旅行だったのかもしれません。
でも、多くの場合、もっと頑張っておけばよかったという後悔のようです。
諦めてしまうと、死ぬまえに、あの時に諦めめなければよかった、と後悔することになります。
技術士の試験もそうだと思います。
幸いにも、不合格でも失うものは少ないです。
また、才能ある貴重なエンジニアが技術士になることを諦めることは社会的な損失です。
ですから、もう1回、もう1回、頑張ってみましょう。
●試験対策
※ 技術士合格法のテキストを見たい方は、 こちら をどうぞ。
※ 令和2年の予想問題と解答例を見たい方は、 こちら をどうぞ。
※ 令和2年の試験問題と解答例を見たい方は こちら から順番に1つずつ見てください。
※ 令和元年の試験問題と解答例を見たい方は こちら をどうぞ。
※ 【技術士対策】のコラムを読みたい方は こちら をどうぞ。