メラビアンの法則というのをご存知でしょうか?
誰かから、提案があった場合、それに賛同するかどうか決定する決め手は、
①提案者の見た目が、6割
②提案者の声のトーンや話し方が、3割
③提案の内容が、1割
なのだそうです。
目で見た印象、耳で聞いた印象を合わせると9割。
内容は1割です。
つまり、
提案に賛同するかどうかは、その内容ではなく、誰が提案したかで決定されてしまうわけです。
顔見知りであれば、「君がいうのであればそうしよう」となるのは理解できます。
しかし、メラビアンの法則によれば、初対面の場合であっても、最初の第一印象、わずか数十秒で、その提案が受け入れらかどうかは決まってしまうというわけです。
もちろん、ケースバイケースだと思います。
全てが第一印象で決まるわけではありません。
でも、第一印象が大切であることは間違いないわけです。
このため、面接や口頭試験において、第一印象で損をしてはいけません。
第一印象で面接官や試験官に好印象を与える必要があります。
では、何に気を付けた方がいいのか?
簡単に言えば、面接官と似たような恰好をして、似たような声のトーンで話せばいいんです。
誰しも、自分と共通点のなる人間に共感をおぼえます。
だから、できるだけ、面接官と同じような服装、しゃべり、立ち振る舞いをすればいいわけです。
面接官というのは、スーツを着ていることが多いです。
黒、グレー、紺のスーツ。白いシャツ。
トランプ大統領や安倍首相をイメージしてください。
ただし、ネクタイは、眩しい赤やスカイブールや黄色ではなく、地味目がいいですね。
面接官の質問は短いわけです。受験生に聴き取りやすいよう配慮されています。
このため、質問への回答も短いほうがいいです。
質問するからには狙いがあるわけですが、その趣旨を捉えた答だけを、必要最小限の短い言葉で述べることが求められます。
質問はゆっくりしたスピードで話されます。
このため、回答もゆっくりした方がいいです。
緊張すると、ついつい、早口になります。だから、意識して、スピードを緩めて話をする必要があります。
ゆっくり話すことを意識するだけでだいぶ違います。
それから、緊張するのは嫌なものですが、緊張することは悪いことではありません。
適度な緊張は、誠実さのあらわれに見えます。がんばっていること、面接官をリスペクトしていることが伝わります。
口頭試験では、自信満々な態度というのは好印象にはならないです。
それに、過度な自信は、自らの正当性を主張する原因になり、面接官との口論することになりかねません。
そうなると、残念な結果が待ち受けています。
面接官を、大切なお客さまだと思うくらい、謙虚さをキープしてください。
こうしたことに配慮して、面接官や試験官に親近感を感じてもらえれば、自ずと結果が伴います。
というわけで、口頭試験を受ける際、第一印象を大切にしてください。