H31技術士合格法(6.2:予想を的中させる) | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

(3)予想を的中させるためにやるべきこと

テーマを予想するため、マトリックスを作る必要があります。
 これまでに述べたように、マトリックスを完成させるためには、2つの条件を設定する必要があります。
 技術士二次試験の筆記試験において、2つ条件とは何でしょうか?

 

1つ目の条件、それは「出題頻度」です。

 

全ての資格試験に共通して言えることですが、試験には必ず出題頻度の高いテーマが存在します。

こうしたテーマは、重要だからこそ繰り返し出題されるわけです。

出題頻度は、過去問を調査・集計することによって把握できます。

過去の頻出頻度の高いテーマが、重要なテーマになるわけです。

出題傾向が条件の1つになることは予想できたと思います。

それでは、2つ目は何でしょうか?

 

2つ目の条件、それは「話題性」です。

 

どんな技術部門でも、話題性の高いテーマが存在します。

話題性が高いということは重要であることを意味します。

技術士がコンサルタントの資格だからです。

コンサルタントは、顧客から相談されたことについて、プランを提供する仕事です。

そして、顧客は、今話題になっている技術が問題解決に直結するかどう質問したいはずです。

試験官サイドとしては、有資格者としてコンサルタントを世に送り出す以上、試験の合格者が最新技術に疎いようではまずい、そう考えているわけです。

話題性の高いテーマというのは、今日的なものです。

こうしたテーマは、過去に何度も出題されているようなものではありません。

過去に一度も出題されていない可能性もあります。

このため、話題性の高いテーマは、過去問を調査しても抽出できません。

別の方法で情報収集する必要があります。これについては後述します。

 

下図に示すように、「出題頻度」と「話題性」の2条件でマトリックスを作ることができます。

このマトリックスによって、各テーマを整理します。

これにより、試験で出題される可能性が高い、「極めて重要なテーマ」を抽出することができます。

このテーマを重点的に勉強するべきです。

同時に、試験に出題される可能性が低い、「重要ではないテーマ」を抽出することが可能です。

このマトリックスを使うことで、効率的・効果的に勉強することができます。

 

 

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