本日ご紹介する本はこちら。
●グライダーではダメ
オトナになって勉強したいと思う。すると、
それは、大学や大学院かもしれないし、
●思考の整理とは
テレビを観たり、本を読んだしたら、様々な情報や考え方を知ることができます。
これはこれで貴重なことなんですが、この段階では、一次情報を手に入れたに過ぎません。
では、重要な部分をコピーしたり、いい録画だけ残して、後は削除することはどうでしょうか。これはこれで重要です。でも、これでもまだ一次情報なんです。
なぜ、一次情報なのか?
それは情報や他人の考え方をそのままの形だからです。
思考を整理するためには、抽象化が不可欠です。
一次情報を二次情報にランクアップさせるためには、一手間が必要です。
手に入れた情報や考え方をコンパクトにする必要があります。ざっくりとした概要を作るべきだと作者は言ってます。情報を整理して、不要な部分をそぎ落とします。そして、重要なポイント(主題)は何なのかを熟考します。重要なポイント。こうした圧縮された情報が二次情報になります。
作者は自分で作った二次情報をノートに残せと言っています。そうでしょう、これへ勉強になると思います。
ただし、思考の整理はここでは終わりません。作者は二次情報を三次情報に昇華させる必要があると言っています。
では、三次情報とは何か?
三次情報とは、独自の発想や発見です。
例えば、リンゴ、ミカン、イチゴ、パイナップルの情報は一次情報。フルーツ全般についての見解は二次情報。甘くてカラフルな果実の持つ意味まで考えれば三次情報になります。作者は三次情報まで昇華させることを重視さています。
では、どうやって三次情報を手に入れるのか?
そのためには、別の視点が必要です。
具体的には、二次情報に関するメモを残しておきます。そして、これをしばらく寝かせておいます。
無理やり考えても、同じことを考えるばかりで、別の視点を取りいれることはできなよいようです。だから、しばらく放置する。忘れてしまうくらいがいいそうです。
そして、他の分野の書籍を読んだり、いろいろな経験をしたり、或いは二次情報に関するノートを読み返したとき、突然、アイデアが舞い降りてくるのだそうです。
このアイデアを広げ、深めることで、発想や発見が生まれるというわけです。
一次、二次、三次情報に変化させることを、作者は「抽象化のハシゴ」を登ると表現しています。
これは勉強になりましたね。
★具体的な勉強法
いつ、どこで、誰が、何を、どうやって、なぜ、勉強するのか、整理しておきます。
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