本日ご紹介する本はこちら。
●独学が必要な理由
今、なぜ独学が必要なのか?
一つ目の理由は、時代の流れるスピードが早すぎるからなのだそうです。
大学やセミナーでいろんなことを学べます。
最初はその知識を使って仕事ができます。
でも、今の時代、スピードが早すぎる。ちょっと前の知識はすぐに時代遅れになります。
教えてもらった知識はすぐに使えなくなるわけですから、自ずと独学によって新しい知識を身につける必要がある
というわけです。
二つ目の理由は、イノベーションが必要だからです。
先ほども説明した通り、時代の流れるスピードは早いです。
商品が陳腐化するのも早いです。
そうなると、新しい商品を開発する必要があります。
つまり、イノベーションが必要になるわけです。
イノベーション、言葉にするのは簡単ですが、それをどうやってればいいか誰も教えてくれません。
というわけで、自分で学び、自分で考える必要があるわけです。
三つ目の理由は、高齢化社会だからです。
人生100歳までという時代が到来しようとしています。
そうなると、現役でいる時間が長くなります。
60~70歳で再就職なんてことは通常化します。
そして、その時、新しいことを覚えることが求められます。
そう考えると、現段階から、独学する習慣を身につけておく必要があるというわけです。
僕が感じたこととしては、独学は、自主性を持って生きていくために必要なんだと思いましたね。
仕事をしていると、誰かの言葉に傷ついたり、誰かの反対を受けたりします。
指示や依頼されたことについて、何で自分がやらなければならないだろうか、なんて思いをすることがあります。
そんなとき、自分で考えて、自分の責任で行動するためには、やっぱり勉強が不可欠です。
自分の意志で勉強する、それが独学ですね。
●どうやって独学すればいいのか
作者は、リベラレルアーツ、つまり、教養を勉強するべきだと言っています。
この本に書いてあった勉強方法を僕なりに解釈すると次の3つのステップが独学のコツになります。
❶テーマを決める
自分らしいテーマを決定します。
もう少し噛み砕くと、なぜそうなるのかを探究したり、自分らしい気付きや意見を発したりすることです。なぜ、そのトラブルが発生したのか考えたり、今後どんな技術が必要か考えたりします。
本格的な独学をする前に、自分が感じた疑問、自分なりの見識について、方向性を決める必要があるわけです。
❷インプットする
テーマに沿った本を読みます。もちろん、情報源はテレビや映画でもいいし、人に会ってもいいし、現地に行ってもいいです。
でも、やっぱり本が一番効率的なんだと思います。
作者はいい本は3回読むべきだと言っています。
1回目と2回目がインプットです。
1回目で重要なところ、気にいったところを抽出します。
2回目はその時に重要だと感じたところと気にいったところを再抽出します。
3回目が抽象化・構造化です。これについては次で説明します。
❸抽象化・構造化する
抽象化・構造化は、仕入れた情報の本質を捉え、他の事にも応用できるように整理することを意味するのだと思います。
成功経験と同じ事象が発生すれば、成功したときの方法をそのまま再現すれば成功を導き出せます。
しかしながら、多くのことに言えることですが、同じ事象が発生する可能性は極めて低いです。
情報というのはそままでは使えないことが多いのです。
このため、ちょっと違う事象が発生してもちゃんと対応できるよう、経験や情報の本質を見極める必要があります。
ケースバイケースで活用できるよう、経験や情報の本質を体系的に整理しておく必要があります。
というわけで、独学とは、学校等に行かず、単に独りで勉強することではありません。
❶テーマを決めて、❷インプットして、❸抽象化・構造化することなんです。
なるほどですね。
★具体的な勉強法
いつ、どこで、誰が、何を、どうやって、なぜ、勉強するのか、整理しておきます。
※203冊目は「勉強」。これを見たい方は、こちら をクリックしてください。
※202冊目は「世界最速超記憶法」。これを見たい方は、こちら をクリックしてください。
※201冊目は「人生を豊かにする学び方」。これを見たい方は、こちら をクリックしてください。
※200冊目は「学問のすすめ」。これを見たい方は、こちら をクリックしてください。